日記44

身の回りで起きたこと、日々感じること、ラグビーの事、面白かった出来事等々、気付く度に更新したいと思います。

30秒の出会い

2011年11月29日 20時05分38秒 | 私生活(日記)
11月29日は尾崎豊の誕生日。

思春期と言われる時期にもっとも聴いたアーティスト。
たくさんの曲にたくさんの思い出が詰まってる、
俺にとっては物凄く影響をたたえてくれた人。

出会いは中学1年?の頃だった。
ハッキリとは覚えていないけれど、
恐らくあれは死亡したというニュースだったのだと思う。
学校から帰ってきて家でテレビを付けていたが漫画を読んでいた。
別にニュースをを見ていたわけではなかった。

そこで突然流れた『15の夜』。
この曲を聞いた時に身震いが起きるほど衝撃的だった。
読んでいた漫画(多分おぼっちゃまくん)を投げ捨て、
テレビに釘付けになった。
30秒程度の映像だったと思うが、一瞬で虜になった。

家には俺ひとりだった。
名前は聞いた事ある人だったからきっと兄ちゃんはこの曲を持っている!
そう思い兄の部屋にこそこそ侵入し、カセットテープをあさった。
その中に『17歳の地図』と書かれたカセットがあった。

長男が高校入学のお祝いに買って貰ったコンポを
その時は二男が使っていた。
その古いハイテクマシンにカセットを挿入し、
再生ボタンを押すとちょうどよく『15の夜』が流れて来た。

近所迷惑じゃねぇか!?という位に爆音にして
何度も何度もその曲を聞いた。
歌詞もメロディーもどんどん心に突き刺さってきた。
それまで生きてきて、音楽でこんなに胸が熱くなったのは初めてだった。

それをきっかけに家でひとりになると兄の部屋へ侵入し、
尾崎を爆音で聞くのが俺の楽しみになっていた。
尾崎の他の曲を好きになるのには時間は掛らなかった。




曲を好きになるとその人の歩んできた人生を知りたくなった。
当時はインターネットなんてものは無かったから、
尾崎に関連する著書を片っ端からあさった。
本屋に行って詩集を購入したり、昔の週刊雑誌を掘り起こし、
尾崎のインタビュー記事を発見するとそれをスクラップにしたりもした。
ギターを始めたいと思ったきっかけもここにあった。
VHSのライブビデオも購入して何度も何度も見た。
確か初めて買ったCDも、尾崎。

小さい頃から兄弟の影響を受けて育って来た俺だけど、
多分この時初めて自分自身の感覚で好きになったと思う。
なんだかんだ言って、野球もラグビーも長渕もブルーハーツも、
兄ちゃん達の影響で好きになったりはじめた事。
まぁ、それがいいとか悪いとか言ってる訳でもなんでもなく
きっかけなんて何でもいいわけなんだけど、
多分、尾崎に関しては誰の影響も受けることなく、
何の情報も先入観も無い状態で俺の心に入りこんできた。
俺にとっては初めての感覚で初めての経験だったんだな。
と、いま思った。


尾崎や尾崎の曲の思い出を語りだしたら
ちょっとやそっとでは終わらないからこの辺にしておこうと思うけど。
あの時のたった30秒の出会いが、
こんなにも俺の人生に関わってくるとは思いもしなったな。


と、いうお話。


よしっ!



今夜は聞きながら寝よう!




たまきこうじを…。


ずこっ

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