久々の日本モノの星組。しかし植田本ということで余り期待はしていなかったんだけど、だんちゃん最後だし…と思って2回観劇。でもこれが意外に面白かった。
冒頭は専科の悠里さまとトドさまの舞踊会という感じで、しかもそれが長くてなかなか話が始まらない、おまけに舞台の使い方が相変わらず二次元的で、説明口調が多くてタルイ…と相変わらずではあるんだけど。おまけにいくら長崎だからって多国籍的に日本の各なんちゃって方言やら、なんちゃって中国訛りとか…。いくら最近訛りが流行りだからって、ちょっとはじめは何言ってるのかわからなくて戸惑いました。でも2回目だと面白く聞けたかな。
それはともかく、結構星組って美形多かったんだなあと。トドさんの伊佐次の仲間たち、瞳子ちゃんのらしゃ、まとぶんのさそり、すずみんのらっこ、れおんくんのあんぺと並ぶと、まあ豪華なこと。衣装も面白いし、イケメン横並びはなんか良いねえ。
特に、瞳子ちゃんの登場シーンはいきなり着物の裾を思いっきり払って、中の白いどしふんがチラリと、しかしバッチリ披露されてるじゃありませんか!もちろん見せパンならぬ、見せふんどしなんだとは思いますが…うひゃ~。いきなりのサアビスありがとうございます。(笑)
しかし、あちこちからやくざ者が流れ着いた溜まり場で、それぞれがあだ名で呼び合い互いの過去に干渉せず、でもいつかここを出ることを夢見てる…なんてまるで草なぎ剛主演の映画『ホテルビーナス』を思い出させる設定ですな。まあ、こちらは原作付きだし、よくある設定なのかなあ。
となみちゃんは『花供養』でも京言葉のイントネーションが怪しかったから、長崎弁もやはり西系の言葉で苦手そう…でもかわいいからいいか。アマンダちゃん系のちょっと頭のネジ緩そうキャラだけど、「らしゃあ~」とくると、なんだかこっちも腰が緩くなっちゃうよ。ふにゃあ。とにかく可愛いからいいのだ。雪からのお似合いよ。
梅ちゃんのチャイナ姿もスキッと決まってカッコイイ。
ここ数年どの組観てても、自分が何組観てるんだろう?という気分にさせる程、上の異動めまぐるしくて、組の色も昔と変わってきた気がする中、この人がいるから星組だあと思わせてくれる万里さん。独特の大人のオンナな色気があって昔から好きだったんだけど、今回初めてこんなに台詞の多いちゃんとした役が回ってきたなあ。それも主役のトドさんと絡む役どころだし。なんだか感無量。ちくしょうって捨て台詞残して走り去るとこなんていいなあ。
そして今回退団するだんちゃん。江戸発大阪経由の大阪のだんなさん(←大阪弁完璧)付きの芸者さん。まあ見事な芸者さんだよ。その襟足からオンナの色香が漂ってるよ。くらくらくら。芸者の着物は、日本女性の戦闘着だね。無敵!って感じ。そして台詞も江戸弁だと粋でカッコ良く聞こえる。台詞回しも素敵。ここまで女の色香を放ってくれた娘1はそうそういなかったかもしれない。よくぞさよなら公演をこの日本物にしてくれました植田御大。だんちゃんの魅力全開だねっ。
そしてこのだんちゃんのおしまちゃんと幼馴染三角関係になるトドさんの伊佐次とわたるくんの卯之助。設定としては卯之助寄りに気持ちが行きそうになるんだけど、卯之助自身は、おしまちゃんも好きだけど、それ以上にストーカー的に伊佐次好きなんだよなあ。かなり『蒲田行進曲』の三角関係に近い感じ。3人ともどこか江戸っ子のところをちゃんと残してるし、関係のバランスが微妙で、やらしくなく、うまく切なく書かれてていいなあと。それがないと多分、ラストまでの展開が唐突すぎるものね。足を引きずっている卯之助の後ろ姿が切ない。わたるくん、いつの間にか上手くなったなあ。
複数の舞踊発表会シーンが長いせいか、ストーリーの展開が早くて、え、もうらしゃあ死んじゃうの?とか、もう終わり?みたいなところはあるのですが、ラストシーンはちょっとホロリとさせられました。愛だわ~みたいな。うん、切なかった。
ショーの方は、珍しくおとなしいオープニングですが、まあたまにはね。タップシーンとかはもっと大人数でやって欲しかったかも。全員赤い衣装で豪快に舞うところとかは華やかで星組らしくて結構好き。白の場面も。そして、トドさまはショーではやはり全身キラキラ黄金色のシバ神なのねん。まあ、その分ワタルくんが踊る場面が多くってよかったよ。
瞳子ちゃん、こういう役回りなのかい?う~ん、敵役みたいなのも2番手の美味しい所ではあるんだけどね…。
だんちゃんの落ち着いたイメージから、となみちゃんのかわいい華やかな感じは対照的で、これからの星組はまた変わっていきそう。となみちゃんのピンクのお稽古着の衣装は可愛い。ブリブリな設定でも構わないのだっ。
とにかく一番カッコ良くて印象的だったのが、クラブのシーンで、タキシードで踊るイケメンたちなのね。さすがヤンさんの振り付けにはハズレがない!たまらん~っ。れおんくんのキレのあるダンスも素敵なら、まとぶんのライダーキックの決まり具合が素晴らしい。1回目観たときは地面と平行線のキックだったが、2回目ではその足先地点が更に高く、リアルライダーキックになってて、私のツボと突きまくり。うひょ~い。まとぶんカッコイイよ~。花に異動するんだよね。これからの花組、かなり期待できそうだわ。ワクワク。
星も…頑張れ!
だんちゃん、憧れの女優さん役みたいなところ…もはやその貫禄ぶり、退団後はぜひ美空ひばりの不死鳥コンサートの再現が出来そう(ただし歌は吹き替えで)と思いました。
最後のデュエットダンス、そして大階段を斜め上手の上の方に上っていく姿…かっこいいよ。
さよならだんちゃん。歌やダンスはいまいちでも、その美貌、女役としての存在感、貫禄ぶりは凄かったよ。特に王家…のアムネリス様の「うろたえてはなりません!」の啖呵切りは、伝説として残るでしょう。
楽日お見送り行きたかったけど、なにせこちとらスマコンで福岡だったからなあ。
とにかく、これからも頑張れだんちゃん。
冒頭は専科の悠里さまとトドさまの舞踊会という感じで、しかもそれが長くてなかなか話が始まらない、おまけに舞台の使い方が相変わらず二次元的で、説明口調が多くてタルイ…と相変わらずではあるんだけど。おまけにいくら長崎だからって多国籍的に日本の各なんちゃって方言やら、なんちゃって中国訛りとか…。いくら最近訛りが流行りだからって、ちょっとはじめは何言ってるのかわからなくて戸惑いました。でも2回目だと面白く聞けたかな。
それはともかく、結構星組って美形多かったんだなあと。トドさんの伊佐次の仲間たち、瞳子ちゃんのらしゃ、まとぶんのさそり、すずみんのらっこ、れおんくんのあんぺと並ぶと、まあ豪華なこと。衣装も面白いし、イケメン横並びはなんか良いねえ。
特に、瞳子ちゃんの登場シーンはいきなり着物の裾を思いっきり払って、中の白いどしふんがチラリと、しかしバッチリ披露されてるじゃありませんか!もちろん見せパンならぬ、見せふんどしなんだとは思いますが…うひゃ~。いきなりのサアビスありがとうございます。(笑)
しかし、あちこちからやくざ者が流れ着いた溜まり場で、それぞれがあだ名で呼び合い互いの過去に干渉せず、でもいつかここを出ることを夢見てる…なんてまるで草なぎ剛主演の映画『ホテルビーナス』を思い出させる設定ですな。まあ、こちらは原作付きだし、よくある設定なのかなあ。
となみちゃんは『花供養』でも京言葉のイントネーションが怪しかったから、長崎弁もやはり西系の言葉で苦手そう…でもかわいいからいいか。アマンダちゃん系のちょっと頭のネジ緩そうキャラだけど、「らしゃあ~」とくると、なんだかこっちも腰が緩くなっちゃうよ。ふにゃあ。とにかく可愛いからいいのだ。雪からのお似合いよ。
梅ちゃんのチャイナ姿もスキッと決まってカッコイイ。
ここ数年どの組観てても、自分が何組観てるんだろう?という気分にさせる程、上の異動めまぐるしくて、組の色も昔と変わってきた気がする中、この人がいるから星組だあと思わせてくれる万里さん。独特の大人のオンナな色気があって昔から好きだったんだけど、今回初めてこんなに台詞の多いちゃんとした役が回ってきたなあ。それも主役のトドさんと絡む役どころだし。なんだか感無量。ちくしょうって捨て台詞残して走り去るとこなんていいなあ。
そして今回退団するだんちゃん。江戸発大阪経由の大阪のだんなさん(←大阪弁完璧)付きの芸者さん。まあ見事な芸者さんだよ。その襟足からオンナの色香が漂ってるよ。くらくらくら。芸者の着物は、日本女性の戦闘着だね。無敵!って感じ。そして台詞も江戸弁だと粋でカッコ良く聞こえる。台詞回しも素敵。ここまで女の色香を放ってくれた娘1はそうそういなかったかもしれない。よくぞさよなら公演をこの日本物にしてくれました植田御大。だんちゃんの魅力全開だねっ。
そしてこのだんちゃんのおしまちゃんと幼馴染三角関係になるトドさんの伊佐次とわたるくんの卯之助。設定としては卯之助寄りに気持ちが行きそうになるんだけど、卯之助自身は、おしまちゃんも好きだけど、それ以上にストーカー的に伊佐次好きなんだよなあ。かなり『蒲田行進曲』の三角関係に近い感じ。3人ともどこか江戸っ子のところをちゃんと残してるし、関係のバランスが微妙で、やらしくなく、うまく切なく書かれてていいなあと。それがないと多分、ラストまでの展開が唐突すぎるものね。足を引きずっている卯之助の後ろ姿が切ない。わたるくん、いつの間にか上手くなったなあ。
複数の舞踊発表会シーンが長いせいか、ストーリーの展開が早くて、え、もうらしゃあ死んじゃうの?とか、もう終わり?みたいなところはあるのですが、ラストシーンはちょっとホロリとさせられました。愛だわ~みたいな。うん、切なかった。
ショーの方は、珍しくおとなしいオープニングですが、まあたまにはね。タップシーンとかはもっと大人数でやって欲しかったかも。全員赤い衣装で豪快に舞うところとかは華やかで星組らしくて結構好き。白の場面も。そして、トドさまはショーではやはり全身キラキラ黄金色のシバ神なのねん。まあ、その分ワタルくんが踊る場面が多くってよかったよ。
瞳子ちゃん、こういう役回りなのかい?う~ん、敵役みたいなのも2番手の美味しい所ではあるんだけどね…。
だんちゃんの落ち着いたイメージから、となみちゃんのかわいい華やかな感じは対照的で、これからの星組はまた変わっていきそう。となみちゃんのピンクのお稽古着の衣装は可愛い。ブリブリな設定でも構わないのだっ。
とにかく一番カッコ良くて印象的だったのが、クラブのシーンで、タキシードで踊るイケメンたちなのね。さすがヤンさんの振り付けにはハズレがない!たまらん~っ。れおんくんのキレのあるダンスも素敵なら、まとぶんのライダーキックの決まり具合が素晴らしい。1回目観たときは地面と平行線のキックだったが、2回目ではその足先地点が更に高く、リアルライダーキックになってて、私のツボと突きまくり。うひょ~い。まとぶんカッコイイよ~。花に異動するんだよね。これからの花組、かなり期待できそうだわ。ワクワク。
星も…頑張れ!
だんちゃん、憧れの女優さん役みたいなところ…もはやその貫禄ぶり、退団後はぜひ美空ひばりの不死鳥コンサートの再現が出来そう(ただし歌は吹き替えで)と思いました。
最後のデュエットダンス、そして大階段を斜め上手の上の方に上っていく姿…かっこいいよ。
さよならだんちゃん。歌やダンスはいまいちでも、その美貌、女役としての存在感、貫禄ぶりは凄かったよ。特に王家…のアムネリス様の「うろたえてはなりません!」の啖呵切りは、伝説として残るでしょう。
楽日お見送り行きたかったけど、なにせこちとらスマコンで福岡だったからなあ。
とにかく、これからも頑張れだんちゃん。