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暮らしと古民家

折々に気付く暮らしと豊かさと

借り物

2025-07-16 16:58:19 | 日記
 飛び抜けた才能に守られて・・・生きる時代を選ぶ訳にもいかず・・・
誤解を生んで去り出すきっかけを自分で選び・・・
最高の技術の・・・特別な素材で・・・
贅沢な時間を間借りして・・・組み立ててしまう誇りをチリジリと集め・・・
才能の器から漏れだす次の世代は・・・
濁った眼の中から覗かれてしまうのかも・・・。



お調子者が小奇麗に着替え・・・正直者が道化に化け・・・
脅かす勢いが、時世の廻りを空回り・・・
正しさに息を吐く、疲れた大人達の目の奥は・・・
埋もれた体を預け・・・助けを求める宙に手をかざし・・・
泳ぎ始めた人魚が振り向き忍ぶ様子で・・・
後悔と・・・惜しむ瞳を潤ませている・・・。



預けた借り物を・・・間借りして・・・
次に手渡す役割がおろそかになればなるほど・・・
じぶんの役割に薄く幕が降り始め・・・
次の舞台は、語り手の音を消し・・・
二度と生まれない・・・残酷な物語に綴られてしまうのかも知れない。




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いにしえ

2025-07-15 08:32:19 | 日記
 古くからある暖簾の奥にひっそりと・・・
空気の変わる境界線はあるように思われ・・・
立ち入ってはいけない場所には・・・とうせんぼうが立ち続け・・・
いわれのない遠い場所に行こうと・・・遊びに夢中で迷い込む・・・
香しさに酔いしれて・・・誘い込まれた先に堕ちてゆく・・・。



薄暮を過ぎて奥座敷も・・・緩み始める暗闇に・・・
軒で隠した暮らしの奥も・・・ユルユル月明かりが忍び込み・・・
冬と夏とで比べた日々が・・・暑い寒いを運んでくる・・・。



グラグラ音を鳴らして追いかけて・・・
薄墨を流した空をかき混ぜると・・・本当の理はウソをつき・・・
それぞれタカチを変えて現れる・・・妖かしのその姿は誠に変わり・・・
浮かべた暮らしは重たく・・・古で覚えた学びは少しづつ変化する。




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未知の無知

2025-07-14 18:06:24 | 日記
 招き入れた風に・・・無理無く通り抜けて頂くには・・・
壁も建具も邪魔になるけれど・・・
踏ん張り耐えるとは真逆に・・・いなす暮らしは緩やかと・・・
自然を招けば・・・住まい造りには欠かせない・・・
悠久の時間に支えられる・・・縛りの無い命が繋がっている・・・・。

鮮やかな姿が生まれた訳も答えられず・・・
1週間の命が創られた理由も知らないまま・・・
この先も、幾万と生まれる芸術のような命に・・・必要とされない姿が現れないようにと・・・
待ち人が訪れない悔しさや・・・安堵の今は計り知れないと・・・
人の暮らしの危うさに・・・答えは出ても知らないフリで・・・
たかが100年の命に・・・退屈をぶつけている・・・。

オンザロックで頬を冷やし・・・満腹のお腹を満たして酔えば・・・
下らない酔い方に・・・痩せた頬がやさしくて・・・
頑固なほどやさしくなれる・・・未知なる姿に怯えるのは・・・
無知な素直のままでいられる奇跡が・・・暮らしを造り・・・
自然の糧に変える輪の中で・・・果てしない命のルールが始まり終わって・・・
また新しい世界が廻って行くのかも。
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素顔

2025-07-13 22:09:35 | 日記
 滑稽な姿で真面目を装う姿に愛嬌を・・・
笑う姿を真面目に装えば・・・深い悲しみを・・・
照れ隠しと誇りで身を隠し・・・努力や苦労をあらわにしない・・・
認められない美学が自己満足だけれど・・・
お天道さまの素顔が見える・・・暮らしがある・・・。



蓋を閉じて見つけたなぞなぞは・・・
知るはずもない昔の物語・・・。
古本屋で見かける、端切れた分厚い本の背表紙に見とれ・・・
深い感情もないまま読みふければ、ため息もでで・・・
3日後に鼻をくすぐる感覚は・・・夢中に出てくるほど愛おしく蘇る行く末を知りたくて・・・
出会いの扉を開く感覚に・・・追いつけないでいるのかも・・・。



平面に見えた遠くの山々を・・・朝夕と見返して・・・
凸凹に見える町の様子に目を閉じ始め・・・
丘の上から見上げて騒いだ・・・町の様子に背を向けては・・・
泣いてばかりの涙も乾かない内に・・・
手を取り合い・・・乾いた町を繋いでゆける素顔を探す。







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表と裏

2025-07-11 19:29:25 | 日記
 奔放な生き方で成り立つ暮らしがあれば・・・
ほどけないしがらみと裏腹の・・・窮屈な安心もあって・・・
家督を継ぐにはぎこちない、家族との絆は・・・
やさしいようで・・・残酷な白黒を迫られ・・・
自由に胡坐をかく・・・悩みの中から抜け出すには・・・
暗闇に目を慣らす・・・わずかな時間が必要なのかも・・・。

表情と景色が白黒で見て取れて・・・
明暗の言葉が浮き出るくらい・・・暮らしの様子と・・・
四季の表情も浮足立つほど蘇るけれど・・・
悲しみの意味と・・・笑顔のコトバはどちらも無情に映り・・・
明るさにむせび返す子供の笑顔のその先に・・・
本当のやさしさはどこまで見えるのだろうか・・・。

明日、黒が無くなり・・・白と虹色があるとしても・・・
世の中は明るく光り輝くのでも無く・・・
両極の彼方で・・・バランスがあるモノを引き裂けば・・・
影は消され・・・白は見えなくなる・・・。
昼と夜に探りを入れて・・・太陽と風に心を奪われれば・・・
両手にかざした大切な宝物は・・・
ほどけない確かさになる。
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