気まぐれブログ

感じたままに・・・写真と共に

ならまち

2008-06-26 14:43:59 | 旅行・観光
ならまち格子の家〔文章は掲示板を引用〕



ならまちの町家は、住民の住まいとして作られ、商売では、表通りに面して店を構えることが肝心ですが、土地に限りがあり、お互い分け合う間口に限界があり、また税金は奥行きに関係なく間口の広さに応じてかけられました。このような要素が働いて、間口が狭く奥行きの深い敷地が出来上がってゆきました。
町家の主屋と離れの間が「坪庭」です。各部屋から眺めることが出来、うるおいとやすらぎをあたえ、採光・通風面でも大切な場所で、隣同士、同じ位置に設けることで建物にさえぎられることなく、よりよい環境が保障されます。
町家を美しく見せているものに「格子」があります。どの家の格子も、よく見ると一軒一軒みな細かいところで少しずつ違っています。格子は、町並み全体の一体感を表し、一軒一軒の個性を表現しています。
ミセノマは、商談・接客に利用され、ナカノマとオクノマは食事のための居間あるいは寝室として利用されることが多いようです。しかし襖を開け放てば一つの大きな部屋として使うことが出来ます。
「トオリニワ」は屋内のような屋外の様なる特有の空間です。敷地の間口がせまいため、奥に行くには屋外に通路をとって家自体の幅を狭くするよりは、屋根をかけ屋内の空間にする方が敷地を有効に利用できます。簡単な接客場、奥の方は炊事場、収納棚が置かれたり、自由な空間として使えます。