冷たい風が吹く朝です。
新人戦県大会一回戦の当日になりました。一生懸命何かに取り組んでも、また何もしなくても、『その日』 という日は必ずやってきます。昨日練習見学にグラウンドへ行くとサッカー部のみんなはいつ通り声を出して練習に取り組んでいました。
『エジプトは ナイルの たまもの』 古代歴史家 ヘロドトス
いわゆる 「練習のための練習」 ではなく 「試合で練習しているその場面」 というのは必ずあります。
大相撲一月場所が現在おこなわれています。間もなく千秋楽。金星を挙げた力士・試合を終えた大関・横綱のインタビューを聞くと、みなさん必ず言う言葉があります。
『稽古のたまものです。』
なるほど、「ハッキョイ!のこった!」 と取り組みが始まった時、「ここで上手を取って…この体制に成ったら左に回って…」 などど考えている時間は取り組み中、そうないでしょう。稽古によって鍛えられた体と頭で、流れの中で自然に体が動いている… そして勝ちたいという強い気持ちを持つ。その結果金星を挙げる・勝利する。
まさに稽古のたまもの!そう解釈できます。
『私の体は天からの授かり物ではなく、努力のたまものなのです。』
と言ったのは陸上金メダリストの選手です。
要するに普段からの練習の成果をいかに発揮できるか。仲間や先生達から学んだ事をゲームでどう出していくか。気持ちの高揚・あきらめない気持ち・勝負へのこだわりをどうコントロールしていくか-。全てが普段からの練習です。その成果です。
練習で出来ていることを試合で発揮しない手はありません。普段から練習していること、どのチームも必ず今日の試合のある場面で訪れます。その場面で練習の成果を発揮するのです。
今大会も素晴らしい大会になりますように。関係者の皆様のご尽力に感謝の気持ちをあらためて持ち、今日の大会に臨みましょう。本日試合の佐世保実業高校サッカー部の皆様、よろしくお願いいたします。
□1月23日(土曜日) 一回戦
●会場:長崎県立総合運動公園サッカー場
12時30分~ 長総大附-佐世保実業 (勝者チーム:二回戦 長崎日大)