４頭目・・・★８頭目☆

やっぱり書かなきゃならないよなぁ・・・

　今まで書いてきたからなぁ…













話は一昨日の夜に遡ります・・・

　あの夜です…







　　　　。。。。。。。。。。












当番だったわたくしは

いつものように馬たちにエサをやってました・・・

　ほら食べれ～！










すると一頭の母馬がコチラに頭を向けて横になってます・・・

　なしたのよ～？









すると鼻を突く生臭い臭い・・・

　えっ？









馬房に入って恐る恐るお尻のほうを見に行くと・・・

　えっ？えっ？









すでに羊膜が出てて・・・

　えっ？えっ？えっ？











予定日よりも２ヶ月も早かったので

仔が生きて出てこれても超が付くくらいの未熟児・・・

　生きてるの？
















しばらく様子を見てましたらだんだんとイキミ出したのですが

なぜだか仔の足が出てこず・・・

　まさか？










親の陰部に手を入れて仔の姿勢を確かめると

足に触れず・・・

　やっぱり！？










しかも鼻も触れず・・・

　なんで？









急いで枠場に移動して

獣医師が来る前に治せるのなら治れば良いからと

わたくしが陰部に手を突っ込み

羊水と血液でビチャビチャになりながら

親が仔を出そうとする激しいイキミに負けじと

まだ親のお腹の中の仔の姿勢を治そうと頑張りました・・・

　難しい…










が

やっと引っ張り出した一本の足は蹄底が上を向いてるし

その奥にあるはずの顔が一向に触れずにいるし・・・

　ど～なってんの？
















とそこへやっと獣医師が現れ交代！

　どれどれ！？













で

さすがは獣医師・・・

　さすがは国家資格保有者！











折れ曲がって腹の方に向いていた頭を治し

前足より先に出てきてた後ろ足を押し込み

折れ曲がっていた前足を引っ張り出しロープをかけ

動き易いように潤滑剤を流し込んで仰向けになっていた姿勢を回転させて

やっとの思いで胎児を母体から出せました・・・

　…















やはり仔馬は息はしておらず・・・

　ダメか…


















ってことで

アリーナ流産・・・


















今年の流産

これで４頭目・・・















何がど～なってるんだ？












　　　　。。。。。。。。。。






　　　　　　　　。。。。。。。。。。


















だがしかし落ち込んでいる暇もなく

羊水まみれの服を急いで着替えてきたら

発汗をしていたファニオンがちょうど破水・・・

　ちょっとは休ませろ！















で

今年８頭目の

ファニオンのタニノギムレットの男の仔が









当たり前のように無事出産・・・

　…











　　　　。。。。。。。。。。












わたくしは

経営者のように繁殖牝馬に順番は付けてません！












全ての馬に同じだけの想いを与えています！


















なんだけど～・・・















昨年のカルフールのチチカステナンゴの仔が

わたくし好みの頭の小さな足の動きの柔らかい仔だったので

今年のアリーナのチチカステナンゴの仔を

すっごく楽しみにしてたのに

こんなことに・・・

















の直後のお産でしょ？





















頑張ったファニオンには悪いと思うが

喜びたいのに

喜べね～！










　　　。。。。。。。。。。
















アリーナの流産原因を調べてもらう為に

家畜保健所に胎児遺体を持っていきました・・・










検査結果は

幸いなことにＥＲＶではなく”また”臍帯捻転のようで

お腹の中ですでに死亡して時間が経っていたようで・・・












普通のお産で

生きていれば胎児も自ら姿勢を治すのに

それが出来ずに余計に難産に・・・














そんな難産で

母馬は腸を激しく押さえつけられたせいなのか

獣医さんが頑張って治療をしてくれているのですが

一日のほとんどを寝たままで元気なし・・・























仔の分まで母が生きなきゃならんのに・・・



















オレも頑張るから

お前もガンバレ～☆