6試合で19打数8安打の打率4割2分1厘。1本塁打、5打点と申し分のない成績は、本人も「でき過ぎです」。ただ、表面上の数字よりも、その内容をチーム関係者は称賛する。
たとえば勝負強さ。5打点の内訳は、同点の3点本塁打と勝ち越しの2点二塁打で、ここぞという場面で打っている。
また5四球を選んだ選球眼は「カブス打線は世界で最も辛抱強さがないが、フクドメは本当のプロだ」とピネラ監督。アストロズとの2戦目では状況を見極めてセーフティーバントを決めたように、どんな場面でも冷静さを失わず、自分の土俵内に勝負を引きずり込めている。
福留は「日本でやってきたことをやるだけ」と大リーグに合わせるのではなく、自分のペースを優先。選球眼についても「打てると思えばストライクだし、打てないと思えばボール。それをストライクと言われたら仕方ないし、自分のものは変えない」。
ただ、この6試合は恵まれたところもあった。相手投手の球質は比較的くせが少なかった。だが、ブルワーズとの2戦目で先発したシーツのように、よく動くツーシームを操る投手にはてこずった。
また、ストライクゾーンも「言われるほど、日本と変わらない」との感触を得ていたが、6日のアストロズ戦は日本では、ボールになる球をストライクと判定されて戸惑いを見せた。
「まだ6試合。これからでしょう」と福留。遠征が始まり、13日からは13連戦の厳しい日程、時差調整など大リーグらしい厳しさも待っている。それらをどう乗り切っていくかも、今後の鍵を握るだろう。
(シカゴ・西沢智宏)
たとえば勝負強さ。5打点の内訳は、同点の3点本塁打と勝ち越しの2点二塁打で、ここぞという場面で打っている。
また5四球を選んだ選球眼は「カブス打線は世界で最も辛抱強さがないが、フクドメは本当のプロだ」とピネラ監督。アストロズとの2戦目では状況を見極めてセーフティーバントを決めたように、どんな場面でも冷静さを失わず、自分の土俵内に勝負を引きずり込めている。
福留は「日本でやってきたことをやるだけ」と大リーグに合わせるのではなく、自分のペースを優先。選球眼についても「打てると思えばストライクだし、打てないと思えばボール。それをストライクと言われたら仕方ないし、自分のものは変えない」。
ただ、この6試合は恵まれたところもあった。相手投手の球質は比較的くせが少なかった。だが、ブルワーズとの2戦目で先発したシーツのように、よく動くツーシームを操る投手にはてこずった。
また、ストライクゾーンも「言われるほど、日本と変わらない」との感触を得ていたが、6日のアストロズ戦は日本では、ボールになる球をストライクと判定されて戸惑いを見せた。
「まだ6試合。これからでしょう」と福留。遠征が始まり、13日からは13連戦の厳しい日程、時差調整など大リーグらしい厳しさも待っている。それらをどう乗り切っていくかも、今後の鍵を握るだろう。
(シカゴ・西沢智宏)