川崎殺傷４日前に同様の移動、徒歩で現場へ

川崎殺傷４日前に同様の移動、徒歩で現場へ

神奈川県川崎市で小学生ら２０人が死傷した事件で、自殺した容疑者とみられる男が事件の４日
前の朝、同じルートで現場付近まで行っていたことが分かった。警察は事前に下見をしていた可能
性があるとみて調べている。
この事件は５月２８日、川崎市の路上で小学生ら２０人が包丁で次々に刺され、カリタス小学校６
年の栗林華子さんと外交官の小山智史さんが死亡したもの。直後に自殺した岩崎隆一容疑者
は、事前に包丁４本を準備し、犯行に及んだとみられている。
捜査関係者への取材で、岩崎容疑者とみられる男が事件４日前の朝、事件当日と同様、自宅最
寄りの読売ランド前駅から事件現場近くの登戸駅まで電車で移動。さらに、徒歩で現場付近を訪
れていたことが分かった。防犯カメラなどの捜査で明らかになったもので、このときは手荷物は持
っていなかったという。
警察は、岩崎容疑者が事前に下見をして入念に犯行を計画していた可能性があるとみて調べて
いる。