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暮らしと古民家

折々に気付く暮らしと豊かさと

戦ごと

2025-08-15 14:09:30 | 日記
 夕暮れは集い、騒がしさの内に・・・迎える年月を拾い上げる度に・・・
身を乗り出して受け止めようと、裸足で乗り出し・・・
川の端を素足で歩くには・・・ガツガツと小石がうるさく・・・
迎え送る穏やかな日々に・・・
ラッパの音は高らかに空を刺す・・・。



来年の今頃と約束を縛り付けては・・・
身の振り方も解らなくなるほど痩せ細る・・・
日差しの向きが傾く山裾に・・・
朝日と夕日が向かい合わせに並んでも・・・
気付かず両手を合わせる人々は・・・
昔むかしと影を追い・・・今年の約束も果たせない・・・。



竜宮城の入り口に立ち・・・震え上がる結末と・・・
沸き立つ歓喜の日々は泡沫と・・・
暮らしに豊かさを・・・勝ち負けに幸せを願うのは他人事に別れ・・・
一度きりのトンネルを・・・振り返ることのない行き先を・・・
ただただ夢見心地のひと時に酔いしれてしまえば・・・
花火の儚さに声を燃やすのは・・・
幼い命の尊さと・・・優しさの夢の中。






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向う

2025-08-14 21:33:05 | 日記
 花開く様子に舌鼓を打ち・・・
蕾も可愛げに指をさされ・・・遠く風を誘い込む・・・
天狗さまの気まぐれに付き合いながら・・・
揺れ動く魂の叫びを迎え・・・
立ち上がる煙にむせながら・・・
両手を合わせて願うのは・・・
幸せに向う定めか・・・約束か・・・。



草の香りもクシクシと鼻をくすぐり・・・
靴のかかとを減らし、うろつき廻り・・・
まだ明けない・・・薄墨の夜空を見上げるには・・・
程遠いクシャミを打ち殺しては・・・
額の汗が流れる音が・・・セミの声ほど聞き慣れて・・・
嘆くそよ風は稲穂を威嚇する・・・。



同時に座った椅子は飛び起き・・・片手を付いた机は波のように踊り・・・
フクフク乾いた波の音は喧嘩腰に頭を打つと・・・
世界の廻る大きな力の限りを受け止めて・・・
機械仕掛けの時は動きを止めて・・・
走り出した暮らしのスピードは止めようもなく・・・
手を挙げて歩道を渡る。





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慰め

2025-08-13 17:14:09 | 日記
 ざっくりと雲を分けた山裾に・・・
シリシリと露の塊が目をくらませて・・・
一寸先も闇とはこの事かと・・・
木々の豊かな森と・・・溢れる川の豊かさが・・・
町を包み隠してしまい、幻想に連れてゆかれる・・・。



余計なものなどいない方が星は廻り・・・
手を付けずにほおっておけば・・・ユクユクと育つのだろうと・・・
木々の音を聞き・・・川面の滑りを確かめれば・・・
荒れ狂う落胆も・・・穏やかな慰めも・・・
時の流れが癒してくれる・・・。



口溶けの霞の中から現れる・・・おひさまの姿に安堵して・・・
許される限りの暮らしを求めれば・・・
後始末もそぞろに・・・踏み入れた食べ残しを粗末にするように・・・
恩を仇で返す始末に涙する。

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おざなりに

2025-08-12 19:58:43 | 日記
 すり傷が交差して・・・古い道具を並べるにも悩み・・・
いつの頃から変わらないのか・・・腕を組むこともなく・・・
良くも悪くも見えなくなるほど、同じ繰り返しは・・・
変わらない幸せと・・・変化しない不安に責められ・・・
いつもの暮らしがある・・・。



煙はまっすぐ空に上がり素直に・・・優しく温まり・・・
灯る暮らしにいくつもの炎を求めて・・・
冷たい想いに・・・飢えた暮らしは前を向いて来たけれど・・・
深く、明るすぎる深みは恐れと消えて・・・
明日をも知れない歩みを見る・・・。



クタクタに破壊された物書きが疲れ果て・・・
読み手に伝わる時間がおざなりになっても・・・
口伝えで記憶する・・・拙い想いは跡になる。


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エゴ

2025-08-11 20:54:22 | 日記
 横並びに空を泳ぐ夏の始まりに・・・命はそよぎ・・・
矢印に並び向かう冬の始まりは・・・別れの寂しさに・・・
乱れず進む先は・・・虚しさに向かう長いトンネルに・・・。



生きるエゴに向かい・・・抗う暮らしの秩序は変り者の特権と・・・
少数が恐れられる弱さが目に見えて・・・
所変われば英雄にもなれるはずと・・・
いくつもの分かれ道を選び・・・抗えないでいる時代の優しさが・・・
ハラハラ頼りなげに浮かんでいる・・・。




過ちを大きく分けて学ぶこともあれば・・・
未来を細かく分けて・・・後悔することも出来るけれど・・・
派手に廻りむせび泣く・・・古屋の屋根に被る苔の数ほど・・・
色鮮やかな暮らしに・・・暗がりも灯りも咲き込んで・・・
永く繋がり続ける生き方を学ぶ。


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