私の天命、何処で知る?

あっという間に不惑も終えて。
さて、天命と言われましても何のこっちゃ。
まあ日々幸せなんでいいんですけど。

染模様恩愛御書

2010-03-20 21:19:59 | 日記

いやいやいや、観てきちゃいました。
日生劇場・三月花形歌舞伎、話題の衆道モノ(そんなジャンルありません)。

いやぁ~、染五郎、恋するただの馬鹿(笑)。
ギャグですか?ってくらい、場内も笑いが絶えません。
でも、それくらい馬鹿になっちゃうほど、愛之助さまが可愛らしい。
あれはやばい。ガチでカワイイ。
私が男でも惚れてます。
登場のたびにお振袖が変わるのよ~(←前髪のお小姓役)。
いちいち可憐でよく似合う…。
守ってあげたい~っ。庇護欲をそそります。
染五郎の気持もわかります。ええ、あれは馬鹿になっても仕方ない。

敵役の図書様が、よかったです。
まわりで観ていた人の感想も聞こえましたが
皆「図書がよかったね~」って言ってた。うん、わかる。
あのふてぶてしさ、サイコ~。死に姿までふてぶてしい。
殺陣も、剣術指南役だからってこともあるのでしょうが
さすがな感じがしました。

でも、私のお気に入りは、細川の殿様と帯刀です。
あの殿のおおらかさは素敵だわ。九曜の紋がまぶしいっ。さすが細川(意味不明)。
そんな彼に仕える帯刀、私の大好きなポジションです…。

話題のラブシーン(?)ですが、あれ、帯のくるくるいる~?
あれがあったから、その後のシルエットで抱き合うシーンまで
笑いが起こっちゃった気がする~。
私は、ただただ美しいシーンにしてほしかったんだがなぁ。
世間的に、少し笑い要素入れないとまずかったのかな…。謎。
むしろその後の血の契りのシーンの方が色気がありましたね。
あのシーンは美しかった…。うっとり。

なんかね、チラシの写真とか見てると、
愛ちゃん(いつの間にそんな呼び方?)が先に死んじゃって
その仇を染様(いつの間に~?)が打つのかしらってイメージじゃないですか?
終わってみれば、あれれ?
いや、ストーリーは予習してたんですが
で、あのチラシのシーンは?って思っちゃったのでした。
ふたりの夜のシーンってことですか?染様の妄想シーン?
まあ、綺麗だからいいか(←いいのか?)。

予習もしてたし、歌舞伎だし、まあ、そういうラストだろうと思ってましたが
やはり、切ないですね~。
ラブラブバカップルな余生をおくってほしかった気がしますが
まあ、殿様にゆるされてから四年間は、ラブラブ・いちゃいちゃな生活を
していたんだろうから、良かったんでしょうかね。
四年たっても、手を繋いで往来歩いちゃう二人ですから…(呆)。
「四年たってもまだ前髪?」とも思いましたが
そこは、永遠の美少年ってことで?

ラストの杜若持った愛ちゃんの儚げなこと…。
染様には寄り添う位置に立ってほしかったですが、
そこはやはり、あの距離感が必要だったんでしょうね…。
せつないっ

いやでも、このあと愛ちゃん、大川背負ってやってけるかしら~。
心配~。心をゆるすなら是非殿様で(え?)。

とまあ、様々な想い(妄想?)を抱えながら
土曜の14時、ひとり銀座を歩いていたのですが
お腹もすいたし、気分を落ち着かせたいしということで、
以前も行った「ローマイヤ」でランチ。
前は公演前に入ったのでビールは飲みませんでしたが
今日はもう打ち上げだっ!ということで、昼間っから一人ビール祭り。


この後、歌舞伎座三部の仁左衛門兄さんに行こうかとも
思ってたのですが、おなかいっぱいのところに別のご馳走って
もったいないかな、ということで、酔い覚ましに銀座ぶらついて
帰ってきました。

いやあ、気分サイコ~。
充実の休日でした。
こんな日もたまには必要。うん。

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