ちょうど高校入学と同時に門戸を叩いた勝田話法研究所の所長にして、あの鉄腕アトムの御茶ノ水博士の声の持ち主。声優教室の入所には一応オーディションのようなものがあって、会場は現地に行ってから判明したのですが勝田さんのご自宅でややビビり気味でした。この時点では全く知らなかったのですが、先輩には後にある有名IPに出演されることになる
声優の卵(個人的に人生の分岐選択を迫られたおっかないお姉ちゃんに)もいらしゃいました。当日聞かれたことは工業高校って畑違いだよねやら学校と両立できそう?など割と普通な話だけだったような気がします。週4日アルバイトして当初週一回土曜日の通学でした。初年度難関だったのは鼻濁音の発音と外郎売で、当時はまだケータイもインターネットもなかったせいか、特に関西出身の方の語尾流れ(特に う)が治まらない人がボチボチいて大変だなと思っていました。が、勝田さんの方針は「やりたいやつだけやればいい」と切り捨てる感の厳しさだったので脱落者も出てきます。後になっても勝田(後の勝田声優学院)は厳しいと言われていたのにはこんなところがあったからかもしれません。