のりん言の葉

心に残った出来事。書き留めておきたいこと。伝えたいこと。等々…

Secrets of The Wild Child [1]

2009年02月24日 01時32分22秒 | 思い巡らす事
GENIEのドキュメンタリーを見てみる in English

前の文で、私たちと言葉の繋がりのようなものを書きましたが、
私が感じることをもう一つ。

もし、貴方・私に生まれたての人間の命があるとします。
私たち次第で、きっとその子がどのようになるかということは、きっと、決まってしまいます。
大げさな話、殺せばそれまで。でしょう。
その人その人の"基盤"になるようなものは、主に0歳から5歳の間にほぼ確立されるといいます。
言葉も、その時期を逃すと、
単語は覚えられても、グラマーの概念が身につかないといいます。

ヘレンとGENIEの例を取り上げても、
それは明らかなのですが、
育てる側(所謂、親)の態度・姿勢でほぼ確定してしまうのです。
遺伝子の問題ももちろんあるかもしれません。
でも、私にはそれはたまに人間の言い訳のように聞こえるのです。

五体不満足でも、愛情を十分に注げばヘレンのような可能性は秘めているとおもうし、
逆に、五体満足でも、愛情を十分に注がなかったら、GENIEのようになるという可能性を秘めていると思うのです。

優劣をつけるわけじゃありません。
ただ、罪のない子供に、悲しい思いをさせたくないだけです。
子育てだけではなく、戦争も関係してます。
家族がしっかりしていても、戦争はいとも簡単にそれを壊してしまいます。

身近なところで、今の私ができること、
それはこのように、誰かに伝えること。
それと、自分の中で、
自分がどんな命を授かろうと、大切に育てることを自分に誓うこと。

P.S.
ここに載せているのは、GENIEに関するドキュメンタリーです。
PART6まであるので、もしよかったらご覧ください。

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1 コメント

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思うところ (hirokito)
2009-02-25 11:11:53
もし、僕に愛する人との間に生まれたての人間の命があるとすれば、
その人が五体不満足であれ五体満足であれ、生涯をかけて愛情を注いでいくと決意しています。
なーんて、子どもも育てたことないのにえらそうなこと言っちゃうかもしれないけれど、
究極、僕はもし結婚できなくても、養子をとることがかなうなら、それがその子にとって必要なことであれば、そうしたいと思っている(基本、片親の場合は不可能だけど、あくまで仮定ね)。元来、こども好きということもあるかもしれないけれど、一人の人間として人生を生きていく上で子育てというものも、その人の人生を育むものだと思う。もちろん、こどものためが一番であるけど、こどもが親を育んでいくんだと思う。
けっして、子どものいない夫婦が成長できないなどと思ってはいないけど、できれば子育てを経験し、その子と僕にとって豊な人生になることを望んでいます。でも大事なことは、決して子どもを自分の所有物・コマと絶対に思わないこと・扱わないこと。これ、子どもが気づくと、そーとー傷つく、多分一生ぬぐいきれない傷が残る。僕はそう思っています。

そして、もう一つ。戦争について。
僕は紛争地に行ったことはないけれど、長いこと内戦が続いたため貧困にあえぐ国には行ったことがある。
貧困といっても、相対的に、あの人はお金持ちで、私は持っていないという程度(日本でいう貧困はまだまだこっちのレベルに近い)ではなく、絶対的に生きていくことが困難な状況下の子どもたちを僕なりに見てきた。
でも、それは自分の安定した生活を確保した状態で、その子らの生活を”視察”したに過ぎないんだと思う。
この子たちが学校もいかずに働いて、摘み取ったバナナを日本や先進国と呼ばれる国々が買い叩き、安価なままで購入している。
僕たちはなーんも疑問を持たずにそれを食べている。場合によっては、腐らせてポイ捨て。。。
僕にできることってなんだろう。今も考え続けています。
国際協力のいわゆる専門家の仕事は、正直あまり貢献できていないと思う。仕事だからするにはしていますが。
小さな規模でも直接携わる活動をそろそろすべきだなって感じています。
傍観者でなく主体者としてこの問題に携われたときに、何かが見えてくるのかな。そう感じています。
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