西呑屋おかみ日記

思いついたことを、思いついたときに。とある祭でURLを撒いてしまったので、今後は羊毛作品の記事もアップします。

魚宴

2007-07-07 | Weblog

かなり前からタイラ・カンバヤシ組と約束していた“魚市場で思う存分 魚を仕入れ、捌いて喰らう”という酒宴。本日、ついに決行の日を迎えた。仕入れは目利きの彼らに任せ、我々は部屋を掃除して、副菜など拵え迎え撃つ。カンバヤシ君の前職は魚屋さん。使い込まれ半分くらいに刃が減った自前の柳刃包丁持参で、いやあ、美しく造ってくださるシマアジ、カツオ。皿を替えてカワハギ、〆鯖。自宅にいながら、こんな、目にも舌にも贅沢な宴ができようとは。スバラシイ。
アヤシキダ夫妻とミヤジも呼び、総勢7人で食べまくる。タイラ君作のヅケや、アヤシキダ夫作の中華まんも美味。ぎょっとするほど多く思えたテーブルの上が、みるみるスカスカになっている様は見事であった。
大いに食べ大いに笑って、実に実に、幸せな休日でありました。

七転び八起きどころか

2007-07-04 | Weblog
5日の取材に備え、ここ1週間ほど“京浜工業地帯の父”浅野総一郎漬け。まだいくらでも手を入れる余地のあった開墾期の近代日本とはいえ、いやしかし、スケールでかいなあと感嘆しきり。
そんなわけで『九転十起の男 ~浅野総一郎の青春~』をDVDで観て、さらに今日は朝から川崎の映画館で『九転十起の男 ~激動編~』を鑑賞。映画としてのカタルシスとか、そんなものはこの際、求めまいよ。圧倒的に不足している役者の力量にも、頑張って目をつぶるよ。なんだかいつの間にかみんなして忘れてしまった、いまの日本の土台を築いた立役者たちの生涯を描く、そんな映画があってもええやん。三部作完結編には、誰かもっと、どーんと金出しちゃり。