咲-Saki- 第180局
以下、咲-Saki-本編最新話の感想になりますので未読の方はネタバレにお気を付けください。
(前回の感想はこちら→咲-Saki- 第179局 「傾蓋」 感想)
前回、絶好手が入った哩さんのリザベーション6翻を見事に止めて見せたフナQ。
続く東3局も絹ちゃんがを鳴いて由暉子ちゃんから2000点を出和了り、東4局もフナQがをポンして絹ちゃんから2000点の出和了りと、徹底したリザベーション対策のため、利害の一致するフナQと絹ちゃんは場を速攻で流していく。
ロコちゃん.....笑。名前からしてなにひとつおかしくはないのだけど、あまりにも「フナQ」という名前がしっくりきすぎていて、凄まじい違和感。いや、むしろ名前からすれば「ロコちゃん」の方が普通なんですけどね。なんなんだ...「フナQ」って.....。しっくりきすぎなんだよなぁ...。おそらく、「船久保」の「久」を「Q」にもじっているのだろうけど。
でも、「ロコちゃん」という呼び方は従姉妹の間柄である絹ちゃんっぽくていいですね。洋榎ちゃんは普通に「浩子」と呼んでいたけど、同い年の2人だからこその愛称だと思うと、いろいろと想像が膨らみますし。
南1局、ダンラスで高打点が欲しい由暉子ちゃんだが、をポンしての赤2枚・3900点の手をトップのフナQからキッチリ和了りきることを選択。
苦しい選択ではあるものの、速攻を狙ってくる相手が2人もいる状況では、重い高打点より、早い安和了りを選ぶのは上策。
だが、現状そうするしかないもののこのままではいられない。事実、半荘1回の貴重な親番のうち1回は絹ちゃんの速攻によって、流されてしまった。
加えて、哩さんにとっても苦しい展開です。千里山・姫松はもちろんのこと、有珠山まで早和了りに合わせてくるとなると、どうしてもリザベーションを狙いづらい。
和了りの局が連動していることはいわば諸刃の剣。成功すればこれ以上ないほどに強力なコンボではあるけれど、哩さんがリザベーションのチャレンジに失敗すれば、当然姫子の和了りにもマイナスの影響が出てしまう。
ここまで東1局の倍満キー以外は未達のリザベーション。以前、第158局のブコメで、「準決勝で哩さんにとって幸運だったのは、実力的には哩さんに3人で向かわなければならなかったところが亦野さんに向かったところ」というコメントを頂いたけど、確かに準決勝では「白糸台」という最大警戒対象がいたから哩さんが動きやすかったというのもあるし、前後半戦ともに鳴きを多用する亦野さんの下家に哩さんがいたことも大きかったですね。
さて、新道寺・有珠山ともに苦しい展開が続くなか、南2局。
をポンしていた親の絹ちゃんに、手痛い放銃をしてしまう。中に赤とドラが2つ重なって11600点。こういう不運があるから麻雀はおそろしい、、、。
速攻は確かに厄介だけれど、極端な話、相手の打点が低いとわかっていれば、押して高打点を狙っていく戦略もとれる。でも、こういうアンラッキーがあるから怖いんです。
由暉子ちゃんの声にならない、驚きの表情がとてもかわいいのだけど、実際こういうのに放銃すると、自然とこんなリアクションになってしまうから、とてもよくわかる。
この放銃によって、有珠山の持ち点は50200点。3着の新道寺の102200点と比べても、ダブルスコアという非常に苦しい状況になってしまった。爽がベストの状態であれば、今のところの大将戦のリザベーションキーの数を考えても、逆転の目も十分にあったかもしれないけど、さすがに旗色が悪いかな。
続く南2局1本場は、絹ちゃんがフナQから2300点を出和了り、2本場は哩さんが4500点をフナQから出和了った。
3連続振り込みっていうのは、自分の点数移動に関してのことかな...?
南1局、南2局1本場、2本場と振り込んだのはフナQだけど、南2局0本場は由暉子ちゃんの11600点振り込みですよね。
それはさておき、リザべこそ発動していなかったものの、新道寺への4500点の振り込みで、先鋒戦からずっとトップを守ってきた千里山がついに2位へ陥落。
なんとかトップを取り戻したいフナQだが、南3局で好形の聴牌を先制リーチするも、鳴いて追いついた親の由暉子ちゃんに7700点を放銃してしまう。
この振り込みによって、点数状況は、姫松:123200点、千里山:112200点、新道寺:106700点、有珠山:57900点。
そして、、、続く 南3局 1本場。
ついに左手発動...!!!
南3局の親番で連荘をしたところで、ここを勝負所と見ると、左手に「腕」を意味するフェニキア文字「Y」を浮かべて、ついに奥の手を発動した由暉子ちゃん。
由暉子ちゃんの宣言を受け、安手で進行していた場の空気は一変し、勝負の局が始まろうとしていた――。
さぁ、おもしろくなってきた。準決勝では光り輝くツモで親倍を和了ってみせた由暉子ちゃんだけど、果たして今回はどうなるでしょうか。ダンラスの有珠山と言っても、他校も易々と和了らせるつもりは全くないようだけど、対策はあるのかな...?
由暉子ちゃんの和了りは光輝く「ツモ」だけに、今までの情報ではツモ和了りだから、阻止するには先に和了るくらいしか取れる手段はないのでしょうけど。
しかし、ここまで哩さんのリザベーション達成を1回におさえているのはお見事と言う他ないですね。メタ的に見てしまうと大将戦オーラスのせめぎ合いを描くには、リザベーションは展開上扱いづらいので、ここで打ち止めになる気もしますし。
さて、次回は10/20発売号で掲載予定。副将戦もいよいよ大詰めだ!
以下、咲-Saki-本編最新話の感想になりますので未読の方はネタバレにお気を付けください。
(前回の感想はこちら→咲-Saki- 第179局 「傾蓋」 感想)
前回、絶好手が入った哩さんのリザベーション6翻を見事に止めて見せたフナQ。
続く東3局も絹ちゃんがを鳴いて由暉子ちゃんから2000点を出和了り、東4局もフナQがをポンして絹ちゃんから2000点の出和了りと、徹底したリザベーション対策のため、利害の一致するフナQと絹ちゃんは場を速攻で流していく。
速攻
ロコちゃん.....笑。名前からしてなにひとつおかしくはないのだけど、あまりにも「フナQ」という名前がしっくりきすぎていて、凄まじい違和感。いや、むしろ名前からすれば「ロコちゃん」の方が普通なんですけどね。なんなんだ...「フナQ」って.....。しっくりきすぎなんだよなぁ...。おそらく、「船久保」の「久」を「Q」にもじっているのだろうけど。
でも、「ロコちゃん」という呼び方は従姉妹の間柄である絹ちゃんっぽくていいですね。洋榎ちゃんは普通に「浩子」と呼んでいたけど、同い年の2人だからこその愛称だと思うと、いろいろと想像が膨らみますし。
南1局、ダンラスで高打点が欲しい由暉子ちゃんだが、をポンしての赤2枚・3900点の手をトップのフナQからキッチリ和了りきることを選択。
作戦
苦しい選択ではあるものの、速攻を狙ってくる相手が2人もいる状況では、重い高打点より、早い安和了りを選ぶのは上策。
だが、現状そうするしかないもののこのままではいられない。事実、半荘1回の貴重な親番のうち1回は絹ちゃんの速攻によって、流されてしまった。
加えて、哩さんにとっても苦しい展開です。千里山・姫松はもちろんのこと、有珠山まで早和了りに合わせてくるとなると、どうしてもリザベーションを狙いづらい。
和了りの局が連動していることはいわば諸刃の剣。成功すればこれ以上ないほどに強力なコンボではあるけれど、哩さんがリザベーションのチャレンジに失敗すれば、当然姫子の和了りにもマイナスの影響が出てしまう。
ここまで東1局の倍満キー以外は未達のリザベーション。以前、第158局のブコメで、「準決勝で哩さんにとって幸運だったのは、実力的には哩さんに3人で向かわなければならなかったところが亦野さんに向かったところ」というコメントを頂いたけど、確かに準決勝では「白糸台」という最大警戒対象がいたから哩さんが動きやすかったというのもあるし、前後半戦ともに鳴きを多用する亦野さんの下家に哩さんがいたことも大きかったですね。
さて、新道寺・有珠山ともに苦しい展開が続くなか、南2局。
・・・っ
をポンしていた親の絹ちゃんに、手痛い放銃をしてしまう。中に赤とドラが2つ重なって11600点。こういう不運があるから麻雀はおそろしい、、、。
速攻は確かに厄介だけれど、極端な話、相手の打点が低いとわかっていれば、押して高打点を狙っていく戦略もとれる。でも、こういうアンラッキーがあるから怖いんです。
由暉子ちゃんの声にならない、驚きの表情がとてもかわいいのだけど、実際こういうのに放銃すると、自然とこんなリアクションになってしまうから、とてもよくわかる。
この放銃によって、有珠山の持ち点は50200点。3着の新道寺の102200点と比べても、ダブルスコアという非常に苦しい状況になってしまった。爽がベストの状態であれば、今のところの大将戦のリザベーションキーの数を考えても、逆転の目も十分にあったかもしれないけど、さすがに旗色が悪いかな。
続く南2局1本場は、絹ちゃんがフナQから2300点を出和了り、2本場は哩さんが4500点をフナQから出和了った。
トップ転落
3連続振り込みっていうのは、自分の点数移動に関してのことかな...?
南1局、南2局1本場、2本場と振り込んだのはフナQだけど、南2局0本場は由暉子ちゃんの11600点振り込みですよね。
それはさておき、リザべこそ発動していなかったものの、新道寺への4500点の振り込みで、先鋒戦からずっとトップを守ってきた千里山がついに2位へ陥落。
なんとかトップを取り戻したいフナQだが、南3局で好形の聴牌を先制リーチするも、鳴いて追いついた親の由暉子ちゃんに7700点を放銃してしまう。
この振り込みによって、点数状況は、姫松:123200点、千里山:112200点、新道寺:106700点、有珠山:57900点。
そして、、、続く 南3局 1本場。
左手を使ってもいいでしょうか
ついに左手発動...!!!
南3局の親番で連荘をしたところで、ここを勝負所と見ると、左手に「腕」を意味するフェニキア文字「Y」を浮かべて、ついに奥の手を発動した由暉子ちゃん。
由暉子ちゃんの宣言を受け、安手で進行していた場の空気は一変し、勝負の局が始まろうとしていた――。
さぁ、おもしろくなってきた。準決勝では光り輝くツモで親倍を和了ってみせた由暉子ちゃんだけど、果たして今回はどうなるでしょうか。ダンラスの有珠山と言っても、他校も易々と和了らせるつもりは全くないようだけど、対策はあるのかな...?
由暉子ちゃんの和了りは光輝く「ツモ」だけに、今までの情報ではツモ和了りだから、阻止するには先に和了るくらいしか取れる手段はないのでしょうけど。
しかし、ここまで哩さんのリザベーション達成を1回におさえているのはお見事と言う他ないですね。メタ的に見てしまうと大将戦オーラスのせめぎ合いを描くには、リザベーションは展開上扱いづらいので、ここで打ち止めになる気もしますし。
さて、次回は10/20発売号で掲載予定。副将戦もいよいよ大詰めだ!
確か戒能プロと会話してるときに言ってるよ。
100局の5ページ目、単行本だと11巻
決勝まではあと1年くらい?
助手「病み付きです。」チューチュー
こういうトコ凝ってていいですね