期待を裏切らない 驚きの展開でしたね
前作に比べると
よりクールで殺伐とした印象を受けました
その分 ちょっと重かった感じもあります
以下 独断と偏見に満ちた見解ですので
あらかじめ ご了承ください
Aルートでの大きなサプライズは
エイリアンが機械生命体に絶滅されられていた事
ロボットの反乱というネタは 古典的なSFの話ですが
それが襲来者である宇宙人側に起こっていたのは驚きでした
兄アダムの復讐を果たす事が
自己の存在理由のすべてになってしまったイブとの戦闘に勝利し
Aエンド
2Bには むごい仕打ちですが
9Sは 2Bの手にかかって死ぬことを願います
2Bが9Sの気持ちを受け止めて
慈しむように 9Sに手をかけるシーンは
とても美しいだけに残酷です
結果 ロールバックすることなく
9Sは存続する事になり
2Bもそれを心から喜びました
でも
このエンドがきっかけで
2Bが自分の監視&処分役であるという
推測を9Sが持つようになった
或いは より確信した
可能性が高いのは否めません
このエンディングのタイトルは
Flowers for machines
他のエンディングのタイトルが文学作品に関係していることから
Flowers for Algernon
アルジャーノンに花束を 1966《著》ダニエル・キイス
に絡めている気がします
ドラマで有名になった作品ですが
原作についてググってみると
面白い話が見れます
Bルートは9S視点でのAルートをなぞるシステムです
9Sのハッキング能力で
ヨルハ計画のアウトラインが見えてきます
同じくイブとの戦闘に勝利し
Bエンド
赤い少女2つが 2Bたちを観察していますね
エンディングのタイトルは
or not to be となってます
調べてみると
to be,or not to be というハムレットの有名なセリフ
「生きるべきか死ぬべきか」の「生きるべきか」
をはぶいた
「あるいは死ぬべきか」
といった感じでしょうか
上述のAエンドで書いたように
このエンディングで9Sが
2Bに懐疑的な気持ちをもってしまった事を
後悔して 死んでしまった方が良かったかもしれない
という気持ちの象徴かもしれません
また ネットの略語として
2B OR NOT 2B = to be ,or not to be
という記述もありました
こちらに絡めているなら
2Bの正体を暗示してるようにも
見えますね
Cルートは序盤で
2Bが論理ウイルスに感染していまい
A2に 自分の後を託します
以前 一度言いかけて 口ごもってしまった
「ナインズ」という愛称を
安らかな表情で くちにし
2Bは命を終えます
E型としての使命から解放された安堵感がそうさせたと思います
これまで 敵と思われていたA2が
論理ウイルスに感染した2Bを介錯し
自分の髪を切り2Bに捧げました
仲間の事を第一に考える2Bに
A2が共感したのでしょう
白の契約に残った2Bの記憶を
A2が共有する事になります
ショッキングなシーンでしたが
今見ると とても心に響くシーンです
2BがA2に死なされる所しか見ていない9Sは
機械生命体とA2を倒す事に執着し 心が壊れていき
最終的にA2と闘う事になります
Cエンド(最後の決戦でA2操作)
A2が身代わりになって(?)9Sのウイルスを除去し
9Sをポッドに託し
集積されたデータを塔ごとを破壊し
かつての仲間の元に旅立っていきました
A2の行動は優しく
実戦配備以降の A2の経緯を考えると
A2にとっては感動的なエンディングです
このエンディングのタイトルは
Meaningless Code
となってます
Code は 記号・符号の他に 遺伝情報 ・心配停止患者
という意味もあるそうです
(今のところ文学作品との関連は見つけられませんでした)
Dエンド(最後の決戦で9Sを操作)
皮肉にも2Bの言葉がA2の脳裏によぎった事で
9SもA2も死んでしまいます
9Sの最期のセリフは
2Bが魂になって
自分を見守ってくれていたのに
気づいたという事でしょうか
もし そうだとすれば
ヨルハ型アンドロイドである2Bに
既に魂が宿っていたのかも知れませんね
最期の選択肢を
「いっしょに行く」にすると
この2Bの存在を感じる部分がカットされます
2Bを弔う墓標を立てるクエもありますし
やっぱり2人は同じ地球で眠って欲しいと思うので
「行かない」選択肢の方が好きです
このエンディングのタイトルは
Childhood's End
調べてみると
”幼年期の終り 1953《著》アーサー・C・クラーク”
とういうのがヒット
「幼年期の終り」でググると 面白い話が見れます
Eエンド(冒頭Cエンドの表示があるのは わたしがDエンドの後にCエンドをプレイしたからです)
これで ポッド153のキーワードが
「計画」になっていた理由が
ようやく分かりました
Eエンドつづき
ポッドたちが良いこと言ってますので
素直にそこを受取ることにしましたw
ヨコオさんは 本気か冗談か
これらのエンディングをハッピーエンドだと言ってます
当たり前だけど
誰でも いつかは死にます
それを前提に
どう死んだのか
に焦点を当てた場合
2B デボル・ポポル はストーリー内で
A2はCエンドで
アダム・イブ・9SはDエンドで
それぞれ 最終的には
救われたんじゃないかなと思います
元々 過酷な運命を背負わされてるキャラたちですし
そういう視点で見ると
甘っちょろくはないハッピーエンド
と言えるかもですね
今作は前作のストレートにグイグイ訴えてくる感じとは
ちょっと違って
クールな印象が強かったです
誰かを想うがために 他の誰かをキズつけてしまう
的な話が多かったのは
前作同様
というかヨコオさんの
基本的な考え方なんでしょうかね
「現実世界でもある事だ」的な・・・
9Sもイブも パスカルでさえ そうでした
おしまいに
この時点で トレーラーにあった2Bのセリフで
まだ聞けてないのがあるんで
検索してみると ”オートマタ Fエンド” で動画ヒット
どころかF~Zまであるようなタイトルの動画まで(@△@)
恐ろしいわ~
まぁ まだまだ楽しめるって事ですね^^
長い駄文にお付き合いいただき ありがとうございましたm( )m
2bのイラストを描いた吉田明彦さんが好きなのですが、管理人さんから見て、吉田明彦さんは、いかがでしょうか。
また、2bのフィギュアが発売されるのですが、いかがでしょうか。
https://store.jp.square-enix.com/item/MNR0031.html
ご返事いただけると幸いです。