日蓮正宗は、鎌倉時代の日蓮大聖人(1222~1282)が説いた仏法を信奉し、弘安二 年十月十二日に御図顕の本門戒壇の大御本尊を宗旨の根本となる本尊とし、現代に即して実践しています。
日蓮大聖人は、仏教の創始者である釈尊が目指した「万人の成仏」の真髄を説くのは唯一「法華経」であるとしました。そして、その法華経の精髄を「南無妙法蓮華経」と顕し、全ての人が成仏(何があっても揺るがない絶対的な幸福な境涯)できる方途を示しました。
日蓮大聖人は、妙法こそが全ての民衆を成仏に導く教えであることを訴え、自ら広めました。そして、当時の為政者にも「立正安国論」を提出するなど、正しい宗教観に立つよう迫り、命に及ぶ数々の弾圧を受けました。しかし、日蓮大聖人はいかなる困難にも屈せず、弟子や門下に法門の論文や手紙を綴り、この信仰を貫くよう励まし続けました。そして、後事を直弟子の日興上人に託しました。
日蓮正宗は、民衆の幸福を願い救済し続けた日蓮大聖人を末法の御本仏と仰ぎ、その生涯をあらゆる機会に学んでいます。そして、日蓮正宗の信徒の一人一人が、日蓮大聖人の如く、いかなる困難にも屈しない力強い人生を歩めるよう信仰を深めています。
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