屈狸が勝手に中野大学ゼミナールと称して月に一度通っている中野の季節魚料理『らんまん』での魚菜の勉強。
平成25年皐月聴講。
今日はかなり気温が上がった。
陽気は夕方になっても残っており、ようやく初夏の様相を感じられた。
いつもの端席へ収まり、季節の魚と野菜のガラスケースを眺める。
先ず素晴らしい真鯛が眼を惹く、赤貝、つぶ貝、鰯、鯒、鯵、眞子鰈、金目鯛。
たらの芽、菜の花、片栗、浜防風、谷中と春から初夏の魚菜が並ぶ。今日はどの組合わせで楽しもうかと悩む。なんとも嬉しい悩みだ。
エビスビール中瓶を頼んで暫しの逡巡。
お通しは菜の花の芥子漬け。
今日は初夏の陽気になったし、それらしくいこうと決め、鯒、鯵の刺身、浜防風の二杯酢をお願いする。と、前回食べた片栗(若芽をかために茹で二杯酢にしばらく浸け置いたもの)の今回は花がついたものがあり、もう今年は食べ納めですよと言われて、菜はそちらに変更した。
これでばっちり。ビールを飲みながら待つ。
お通しの菜の花をつまむと、これが旨い。しゃっきりプリプリした歯応えに甘み、苦みが絶妙。京都の菜花なのだそう。こんな旨い菜の花芥子漬けは初めてだ。
そのうち、常連の客がぽつりぽつりと来る。この店でのもうひとつの勉強(というか楽しみ)は、常連客と店主人の何気ない会話だ。
この店の常連客は皆、屈狸よりかなり歳上。
前に店のご主人が「お蔭さまで、店は佳いお客さんに育ててもらっています」と仰っていたが、素敵な歳のとりかたをされている方が多く、何気ない会話ひとつひとつにハッとさせられる。
今日も、さらりとした会話に大いに學ぶことができました。
程なく料理が運ばれる。
鯒と鯵の刺身、「初夏の味ですね」と、お店のお姉さんに言われて、にっこり。
少しして運ばれた片栗は、若芽の時より長めに茹でて二杯酢に浸けてある。紫色の花が付いていて、見た目からおいしそうだ。
鯒、鯵とも間然することなく、今年最後のかたくりも清々しい味わい。
〆張鶴の常温2本。
本日も、ごちそうさまでした。
次回の聴講が待ち遠しい。
平成25年皐月聴講。
今日はかなり気温が上がった。
陽気は夕方になっても残っており、ようやく初夏の様相を感じられた。
いつもの端席へ収まり、季節の魚と野菜のガラスケースを眺める。
先ず素晴らしい真鯛が眼を惹く、赤貝、つぶ貝、鰯、鯒、鯵、眞子鰈、金目鯛。
たらの芽、菜の花、片栗、浜防風、谷中と春から初夏の魚菜が並ぶ。今日はどの組合わせで楽しもうかと悩む。なんとも嬉しい悩みだ。
エビスビール中瓶を頼んで暫しの逡巡。
お通しは菜の花の芥子漬け。
今日は初夏の陽気になったし、それらしくいこうと決め、鯒、鯵の刺身、浜防風の二杯酢をお願いする。と、前回食べた片栗(若芽をかために茹で二杯酢にしばらく浸け置いたもの)の今回は花がついたものがあり、もう今年は食べ納めですよと言われて、菜はそちらに変更した。
これでばっちり。ビールを飲みながら待つ。
お通しの菜の花をつまむと、これが旨い。しゃっきりプリプリした歯応えに甘み、苦みが絶妙。京都の菜花なのだそう。こんな旨い菜の花芥子漬けは初めてだ。
そのうち、常連の客がぽつりぽつりと来る。この店でのもうひとつの勉強(というか楽しみ)は、常連客と店主人の何気ない会話だ。
この店の常連客は皆、屈狸よりかなり歳上。
前に店のご主人が「お蔭さまで、店は佳いお客さんに育ててもらっています」と仰っていたが、素敵な歳のとりかたをされている方が多く、何気ない会話ひとつひとつにハッとさせられる。
今日も、さらりとした会話に大いに學ぶことができました。
程なく料理が運ばれる。
鯒と鯵の刺身、「初夏の味ですね」と、お店のお姉さんに言われて、にっこり。
少しして運ばれた片栗は、若芽の時より長めに茹でて二杯酢に浸けてある。紫色の花が付いていて、見た目からおいしそうだ。
鯒、鯵とも間然することなく、今年最後のかたくりも清々しい味わい。
〆張鶴の常温2本。
本日も、ごちそうさまでした。
次回の聴講が待ち遠しい。