2月に入って、元A化成勤務のS氏が主宰する懇親会に参加した。メンバーはS氏の遠戚にあたるF氏、東北・仙台にあるGMSの幹部R嬢に加え、「アモーレ会」の幹事であるD氏の4人で、私は三度目の参加になる。この会は数年前から開催されているらしいが、F氏も元Sスーパー出身なので新聞社時代に流通・サービス業を長く担当していた私に声がかかったようだ。ただし開催場所は皆小田急沿線なので、S氏の家が近い成城学園駅そばの飲食店で開催されるのが常らしい。
この日の懇親会の場所は成城学園駅前の中華料理店「桂花」。昔、現役時代にも何回か訪れたことがある店で懐かしい。JR赤羽駅から新宿を経由して、小田急線に乗り換え、成城学園前駅北口からすぐの雑居ビルの2階だからわかりやすい。S氏からのショートメールで午後5時集合とあったので、早めに自宅を出た。店に着くと、すでにS氏は来ており、まずは生ビールで乾杯だが、彼はいきなり熱燗にする。前菜盛り合わせを頼んで皆を待つことにした。
ところがなかなか参加者が現れない。30分ほど経って、F氏が現れ、続いてR嬢、D氏が登場した。彼らによると集合時間は午後5時半からということだったらしい。皆が揃って、改めて乾杯になった。さっそく海老チリソース、名物の麻婆豆腐などを頼んで盛り上がる。F氏はS氏の遠戚に当たる人物で、親戚の法事などで会う機会が多くなり、飲み仲間として縁が復活したという。彼はSスーパー勤務時代、企画、販促部門などで活躍し、GMS全盛期をよく知っている。

当時は流通・サービス業の成長期だったから、いろいろ新事業に取り組むことができたようだ。新業態の開発はもちろんのこと、他社との提携や買収業務にも関わったという。彼は充実した会社人生を送ったのだろう。私もSグループにはいろいろな思い出があり、彼と共通の知人が多かったので話題が尽きることはない。彼はグループ会社出向を含めて60歳で定年退職し、今では悠悠自適の生活を送っているそうだ。奥さまを亡くしてから一人で毎年クルーズツアーに参加しているという。
ヨーロッパを中心に世界を旅して、異郷の歴史文化や食事そして市民たちとのふれあいを楽しんでいるという。クルーズ旅は今では夫婦参加よりも女性のグループ客が多くなっているそうだ。そうした人たちとディナーを共にして歓談すること船内のイベントではとくに社交ダンスで相方志願の女性が多いらしい。羨ましいほどの活動ぶりである。彼は博識の上に愛される人物だから自然と友達が増えていくのだろう。彼にとってクルーズ旅は自己実現のための糧になっているといえそうだ。
R嬢の経歴も面白い。彼女は大学卒業後、東京で広告会社IK社に就職し、マーケッターとして活躍していたそうだ。その後縁あって社内結婚し、二人の息子をもうけたという。子育てが一段落してからは父君の経営するEスーパーに入社、現在では役員として活動の場を広げている。ここに至るまでにはそれなりの苦労があったのだろうが、快活で明るく、物おじしない女性だ。上背があり、スタイル抜群でとても50代には見えない。どこへ行っても人気者のようだ。
D氏はこの場では彼女圧倒され、翻弄されている感じだ。締めにチャーハンと焼きそばを頼んでこの場を切り上げた。二次会は駅前のカラオケバー「ジョイ」に決まっている。S氏が常連の店なので、皆にとっても居心地がよい。R嬢は歌謡曲からポピュラーまでレパートリーが広いから歌いだすと簡単には終わらない。マイクを放さず、他のグループから声をかけられるとデュエット曲まで披露する。見ていて気持ちがよい。負けじとF氏、D氏も参戦し歌合戦が始まった。
S氏と私はあいまをぬって、歌う機会をもらう。S氏は肺気腫の持病もちだが、本来はカラオケ好き。昔のような激しい曲はだめだが、石原裕次郎などのムード歌謡を歌う。2時間弱歌いまくって、お開きになった。カラオケで声を出すことは健康に良いし、ボケ防止にも有効という説もある。S氏のおかげで、また気の置けない友達が増えた。再会を約束して駅で別れたが、別れ際にR嬢は全員にハグをプレゼント。元気なおじさん、おばさんの姿を見せられるのは嬉しいものだ。
この日の懇親会の場所は成城学園駅前の中華料理店「桂花」。昔、現役時代にも何回か訪れたことがある店で懐かしい。JR赤羽駅から新宿を経由して、小田急線に乗り換え、成城学園前駅北口からすぐの雑居ビルの2階だからわかりやすい。S氏からのショートメールで午後5時集合とあったので、早めに自宅を出た。店に着くと、すでにS氏は来ており、まずは生ビールで乾杯だが、彼はいきなり熱燗にする。前菜盛り合わせを頼んで皆を待つことにした。
ところがなかなか参加者が現れない。30分ほど経って、F氏が現れ、続いてR嬢、D氏が登場した。彼らによると集合時間は午後5時半からということだったらしい。皆が揃って、改めて乾杯になった。さっそく海老チリソース、名物の麻婆豆腐などを頼んで盛り上がる。F氏はS氏の遠戚に当たる人物で、親戚の法事などで会う機会が多くなり、飲み仲間として縁が復活したという。彼はSスーパー勤務時代、企画、販促部門などで活躍し、GMS全盛期をよく知っている。

当時は流通・サービス業の成長期だったから、いろいろ新事業に取り組むことができたようだ。新業態の開発はもちろんのこと、他社との提携や買収業務にも関わったという。彼は充実した会社人生を送ったのだろう。私もSグループにはいろいろな思い出があり、彼と共通の知人が多かったので話題が尽きることはない。彼はグループ会社出向を含めて60歳で定年退職し、今では悠悠自適の生活を送っているそうだ。奥さまを亡くしてから一人で毎年クルーズツアーに参加しているという。
ヨーロッパを中心に世界を旅して、異郷の歴史文化や食事そして市民たちとのふれあいを楽しんでいるという。クルーズ旅は今では夫婦参加よりも女性のグループ客が多くなっているそうだ。そうした人たちとディナーを共にして歓談すること船内のイベントではとくに社交ダンスで相方志願の女性が多いらしい。羨ましいほどの活動ぶりである。彼は博識の上に愛される人物だから自然と友達が増えていくのだろう。彼にとってクルーズ旅は自己実現のための糧になっているといえそうだ。
R嬢の経歴も面白い。彼女は大学卒業後、東京で広告会社IK社に就職し、マーケッターとして活躍していたそうだ。その後縁あって社内結婚し、二人の息子をもうけたという。子育てが一段落してからは父君の経営するEスーパーに入社、現在では役員として活動の場を広げている。ここに至るまでにはそれなりの苦労があったのだろうが、快活で明るく、物おじしない女性だ。上背があり、スタイル抜群でとても50代には見えない。どこへ行っても人気者のようだ。
D氏はこの場では彼女圧倒され、翻弄されている感じだ。締めにチャーハンと焼きそばを頼んでこの場を切り上げた。二次会は駅前のカラオケバー「ジョイ」に決まっている。S氏が常連の店なので、皆にとっても居心地がよい。R嬢は歌謡曲からポピュラーまでレパートリーが広いから歌いだすと簡単には終わらない。マイクを放さず、他のグループから声をかけられるとデュエット曲まで披露する。見ていて気持ちがよい。負けじとF氏、D氏も参戦し歌合戦が始まった。
S氏と私はあいまをぬって、歌う機会をもらう。S氏は肺気腫の持病もちだが、本来はカラオケ好き。昔のような激しい曲はだめだが、石原裕次郎などのムード歌謡を歌う。2時間弱歌いまくって、お開きになった。カラオケで声を出すことは健康に良いし、ボケ防止にも有効という説もある。S氏のおかげで、また気の置けない友達が増えた。再会を約束して駅で別れたが、別れ際にR嬢は全員にハグをプレゼント。元気なおじさん、おばさんの姿を見せられるのは嬉しいものだ。