紀元二千六百年は、西暦1940年に、皇紀二千六百年を記念して作られた歌です。
奉祝国民歌「紀元二千六百年」
1.金鵄輝く日本の
はえある光身にうけて
いまこそ祝えこのあした
紀元は二千六百年
ああ一億の胸はなる
2.歓喜あふるるこの土を
しっかと我等ふみしめて
はるかに仰ぐおおみこと
紀元は二千六百年
ああ肇国の雲青し
3.すさぶ世界に唯一つ
ゆるがぬ御代に生立ちし
感謝は清き火と燃えて
紀元は二千六百年
ああ報国の血は勇む
4.潮ゆたけき海原に
桜と富士の影織りて
世紀の文化また新た
紀元は二千六百年
ああさんらんのこの国威
5.正義凛たる旗のもと
明朗アジアうち建てん
力と意気を示せ今
力と意気を示せ今
紀元は二千六百年
ああ弥栄の日はのぼる
ああ弥栄の日はのぼる
金鵄(きんし)輝く、潮ゆたけき、など素敵な日本語がたくさん出てきますが、私が好きなのは「桜と富士の影織りて」という表現です。
↓画像はちょっと歌詞間違ってますm(_ _)m
「じゅうらん」→「さんらん」
皇紀は神武天皇の即位から数えられる日本の暦です。
西暦よりも長い日本の暦。
素晴らしい歴史ですね。
この年は日本の建国を祝って記念式典が行われ、その際に作られたのがこの曲です。
歌詞は公募で決められ、東京神田の増田好生さんの歌詞が選ばれました。
一般の人の作品とは思えない素晴らしい歌詞ですよね。
記念式典では夜になると提灯行列が繰り出すなど、かなりの賑わいだったようです。
ちなみに今年は2020年なので皇紀二千六百八十年です。零戦ができてから80年が経つんですね。
ちなみのちなみに昔、私がミニスカートの下にジーパンなど穿いていると、おばあちゃんに
「またそんな神武さんみたいな格好して!」
と言われたのを覚えています…
じんむさん。