新人にもかかわらず、その名を知らない者はいない。
タレント、ハン・ヒョジュ。
業界の話題を集めたユン・ソクホプロデューサーの季節シリーズ完結編『春のワルツ』で、見事主人公の座を射止めたからだ。
「まだ、信じられません。ミーティングで監督にお会いするまで、次回作のためにミーティングするのかと思ってましたから」
口ではこんなふうに言うが、実はなかなかのしっかり者。
ユン・ソクホプロデューサーは「ハン・ヒョジュは主人公ウニョンそのもの。キャラクター分析も完璧で、自分のいい面を見せる方法を知っている」と称賛した。
春のワルツは、母親を亡くして責任感ない父親と暮らしながら苦労する男性主人公スホとウニョンが小さな島で偶然出会って人生で最も美しい春を送り、後に大人になってから再開する物語を描く。
明るく健康的でありつつ女性らしい面を持つのがウニョンのキャラクター。
少し前にオーストリアロケから戻ってきたハン・ヒョジュは、まだ抜けきらない時差ボケにも「全然、平気です」と微笑んだ。
昼夜問わずに撮影していたので、昼と夜が逆の韓国に戻ってきても、何も変わらないと説明する。