日本の軍歌、唱歌

日本人が歌い注いできた軍歌、戦時歌謡、唱歌などをご紹介します。

奉祝国民歌【紀元二千六百年】

2020-01-27 16:36:00 | 日記
紀元二千六百年は、西暦1940年に、皇紀二千六百年を記念して作られた歌です。

奉祝国民歌「紀元二千六百年」

1.金鵄輝く日本の
 はえある光身にうけて
 いまこそ祝えこのあした
 紀元は二千六百年
 ああ一億の胸はなる

2.歓喜あふるるこの土を
 しっかと我等ふみしめて
 はるかに仰ぐおおみこと
 紀元は二千六百年
 ああ肇国の雲青し

3.すさぶ世界に唯一つ
 ゆるがぬ御代に生立ちし
 感謝は清き火と燃えて
 紀元は二千六百年
 ああ報国の血は勇む

4.潮ゆたけき海原に
 桜と富士の影織りて
 世紀の文化また新た
 紀元は二千六百年
 ああさんらんのこの国威
 
5.正義凛たる旗のもと
 明朗アジアうち建てん
 力と意気を示せ今
 紀元は二千六百年
 ああ弥栄の日はのぼる

金鵄(きんし)輝く、潮ゆたけき、など素敵な日本語がたくさん出てきますが、私が好きなのは「桜と富士の影織りて」という表現です。

↓画像はちょっと歌詞間違ってますm(_ _)m
「じゅうらん」→「さんらん」


皇紀は神武天皇の即位から数えられる日本の暦です。
西暦よりも長い日本の暦。
素晴らしい歴史ですね。

この年は日本の建国を祝って記念式典が行われ、その際に作られたのがこの曲です。

歌詞は公募で決められ、東京神田の増田好生さんの歌詞が選ばれました。
一般の人の作品とは思えない素晴らしい歌詞ですよね。

記念式典では夜になると提灯行列が繰り出すなど、かなりの賑わいだったようです。

ちなみに今年は2020年なので皇紀二千六百八十年です。零戦ができてから80年が経つんですね。

ちなみのちなみに昔、私がミニスカートの下にジーパンなど穿いていると、おばあちゃんに
「またそんな神武さんみたいな格好して!」
と言われたのを覚えています…

じんむさん。