自走式移動胃袋 ~ The nomadic stomach ~

はるたび_2010_2日目

【「まるっとまんなかあたり」のリマスター版になります】
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キリキリと早起きして出発し、好天の下、中央高速に飛び乗り松本方面へ向かいます。
そして朝ゴハンはお気に入りの辰野PAです。



ワシはナスと大葉の天ぷらに温泉玉子が添えられたホタルそばというのをいただきますが、ヲバチャンから「揚げたてなので熱いから気を付けてね♪」の言葉通りに熱々で、普通とは逆に天ぷらを汁に浸して液冷式で立ち向かう必要があります(笑)



ツレは竹輪の天ぷら(丸々)が2本の御柱そばとやらですが、こちらも揚げたてです。



天ぷらは勿論ですが、麺も汁も美味しくて、あっという間に完食しましたが思いの外冷たい空気に冷えたカラダが温まります。

再び乗った高速を松本で下りて北アルプスの麓を走って高山を目指しますが、かなり寒いです。 途中まで道路はそこそこ混んではいましたが、新島々を過ぎた辺りから道も空いてきて信州の山間は良い感じです。
順調に走っていましたが、いかんせん寒くて安房トンネルの手前の表示で2℃の表示にですっかりメゲました。



初体験の安房トンネルを抜けると、ほんの少しだけ気温が上がりますが、カラダはすっかり冷え切っています。
とりあえず高山の街中で珈琲屋に入り暖をとることにしたのですが、そこのマスターというかヲヤジがとても口達者で、ちょっとウンザリクンになってしまいました。 元ライダーとのことで、ドッカティを何台も乗り継いだとか、知り合いに凄いバイクを乗り継いできたヤツがいるとか、42歳まで現役で乗っていたが10年前に限界を感じて下りたとか…こちとらのツレは50過ぎてから免許取ったんだぞと軽く言ったものの馬の耳になんとやらで、昔のバイクの知識自慢的なフリを入れてきたのでちょっとからかってみました♪

ヲヤジ「バンビーンってバイクなんて知らないだろうね?」

ワシ「オランダ製でロータリーエンジンを積んだOCR1000のことですか? あれって丁度、100馬力なんでワシのBMWとほぼほぼ同じ出力なんですよ♪」

ヲヤジ「…そうそう、世界で『唯一』のロータリーエンジンを積んだバイクでね…」

ワシ「2ローターだとそうかなぁ、スズキのRE5はシングルだけど、そうかハーキュレスが世界初でしたよね? ノートンも2ローターの白バイとか割と最近、といっても90年代まではあったような気がするけど、どうでしたっけ?」

ヲヤジ「…アマゾネスってバイクがあったでしょ、友達がさぁ…」

ワシ「ブラジル製でエンジンもブラジル製ビートルの空冷4発を積んでたやつですよねぇ、確か1600ccで車重が350キロくらいあったんでミュンヒ・マンモスの方が…」

ってな、バイク入門したてのツレには分からない攻防がありまして、免許が取れない鬱憤でバイク雑誌を読みあさっていた高校時代を少し思い出しました。

その後、高山の街中をチョロッと散歩してみましたが、そこそこの人出で賑わっておりましたが、ヲヤジ二人は早々に退散することにしました。



この後は少しマニアックなルートで東海北陸道を白鳥方面に戻る感じで九頭竜湖に抜けて行くのですが、高速道路上の気温表示の3℃に再びめげまして減速してひるがの高原SAにピットインです。
福井で予定していたソースカツ丼をあきらめることにして、一応地元食の「けいちゃん(タレに漬け込んだ鶏肉を焼いたヤツ)うどん」をいただきました。



後からご連絡いただいたのですが、なんとソースカツ丼を目指していた我々を御館様が待ち伏せされていたとのこと(驚)
寒さのために大幅にタイムロスして予定を変更したために折角のお会いできる機会を逃してしまいました。 食後にこの前の北陸ツアーでも行き損なった歴史博物館も行けそうににないし、う~ん、残念でした。

ゴハンを食べて少しは元気になって、再び走り出して九頭竜湖あたりです。



雪がトコロドコロに残る中、桜の花も咲いていたりの風情ですが、すっかり暖かくなりました。 そんな景色を眺めながら会社へ電話してモロモロの指示を出している健気なワシでした(哀)



ようやく福井市内に入り、とりあえずコーヒーブレイクにします。 二人旅だと休みをちょくちょく取るようになりますが、それもまたよいものです。



以下、お店のヲネイサンとの会話ですが若くてカワイイから何でも許します。
「県外(← こういう表現なのですね)からですか?」
「横浜からですよ♪」
「東京からバイクで走ってきたんですかぁ!」

ここまできたので折角だから日本海沿いを走ろうと越前海岸へと進路を取ります。



越前海岸沿いはなかなか距離が稼げませんが、しおかぜラインという快適な道から8号線に乗れば目的地の琵琶湖まではそれほど時間はかかりません。 結構な一気走りの後に一休みした道の駅でツーショットデス♪



お宿の近くまではすんなりと着けたのですが、その後はあれこれと道に迷ってしまい、かなりロスタイムがありましたが、無事到着! お風呂に長らく浸かって冷えたカラダを本格的に温めて、ようやく復活デス♪

二人旅ということもあり、ワシとしては珍しい一泊二食付きの宿でいただくのは、一応は近江牛のすき焼きデス♪
正確には近江牛ブランドは使えないクラスの肉とのことですが美味しそうです。 ワシの好みとしては、霜降り系よりも肉と脂がある程度分かれている方が好きなので何の問題もありません。



まず肉を焼いてから割り下をかける関西式の作り方でスタートしますが、今回は「鍋奉行」は封印して後は適当に…
う~ん、肉の脂身部分がとっても旨かったのデス♪



織田信長の派手好みに合わせて作られた赤い糸こんにゃくが目立つのと水菜が入っている以外は、まあ普通のすき焼きですが、出てきた料理は基本的にすき焼きのみで小鉢系がほとんど無いのも潔いのです。
ということで、ゴハンはすき焼き丼にして食べるしかありませんでした(笑)



そんなこんなで2日目も無事に終了して、クタクタと崩れるように寝入りました。

続く…

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コメント一覧

とも2
いらっしゃ~い♪
> しんのすけサン

時代的にはしんのすけサンの前期全盛時代と被りますかね?
ちなみにワシが免許を取って実際にバイクに乗り始めたのは20台後半なので、若い頃にバイクを楽しんでいたしんのすけサンとかホント羨ましいですよ(笑)
しんのすけ
攻防聞きたかった
にいさんと茶店のマスターの話を第三者的に聞いていたかったですね!
ちなみにロータリーのバイクがあるのは知っていましたが名前までは知りませんでした。でもアマゾネスは知っていました。私ではお二人には勝てそうにありません。
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