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暮らしと古民家

折々に気付く暮らしと豊かさと

2025-09-07 09:45:34 | 日記
 カラフルに積まれた積み木の色は十人十色と・・・
おぼつかない・・・手首を廻してカタチを造り・・・
黒で包み隠した心は見透かされぬように・・・
取り返す・・・幼心は果ての果て・・・。



棲み分けしたひとの暮らしは垣根を越え・・・森に届く暮らしは飲み込まれ・・・
けたたましく着飾っては目を伏せるけれど・・・
自分を探した夢の場所は・・・里も郷の山も滲んで揺れる・・・。



口火を切ったのはいつの頃と・・・文明開化と口ごもり・・・
大海原に明かりを灯しても・・・
目を塞ぐ鋭い暗闇と・・・眩しすぎる病を知らない世代は受け入れて・・・
白黒緑と赤青黄色・・・
クレパスに広がる彩りは強すぎるのかも。

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食べ尽くす

2025-09-06 20:57:51 | 日記
 容易く泣いてた暮らしは・・・
探しても生み続けられないように・・・
沢山の人に囲まれて・・・混ぜこぜの家族に守られ・・・
ホロホロ数えた暦の隙間を歩く子供は・・・
後ろを見ながらおぼろげに・・・過去を知りたがる・・・。



歩いて行ける距離を歩幅で数え・・・
身の丈知らずの男の顔は・・・
どこを見つめた、ため息を・・・
どこに差し出し、人差し指に願いを込めて・・・
指で測った行き先を・・・脇目も振らず進み継ぐ・・・。



始まりは、指先一つの細さで・・・
お終いは・・・年輪を指折り数えて追いつかない・・・
人の寿命を食い尽くし・・・
クフクフお腹を鳴らした暮らしは・・・
食べ散らかした竜宮城を後にして・・・
白々暮らしを包んでしまう。






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踊る

2025-09-05 20:41:27 | 日記
 尋ね人に尋ね・・・砂を落とし、たどり着いた矢先に渡された・・・
古い旅の途中の寝言をいくつか語り継ぎ・・・
手ほどきを受けたシワだらけの手の平と・・・
口溶けの甘さを教えてくれた・・・小さな灯の下と・・・
口数も少ない小言の中に溢れる・・・優しい眼差しは・・・
受けた恩返しの繰り返しで救われる・・・。



助けられない暮らしを寝言でつぶやき・・・
自由ではいられない約束を破ろうとしては・・・
何度となく目頭を熱くしても・・・
不思議な夢は現実を嫌がり・・・目を閉じてきらびやかを創り出し・・・
派手な車はゴールへ目指したがる・・・。



無理難題の知恵が回転扉を廻し続け・・・
むやみな入口も何度か通り過ぎたけれど・・・
派手な音楽と・・・軽快な踊りは夜通し踊り続けて夜風は更けてゆく。















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一歩

2025-09-04 17:56:30 | 日記
 恥ずかしそうな退屈を吹き飛ばすには臆病で・・・
遊び半分で泳ぐには・・・ろくでもない格好で歩き・・・
途中下車出来ない苦労を泣きながら・・・
伝える相手は軒先で雨宿り・・・。



ランドセルをお腹で抱え・・・転んだ拍子にお腹で笑い・・・
自転車で通り過ぎるおかもちは・・・キシキシ笑い・・・
酔いどれ親父の赤鼻は・・・手を取り悩む子供を追いかけ・・・
隣に住みつくネズミの声はかきむしり・・・
町の喧騒は奏でられてゆく・・・。



歩いて見える暮らしの姿はいつでもゆっくりと・・・
寄り添い歩く散歩道・・・。
肩を廻して進んだ距離を片手で担いで・・・一歩前に出る。


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桃源郷

2025-09-03 08:21:14 | 日記
 くらべるでもなく・・・人の住む苛立ちの町と・・・
獣が集う生きる森とでは・・・
溢れんばかりの命が・・・手に取るように暮らし・・・
いつ死んでしまっても青く・・・
これから生きてしまっても紅く・・・
天秤にかける命などない・・・住処を求めている・・・。



神の領域を見つけ・・・
人の愚かさを諭し・・・
崇める八百万に・・・暮らしが残されてゆくまでには遠く・・・
拾い上げた石ころに・・・命を預けるようになるまでは・・・
遊びも仕事も本気では無いのかも・・・。



山に囲まれた桃源郷を見たものは・・・
命を落とすと言うけれど・・・
付いた汚れを拾い集めた暮らしの重さを引きずり倒し・・・
やうやう行き着く場所が命を救う・・・
桃源郷を導き、救われるのかも知れない。
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