網ノミクス

株式会社川西金網の代表のぼやきです…
弊社HP場に書けなかったことを主に書きたいなぁっと

地味な作業は苦ではあるが、嫌いでもない?

2019-05-16 20:54:37 | 日記
 こんにちは。

 先日納めさせていただきました金網をご紹介させていただきます。

 これです。


 『へっ?』といった感じでしょうか?

 変哲も無い、四角の金網に見えますが、これがけっこう地味な手間を掛けているのです。


 加工前の金網のどアップはこちら…と思ったら、撮り忘れてしまいました。

 通常は、金網の端は、髭が出たような状態になります。

 それが悪さをして、服に引っ掛けて、金網がほつれてしまったり、手を切ったりします。

 
 それを補うための一つの方法がこれです。



 針金の縦線と横線を、一本づつ溶接しているのです。

 得意のアルゴン溶接です。

 アップしてみていただきますと



 このようになっていて、ほつれ止めプラス、先端を滑らかにしております。


 たわいも無い作業ですが、意外と地味で、根気が必要なのです。


 この金網、一辺が48cmの正方形ですが、四辺全て溶接しました。

 1辺の溶接箇所は、約110箇所

 その4倍ですので、440箇所溶接なのです。

 同じ事の繰り返しに、直ぐに苛立つ私には、酷な作業ですが、やっているうちに、段々とマラソンハイのように、溶接ハイになってくるのです。

 リズムに乗ると、結構夢中になります。

 しかし、集中力が途切れると、TIG溶接棒を駄目してしまったりします。


 やり始めは、途方もない本数に、気がめいってしまいますが、段々と調子に乗ってくる。

 意外と好きかも。


 川西金網でした。