おじさんの信州日記

故郷へのリターンで田舎暮らし。
さてさてどんな生活が待っているやら。

たわしねこ

2008-10-31 14:58:59 | Weblog

今日の猫 たわし猫がいっぱい入荷した


今朝たわし猫が入荷した。とても売れていた商品だったが、おじさんがメーカーさんの在庫がつかみきれず、このところ淋しくなっていたが、これだけ入ってくればまた売れだすだろう。特に中高年層の女性に期待、ねこやでその世代に買ってもらえる数少ない商品である。

この商品にもいろんな思い出がある。その多くはもちろんおばさんたちの言動だが、同世代でこれだけ支持不支持が分かれるのも珍しいことだ。

でも気に入った人は、一目見たら忘れる事が出来なくなるようで、気になって気になって、一旦長谷の駅まで行ったのに帰ってくる。この前のおばあちゃんは、あまりあわてるものだから、ねこやの入り口の段差に足を引っ掻けって転んでしまった。それでも「すいません、この黒猫を下さい」と叫ぶ。おじさんもあせって「大丈夫ですか、ゆっくりでいいですから先ず足の方も確かめてください」と言うのが精一杯で有った。

幸い足の怪我もすりむいたくらいで大したことなく、おばあちゃんはたわし猫の入った大きな袋をかかえ、嬉しそうに再び駅に向かって帰って行った。「それでも足が痛いはずなのに、大丈夫なのだろうか」と心配して見送るおじさん、自分が気に入った物を手に入れると痛さも忘れるらしい。

でもそんな人ばかりではない。店に入って来た瞬間正面に有るたわしねこを見て「まっ、たわしよたわし。これで身体を洗うのかしら」なんて事を言う小憎らしいおばさんもいる。陰で聞いてたおじさん、「あんたはいつもたわしで身体を洗ってるのかよ~」と思う。中には「これで茶碗を洗うのっ」なんて言う、これまたかわいくないおばさんもいる。どの人もほんとにそんな事など思っていなくても、ただ憎まれ口を利いてみたいだけなのだ。

表の通りを歩くおばさん、ねこやの中を覗き、正面のたわしねこを見て「なに~、あれも猫~。ありゃ狸だわ狸」と言って立ち止まり、今度は店の中に首を覗かせ、「ひどいもんだあれで猫だって、ひどいもんだ」。そして少し歩き始めても「ひどいもんだ、ありゃ狸だ」と言いながら進む。後ろからはおとなしそうな旦那が黙ってただ黙々とついて行く。

でもあんなに悪口を言われたじゃれねこは、一番人気のたわし猫で、今は売り切れでどこにもない。狸だアライグマだと言われ続けられた猫が、一番人気で良く売れたことがとてもおもしろい。

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平和な日々

2008-10-30 12:00:10 | Weblog

今日の猫 わるねこのポストカード


先週の土曜日に小山内さんが持って来てくれたわるねこが、また殆ど売れてしまった。店は毎日暇なのに通販の注文は次々と入る。もちろん東京や横浜の人もいるが、やっぱり地方の人が注文してくる方が多い。北陸や山口、広島、全国いたる所でわるねこが評判のようで、そんな人は品物が到着すると、すぐ追加でまた欲しくなるらしく、また注文してくれる。座っていて商売になるなんてありがたいことだ。

それにしてもいくら実店舗が有るとはいえ、ねこやを信用して先にお金を振り込んでくれるのだから、嬉しい話だ。それになんとか応えて粗相がないよう、出来るだけ早くお客さんの所に着くよう気を遣わなければならない。今朝も朝一番でホームページのわるねこのページを印刷して見えたお客さんがいた。でも今は在庫が少なくてご希望の黒猫は無い。いや黒猫はすぐに売れてしまう。お客さんには「申し訳ないですが、足を運んでいただいても多分手に入らないと思いますので、ネットで注文してください」とお願いする。

明後日から小山内さんは北鎌倉で匠の市、それは分っているが、ねこやも3連休で在庫が欲しいところだ。それで恐る恐るメールをする。「もし余裕が有ったらまた納品してね」と。余裕が有るとも思えないが、小山内さんから電話が有り、明日か明後日には納品してくれるという。やれやれ助かった、入ってきたらまたすぐにわるねこのページを更新しよう。待っていてくれる人が沢山いる、おじさんもその期待に応えなければ。


この頃のねこやはとても平和だ。平和すぎて殆ど問題も起こらないから困る、なんと言っても湘南日記の話題に困るのだ。こうなるとあのねこちゃんおばさんや、ソフトクリームおばさんが懐かしい事。どうしたんだろう、そういえば通りにもおばさんの集団が消えている。みんな不景気で観光どころではないのだろうか。

「あら山田さんここにいたの」「そうなの私猫を見るととまらなくなるの」「そんなに好きなの、私は嫌い~、猫を見ると寒気がするの~」「あらそうなのかいいのに、でも猫グッズはいいわよね、生きてる分けじゃないから」「だめだめ、そんなのでもだめなのよ、早く出よう、行こうよ」と山田さんは連れて行かれた。かわいそうな山田さんとねこやのおじさん。

「あんた、ここは何売ってるのっ」「猫よ猫の人形や招き猫よ」「まあ猫っ、いっぱい有るじゃない。でもみんな子供っぽいね、こりゃ子供だましだわ」。そうかと思えば、「まあみんな安物で買いたいもんなんか無いわね」とはっきり言ってくれる人も。おじさんにはブランド品なんて良く分らないが、きっと上から下まで高級品を身に着けて大仏様を見に来てるんだろうね。

そんな事も有ったけど、この頃は平和だ~。そして売れない。この3連休に期待せねば。

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床屋さんに行って来たジョーワン君

2008-10-29 14:06:32 | Weblog

今日の犬 床屋さんに行って来たジョーワン君
まだ耳の毛が伸びず相変わらずパグ風だが


昨日家に帰ると、玄関に入った瞬間2階から階段を駆け下り、ジョーワン君が飛びついてきた。「淋しかったよ~」「床屋さんは嫌だったよ~」と言ってるのか。茅ヶ崎おばさんの話しによるとトリマーさんから帰って来た後は一日中いびきをかいて寝ていたと言う。でもおじさんの帰る時間は分る。その時間が近づくと階段の上で待っていたのだ。

夕べは自分のご飯を食べた後直ぐ自分の部屋に行って寝ていたジョーワン君、今朝おじさんが出かけようとすると慌てて飛び出して来た。今日こそ置いて行かれてはたまらない。毎日おじさんとねこやに出勤するのが当然と思っているジョーワン君。



家の前でおしっこをすると、一目散に畑の中の散歩道に向かうジョーワン君。おじさんは引っ張られてただ付いて行くだけだ。そしてすぐにウンチをするともう用事はないとばかりおじさんの顔を見るジョーワン君。早く抱っこして家に帰ろうと言っているのだ。昨日の疲れが残っているので、今日はそれ以上遠くに行こうとしない。



途中横切る道路は通勤の車で大混雑、とても犬を連れては渡れない。しかたなく尾家の近くまで抱っこして来て、近くでもう一回おしっこ、もう後は車に乗るだけだ。



ねこやに着くとすぐ自分専用のベットに乗り、後はぐ~ぐ~大いびき、きっと今日は午前中いっぱい寝ているだろう。いびきの音の大きさにはお客さんもびっくり、せっかくいい音楽をかけててもだいなしだ。



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札幌の人では

2008-10-28 14:39:25 | Weblog

今日の猫 わるねこのポストカード


今日、ジョーワン君はねこやを休み、先生の所でトリマーさんのお世話になっている。朝いつものように散歩に出て、ウンチをするとお尻が汚れてしまった。「これはまずい、今日は床屋さんなのにこんな汚いお尻じゃあ申し訳ない」と言うことで家に帰って風呂場に。きれいに洗ってから出かけようとすると、玄関まで追いかけて来たジョーワン君、当然今日もねこやに行くと思っていたのだ。

昨日の晩ジョーワン君に「明日はお留守番だよ」と何回も言い聞かせていたのに、分るはずもなく、結局玄関でおじさんが迎えに来るのをいつまでも待っている事になってしまった。トリマーさんは時間がかかるし、ましてや恐い獣医先生の所、疲れるから嫌いだよね。でも先生の所でやってもらうと安心だ。この動物病院はトリマーさんを除いて今度火曜日が休みになったけど、多分あの先生のことだから、今日も出て来て急患の犬を診ていることだろう。先生は疲れるけど、こっちは横にいてくれると助かる。

先ほど茅ヶ崎おばさんに電話すると、ジョーワン君はもう帰って来ていて、かわいく刈ってもらったようだ。そして先生も予想通り出て来ていたらしい。前回耳が短すぎた事も分かっていて、トリマーさんの方から「揃えるだけにします」と言ってくれたらしい。今日のトリマーさんは二人いる内の先輩の方の人、度々出入りするジョーワン君を見て「これはまずい」と思ってくれていたのかもしれない。

電話口からジョーワン君の大いびきが聞こえてくる。「かわいそうに疲れたか」、早く帰って慰めてやらねば。でもこんな日はめったに無い、ジョーワン君がいないとねこやの仕事ははかどる。いつも夕方近くなると餌が食べたい、水が飲みたいとうるさいのだ。帰りの時間も分っていて、その頃になると落ちつかなくなり、その辺の壁を引っ掻いておじさんに怒られる。明日かわいくなったジョーワン君の写真が撮れればいいけど。

朝来てくれたお客さん、「暖かい暑い」と言っていて、途中で上着を脱いだか半袖姿。おじさんも暑がりだけどこの人には負ける。「どこからいらっしゃったんですか」と聞くと「札幌から」との返事、そりゃ暑いはずだ、北海道の人は冬来ても「暑い暑い」と言っている。更に「今日は子供ばかりで落ちつかない」とも言う。せっかくの一人旅でゆっくり鎌倉見物しようと思ったのに、行く所行く所修学旅行の子供ばかりでは気の毒に。

招き猫とポストカードを買ってくれ「私ほんとは犬好きなんだけどね」と言うから、おじさんも思わず「私も」と返事する。家で待っている愛犬、犬のべたべたするところがたまらないと言う。おおじさんも「そうですよね」とすかさず返事、いったい何を売ってる店やら。

それにしても鎌倉に修学旅行の生徒がいないのは、4月初めと夏の7,8月、それに12月からの冬の間、ゆっくり見たかったら、その季節に来るか、それとも子供が行かないあまり知られていないお寺さんに行くよりしょうがないかもしれない。特に大仏や銭荒い弁天は子供ばっかりだろう。まあこれも有名観光地だから仕方ない。

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ちゃとらとはちわれ

2008-10-27 13:43:34 | Weblog

今日の猫 むぎちゃん おつたさんの絵手紙より


「え~~、どうしたんだろう。ホームページのアクセス数がこの時間なのに60も上っている~」。昨日は良く伸びた方で100を珍しく超えてたが、今日は何時間も立たない内に60も。まあこういうこともたまには有るだろう。でもしばらくたって見るとまたまたすごく伸びている、なんと230人もの人が見てくれてる。さっきだって良く見れば220だったんだが、そんな事考えるはずもないから、60だと思ったのだ。

原因は分ってる、きっとあの人気猫ブログ「ちゃとらとはちわれ」にねこやを取り上げてもらったんだ。ブログの「ちゃとらとはちわれ」がいかに人気なのかは、ねこやに座っていても分る。お客さんがねこやの中で「ね~ね~あんた、ちゃとらとはちわれって言うブログ見てる」「そう見てないの、今度見てご覧。すご~くおもしろいから」なんていつも言っているのだ。

その中に登場するはちわれねこ「むぎちゃん」の絵手紙をおつたさんが描いて、ねこやの絵手紙コーナーに投稿してくれた。それを見て喜んでくれたちゃとらとはちわれの管理人さんが、昨日鎌倉の里親さんに猫を連れてきた帰り、ねこやに寄ってくれたのだ。管理人さんはむぎちゃんのポストカード3種類と湯飲みを買ってくれ、明日のブログに出すからと言っていた。「よろしくお願いします」と送り出したおじさん、明日が楽しみだ。もちろんおつたさんにも経過報告したが。





「出てます出てます、おつたさんお絵手紙が」。そしてねこやも紹介されている。「すごいもんだ、いったい一日でどのくらいの人が見てるんだろう」。おじさんが書いてるこの湘南日記も多い時は400~500人の人が見てくれていて、いつも大喜びしてるが、この現実に直面するとそんな事なんとかわいいものか。

おつたさんもきっと喜んでくれてることだろう。ねこやも少しは世の中の役に立つ事も有る。それにしても猫の里親を一生懸命捜して、その猫を自宅まで届ける管理人さんも立派な方だ。それに比べてこっちは一日中座って「売れない~」なんて不平たらたら、爪の垢でも飲ませて貰った方がいいかも知れない。

今朝一番で外の鬼太郎を買ってくれたお客さんが「キティーは無いの~」と聞く。「置いてませんキティーなんてっ」、そんな物が有る店に見えるんだろうか。まあキティーも鬼太郎も同じようなもんだけど、それで聞いたのかな。「あ~あ」。

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ハロウィン猫

2008-10-26 15:23:21 | Weblog

今日の猫 小山内保夫作わるねこ
わるねこのページ

またわるねこが少なくなって、昨日の土曜日小山内さんに電話すると、すぐに納品しに来てくれた。一緒に猫ブログの人たちを連れて来たが、この人たちのおかげでねこやのホームページのアクセス数は上っている。やっぱりあちこちのブログに掲載されると、途端に数が伸びるのだ。

田舎に行っていたりして、わるねこのページの更新が滞り、掲載されてる猫も殆ど品切れ。「今日は日曜日だけど、お客さんの相手をしばがら更新作業をするか」と朝から精出して、なんとか二時頃に終了。「さあ、ドンと来い」と言う感じで注文が来るのを待つ。でもハロウィンの猫は果たして売れるだろうか、なんでもハロウィンの日は10月31日らしい、と言うことはもう何日もないが。



「まあいいか、残ってもいつかは買ってくれる人がいるだろう」。でもしばらくたつとお客さんから電話がかかって来て、「ちゃんと注文のメールが届いているか」と聞かれる。いつもわるねこを買ってくれるお得意さんで、今回はハロウィン猫を注文してくれたと言う。「もう売れてしまった~」。更新して一時間も立ってないのに、画面を覗いて注文してくれたのだ。ありがたいことだ~。

今回は他にも久しぶりに大きなわるねこも入った。小山内さんも少しは余裕が出来てきたかな。小山内さん次の週は北鎌倉で匠の市、その次はねこやの近くの長谷寺で長谷の市に参加予定。一緒に濱猫の坂本さんもいて、長谷の市にはnekokan鈴木さんとひめにゃんの高橋さんも参加する。ねこやに集う作家さんたちも大忙しだ。

昨日はいつもブログを見てくれてる人が沢山来られた。ねこやのおじさんも多少有名になったか、皆さん毎日楽しみにしてくれてるようだ。でもこの頃はおもしろくないかもしれない。ねこやが平和で文句を書かなくていい日が続いているのだ。「ちょと待ってね」。どうせまた問題児やら問題おばさんが現れて、ねこやのおじさん悲憤慷慨で書きまくるから。

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えっ、138円

2008-10-25 12:06:34 | Weblog

今日の猫 田中さんの絵手紙より


今朝ねこやに来る途中いつも行くガソリンスタンドを見ると、1ℓ138円の表示が出ていて驚く。先週までは148円でつい何日か前それが146円に下がっていた。それから田舎に出かけ、行きがけは少し高いのを承知で二宮のセルフで入れて152円。入れ終わってからなかなか領収書が出てこず、いらいらしているとなぜかくじが当ったと言うことで一円安くなり151円。

30ℓ入れたから30円は得したのだろう。ほんとに面倒くさいスタンドだ。いちいちくじなどやらず最初から151円にしたらどうだ。そういうことが大嫌いなおじさん、さっさと領収書を出せ。こっちは高いのを承知で入れてるんだから、一円がなんだ。田舎に行く途中、静岡県のスタンドを見るとまだ157円とか154円とか、この辺はいつも高い。

田舎に行ったからには、どうしてももう一回ガソリンを入れなければ帰りが心配だ。だがここ長野県は日本でも値段が高い県、「いったいいくら取られるやら」と恐れて入れたが、なんと値段は149円だった。スタンドの人に「随分安くなったね」と声をかけると、「もう少し」と威勢のいい返事が帰って来た。彼らももちろん値段が下がり、みんな買い控えをしなくなることを待ちかねているのだろう。

高くて有名な長野県で140円台なら、きっとどこも下がっているのだろう。でもそんな事で喜んではいられなかった。おじさんが行きつけのスタンドはもう130円台に突入していたのだから。今現在の全国平均価格は148円らしい。「よしもっと下がれ~」。思えばおじさんはぞんなに高い値段では入れなかったとはいえ、それでも最高181円で入れている。あの頃から比べるともう33円も下がって、5000円札で間に合うようになった。

投機資金が石油から離れ、それに円高も重なってガソリンの価格はどんどん下がる。この調子で円高が続くと輸入品の価格も下がり、物価も少しは下がるか。でも不況が続くとみんなの収入も減り、結局同じことかもしれない。ねこやも売れなくなったら大変だ。

好景気になっても不景気でも小さなねこやの売上げは変わらなかった。でも今回のような世界的な不況ではな~。ねこや得意の外人さんも円高で海外旅行を控え減ってしまうかもしれない。この頃特に増えている韓国の人だって、一時高かったウォンが下がってお金が目減りする。たとえ来てくれても、今までのように景気良く買ってくれるだろうか。まあ小さなねこやにそれほど影響が有るとは思えないが。

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やっと植えた記念樹

2008-10-24 15:21:59 | Weblog

信州の紅葉は始まっていた


家の近くの農道、殆ど車が通らないのに、こんな立派な道が出来て


田舎に行って来た。信州でも標高が高いおじさんの田舎はもう紅葉が始まってとてもきれい、その中をドライブするのも楽しいことだった。先月行った時草原のようになっていた庭は、草こそ伸びていなかったが、落ちた種がびっしり芽を出して一面絨毯のよう。それを抜き取るのに一苦労、全部始末するなんて不可能のことで、結局草取り鎌で引っ掻き回して終わりにする。畑の草ももう伸びる元気がないようで、こちらは少し刈るだけですんだ。


庭の紫式部、今年はうまく咲かなかった

隣のお父さんの話しによると、もう何回も霜が降りているとのこと、雑草も元気がないはずだ。そのお父さんが作ってくれたかぼちゃを先月収穫してきたが、取り残しが6個も有ったようで、それもちゃんと取って置いてくれたとのこと。ありがたくその6個も頂戴してきた。と言っても持ち帰ったのは子供の大ちゃん夫婦、なんでも大きくなった孫のののちゃんがとてもかぼちゃを食べるようで、彼らは助かるだろう。おじさんたちが持ち帰れば多分全部腐らしてしまう。

孫のののちゃんと会うのは4月以来、ちょうどジョーワン君の目の手術が終わり退院して来た日だったから半年振り、大きくなったはずだ。そしてとてもかわいくなった。そのののちゃんの誕生記念樹を植えると言っていたが遅れに遅れ、今回やっと畑の端に植えてきた。だいちゃんさっちゃんの希望で記念樹は白樺、ホームセンターで小さな物を選んだのだが、車に乗せるのが大変、なんとか家に持ち帰った。

さてこちらも無事大きく育つかな、近所のお父さんの話しによると今の季節は良く根付くらしいから良かった。いつかこの木の下でお弁当を広げたいものだ。でも近くの人がそれを見て「あの人たちゃあ~、何をしてるずら昼間から」などと言われそうだが。とにかく休む事を知らず、いつでも一生懸命働く田舎の人たち、おじさんもその血を立派に受け継いでいる。

まあそうは言ってもこれからは寒くなって、信州ではとても植物は育たない。少しは楽が出来るか田舎の人たちも、でも温室にいたりするから結局一年中働きづめかもしれない。気候が厳しい所に住むのは大変だ。そんな事は全然思いもしないで、田舎に引っ越してのんびりしようとしているおじさんたち。周りから見たら「いい身分で」というところだろうが、実際は田舎の人たちのほうがはるかに金持ちだろう。そてどちらの生活がいいか。

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明日からまた田舎だ

2008-10-20 14:07:37 | Weblog

今日の猫 濱猫 坂本愛理さんのポストカードより


まだ野球をやっている。終盤あれ程負けた阪神もなぜかまだ戦っている。「もう勝たなくていいから」、どうせここで中日に勝っても、また巨人にごろ負けする。それだったら、この辺で負けておじさんを楽にさせてくれないか。

リーグ優勝できないのに、なにが日本シリーズなんだ。球団もクライマックスシリーズなんかをやってお金は稼げるだろうが、ファンはしらけている。リーグ優勝した巨人と西武が戦えばいいのだ。そしておじさんはもう今年の野球は見ない。

とは言っても阪神が戦ってる以上、応援しないわけにも行かず、中継を見れば大きい声を出して応援してしまう。昨日の夜の阪神はなぜか強くて、中日を寄せ付けなかった。そして今日も勝ちそうだ、なんたって今年の阪神は中日に17勝6敗1引き分けなんだから。

でも勝てば勝ったで後が大変、毎日毎晩憎らしい巨人に負けるところを見なくてはならない。岡田監督には出来るだけ長く戦って欲しいが、それでも最後が負けてばかりじゃかわいそう、なんとかトラ戦士に頑張ってもらわなくては。来年はどうも真弓監督になるらしい。この人なら大丈夫だろう、なんと言っても昔の阪神の名一番バッターだったのだから。

でも野球が終わると見るテレビ番組がなくなる。ビデオに撮っておいたカーリングの試合を見たいが、それを見るとまた茅ヶ崎おばさんに怒られそうだし。しょうがないから古いミステリーなんかを仲良く見るよりしょうがない。そして9時になったらすぐに寝る、他にやる事があるじゃなし。寝るが一番、そしてまた早起きしてねこやに来るのだ。

明日からおじさんはまたねこやの店番を姉さんに頼み、田舎の家の草取りだ。もうここまでくると、そんなに驚くほど雑草も伸びていないだろうが、それでも大変な事は予想される。今回はだいちゃんたちの家族3人が来る事になっているので、草刈を手伝ってもらえて少しは楽そうだ。元気な若者が頑張ってくれれば助かる。

なにしろ田舎に行っても一日中草取り草刈に終われ、夜になるともう眠くて眠くてたまらない。どこに行ってもおじさんは、結局早寝早起きだ。

信州の田舎の家がある所の標高は1000m、もう寒くて紅葉も始まっている事だろう。ちょっと山に登れば今が盛りかもしれない。でも見に行ってる暇が有るかな、写真に撮って来たいけどなんとかその暇を作らなければ。

おじさんにとっては一ヶ月に一回の休みで休養出来る日。庭や畑の手入れで疲れても心は平安だ。相手が自然なので、物も言わず、ましてや憎まれ口なんかも利かれない。やれやれやっとのんびり出来るぞ~。

そんなわけで明日から三日間また湘南日記を休みます

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今を大事に

2008-10-19 11:10:24 | Weblog

今日の猫 十林さんの絵手紙より


今朝は畑の中を歩いた。ジョーワン君も畑の中の道は大好きで、いつもならウンチが終わるとすぐ帰ろうとするが、ここだけは違う。用事が済んでもどんどん先に進むのだ。

今の畑は野菜の収穫も一段落したか少し淋しいが、それでも菊の花が咲き始めとてもきれいだ。ジョーワン君の目指す所はただ一箇所、奥の道が途切れる所で、前に野良猫が沢山いた畑。3歳で茅ヶ崎に引っ越して来たジョーワン君、まだ子供でかわいい盛りだった。いつも元気に遠くまで散歩して、この野良猫がいる畑に来ると、子猫とじゃれたりして遊んでいた。

およそ12~3匹いた猫たち、それがいつのまにかいなくなった。毎日餌を運んで来ていたおばあさんもいなくなった。多分畑の持ち主が嫌がって処分したか、それとも猫たちから去って行ったか。いずれにしても一生懸命遠くまで歩いて来たジョーワン君の楽しみはなくなった。だが今でも覚えていて、この道を通ると必ず寄り、野良猫を探すジョーワン君だ。

犬の記憶力もたいしたもんで、昔の事をちゃんと覚えている。生まれて半年立ってもらわれて来た、柏のマンションの事も覚えているに違いない。ペット厳禁のマンションで最初は密かに飼い始め、その内慣れてくると堂々と庭を歩く。そんな住民がいくらでもいて、とても力強い味方だった。でも規則違反はいけない、早く引っ越して来て良かった。

ねこやを始めた時、最初はおじさんだけ鎌倉に来て、ねこやの2階のアパートを借りていた。ジョーワン君は茅ヶ崎おばさんと柏の自宅にいて、たまに帰ると涙の出会い、分かれると時はそれこそ後ろ髪引かれる思いで車に乗った。そんな事に耐えられず、大家さんに内緒で2階のアパートの一室に連れて来ていたことも有った。

時々のつもりが、いつしかずっといるようになり、昼間はねこやで過ごし、夜になると二階に帰る。思えばあの頃からジョーワン君はねこやにいつもいて、引っ越してからも帰るというと住んでいない二階に上ろうとした。茅ヶ崎おばさんも仕事を止めて、こちらに引っ越してくる事になり、今度こそ堂々と犬が飼える家に住もうとペット可の貸家を探す。そして普通より家賃が高いのを承知で今の所を借りた。

あれからもう8年くらい立つか、おじさんも年を取ったが、ジョーワン君も年を取った。犬のほうが早く年を取るので、昔子供だったジョーワン君はいつのまにかおじさんと同級生のおばさんになった。でもいつまで立ってもおじさんんの子供同様、すっかり傍を離れないジョーワン君。この生活がずっと続けばいいが。

今を大事に。

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