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2024年米国大統領選挙の有力候補者

2022-12-25 18:42:29 | 日記
アメリカ合衆国大統領は、大統領令の発令や条約締結に加えて、裁判官や各省庁長官の指名権などの行政権を有することが知られているが、同時に軍最高司令官であり、核兵器の使用権限を有している。ロシアによるウクライナ侵攻への対応や、中国との軍事問題拡大懸念、更に北朝鮮のような核兵器保有国や核兵器開発疑惑国とされるイランやシリアなどへの対策を含めて、重要な軍事決定を冷静に判断できる能力が米国大統領には求められるだろう。2024年11月5日(11月第1月曜日の翌日に実施)に行われるアメリカ合衆国大統領選挙においては、軍最高司令官としての資質を有する候補者が選出される可能性が高く、経歴において軍経験を持つことや健康面は大きなポイントになりそうだ。共和党員でフロリダ州のロン・デサンテス知事(44歳)と、民主党院で現米国運輸長官ピート・ブティジェッジ氏(40歳)は、次期大統領選挙においての有力な候補と見られるので、その経歴について調べてみよう。

ロン・デサンテス氏( Ron DeSantis  : フロリダ州知事)

1978年9月14日生まれの44歳で、2022年の中間選挙では大差をつけてフロリダ州知事に再選された。曽祖父母は全てイタリア生まれのラテン系アメリカ人(ラティーノ)で、イェール大学を卒業してハーバード大学で法学博士号を取得、ハーバード在学中に海軍将校となり海軍司法学校を修了し、軍法律顧問としてイラク駐在経験もあり、現在も米国海軍予備役を続けている。アメリカ合衆国国勢調査局が公表した2020年データによると、ヒスパニックとラテン系の米国民比率は18.7%(黒人やアジア系との混血は除く)、黒人もしくはアフリカ系アメリカ人の比率が12.1%(白人・ヒスパニックやアジア系との混血は除く)となっており、大統領選挙においては、白人に加えてヒスパニックやラテン系アメリカ人の支持を得ることが重要視されるが、まさにデサンテス氏は、この人種層への強みを持っているといえそうだ。フロリダ州副知事のジャネット・ヌネェス女史はキューバ人の両親を持つヒスパニックで、フロリダ州でのデサンテス氏政策への支持率は高く、大統領選挙における影響力は高いと言えそうだ。

ピート・ブティジェッジ氏( Pete Buttigieg : 米国合衆国運輸長官)

1982年1月19日生まれの40歳で、ハーバード大学を出身しインディアナ州サウスベンド市長となり、米国海軍予備役に登録しアフガニスタンで従軍。スペイン語やイタリア語・フランス語などの語学に長じ、カトリックであるものの同性愛者であることを公言し同性婚している政治家だ。学力優秀で年齢も若く軍役もこなしており、運輸長官として全国的に知名度を上げていることから、民主党の有力な大統領候補に浮上する可能性は高いだろう。運輸長官としては、バイデン政権下でのインフラ充実を推進すべく米国全土を駆け回っており知名度が高まっていることから、民主党の有力な大統領候補に浮上するのではないだろうか。