10月7日(金) 曇り 25℃/32℃
今日は、去年亡くなった中島らもさんのエッセイ『ロバに耳打ち』を読んだ。文庫の帯には、俺が死んでも文庫は残る!!一周忌?ええいっ、だまらっしゃい!とある。(笑)お父さんが歯科医で、豊かな幼少時代をすごしたことや、(お父さんがある日曜日にシャベルでプールをつくったそうな…)タイで像のノミに刺された話しなど、相変わらずの面白さだ。もう、この世にいないのが惜しい人だ . . . 本文を読む
8月21日(日) 曇り 25℃/29℃
今日、やっとのことで『海辺のカフカ』(下巻)を読み終えました。何度も途中で投げ出しそうになりましたが、どうにか最終ページまでいけました。僕の好きなキャラだったナカタさんがあっけなく亡くなったのはショックでした。四国の山中にある時間の関係ない村は何を意味しているのだろう?入り口の石も、ジョニーウォーカーも、カーネルサンダースも謎のままで、宙ぶらりんで、どう理解 . . . 本文を読む
『海辺のカフカ』(上巻)新潮文庫、今日、やっと読み終わりました。明日から(下巻)に取り掛かるつもりです。しかし、つくづく自分がどんどん馬鹿になってきているのを痛感しています。昔なら、一気に読めたんじゃないのかなぁ。僕の右脳も左脳もスカスカになりつつあるのではないかしらんと思うですよ。マジで。
ところで、この作品も、村上春樹さんの以前の作品『世界の終わりと、ハードボイルドワンダーランド』のように、二 . . . 本文を読む
ここ数ヶ月のうちに、集落の中で亡くなられるお年寄りが多い。先月は、隣の家でもおばあちゃんがなくなった。そして、先日、我が家も大阪の伯父が世を去った。都会暮らしでは、身近に死はなかなか存在しないが、高齢者の多い田舎だと死は身近なことに思える。
久し振りに、『葉っぱのフレディ』レオ・バスカーリオ著という絵本を読んでみた。数年前ベストセラーになり、CDにもなった本だ。生きること、そして、死ぬことを考える . . . 本文を読む
今日、東京からの荷物をちょっと整理してみたら、18歳、19歳の学生の頃に読んだ、高橋和巳の『我が心は石にあらず』の中の文章を書き写した原稿用紙が出てきました。印象に残った一文だったのだと思いますね。確か、この本の内容は、労働組合の委員長の主人公が、妻子持ちでありながら、同じ組合活動の女性と男女の中になり、経営者側のトップも自分と同期の男性で、板ばさみになり苦悩する云々だったような記憶があります。結 . . . 本文を読む
先日、『Good Luck』という本を読みました。
今、ベストセラーになっている本だし、装丁が目を引いたので購入しました。
ストーリーは、64歳になる初老の男、マックスが、よく晴れたある春の日の午後、セントラルパークのお気に入りのベンチに腰掛けていた時、幼なじみのジムと偶然再会することから始まります。マックスは幸運を手に入れた成功者で、ジムは運に見放されたと嘆く破産者です。マックスは、自分が祖父か . . . 本文を読む
2月25日(金) 曇り 15℃/18℃
昨日、名瀬市のTSUTAYAで買ってきた、池波正太郎著『剣客商売』第12巻(文庫)を読み始めました。この小説は、江戸中期、田沼意次が老中の頃が舞台です。主人公は、剣はもとより、全てにわたって融通無碍(ゆうずうむげ:考え方や行動が何事にもとらわれず自由である)な、人生の達人の老剣客、秋山小兵衛(59才)と、剣一筋の実直な息子・秋山大治郎(25歳)の二人を中心に . . . 本文を読む