舞台 蒼穹のファフナー を観劇して

2010年12月23日 20時17分54秒 | その他ブログ

2011年12月16日~21日まで、シアターグリーン BIG TREE THEATERにおいて『舞台 蒼穹のファフナー』の公演がありました。

と言う訳で、パンフレットを見ながら舞台を振り返りたいと思います。

 
 

【パンフレット】
     
蒼穹のファフナーの舞台化と言う事で、
アニメ作品を観ていた私としては、どんな公演になるかと物凄く楽しみでした。
舞台なので、ファフナーや島の変形、フェストゥムも当然出ない訳ですが、
しかし、その存在があっての蒼穹のファフナーなので、
その表現にも注目。

ただ基本は、主人公たちの人間としての葛藤。

真壁一騎、皆城総士、羽佐間翔子、遠見真矢、カノン・メンフィスを始め、
生きる為に、ファフナー因子を打ち込まれた少年・少女たちの物語。



ヒロインである羽衣翔子役 松木未祐さん。
33歳と言う年齢とは思えないほど少女羽佐間翔子を演じきりました。
今回の舞台は、各キャラクターを似せての雰囲気・容姿を含めてを意識していましたので、
松木さんの演技は、声優だけでなく、舞台女優としての存在感が極めて出ておりました。
まさに彼女が、羽佐間翔子として舞台の上にあった。
ラストの蒼穹に散るシーンは、何度観ても良い・・・(TーT

遠見千鶴役の篠原恵美さんは、女医としてのクールな一面と遠見真矢の母としての一面を
演技を通して表現。
派手な部分はないが、ベテランとしての存在感は、その場に緊張感を与えておりました。



近藤剣司役の白石稔さんは、少々メボッておりましたが、
コミカルな役としての一面とシリアルな場面での存在感は、脇役としてなくてはならない存在です。

羽佐間容子役の葛城七穂さんは、羽佐間翔子の母親としての一面と指揮官の補佐役としてのクールな一面を持つ。
舞台中は、母親としての演技が前面に出ていて、翔子やカノンとの親子としての演技は本当の親子のように見えてくる。

今回の舞台の立ち上げに深く関わっております。



真壁一騎役の武田知大さんは、一騎の葛藤している姿やちょっと鈍い演技が、
真壁一騎に瓜二つです。

皆城総士役の高城元気さんは、美形な顔立ちと言い、セットされたヘアスタイルが既に皆城総士。
演技もリアルに総士が居たらこんな感じだなぁと言うのが分かる。

新宿で、後ろを束ねたウィッグをしていたら、キャッチされかけたとかw



遠見真矢役の阿井莉沙さんは、ちょっと佐々木希さん似です。
羽佐間翔子を気遣う友人役として登場。舞台が暗くなり、退出する時も、翔子を気遣いながら退出する拘り。
自分の思いを伝えるシーンは、真に迫っているものを感じました。

カノン・メンフィス役の山元彩さんは、舞台稽古中に翔子のシーンに涙するほどの感性の持ち主。
舞台始めに登場しますが、命令に服従してきたカノンとしての不器用な姿が、とても印象的。



真壁史彦役の中谷一博さんは、重厚な落ち着いた演技が印象的。
トークイベントで、紙袋にフリーザの絵を書いて皆城総士役の高城元気に被せさせた犯人。
白石さんとも周知の仲のようで、化粧を落とした姿は結構若いです。

    


要咲良役の山崎ゆりかさんは、姉御役として存在感がありました。
三人トリオのテンポ良い演技は、爽快感さえありました。

小楯衛役の実方隼人さんは、表情、動きともに小楯衛にそっくり。
良い演技をされています。

堂馬広澄役の幸道惇也さんは、歌を唄う少年役として登場する訳ですが、
実方隼人さん同様そっくり。

他の生徒役の方、脇役の方の演技も、物語の存在としてなくてはならないものとして
しっかり存在しておりましたが、それ以外にも公演中は、戦闘シーンの緊張感を壇上に設置された階段や台座を
暗い中静かに、そして正確に、時にダンスを舞うかのように動かす演出は、
舞台の中ではなくてはならない演技です。

以上、簡単ではありますが、舞台 蒼穹のファフナーの感想とさせて頂きます。

またパンフレットには、それぞれ対談が組まれておりました。
     

皆さん、舞台に向けての熱い思いを語られています。

今公演を観れた私は、本当に幸せのひと時を過ごさせて頂きました。

  

後、舞台で着られた衣装は、COSPAで販売されているものです。
興味がある人は是非。

予約締切まで後2日です。
【BOOK】只今予約受付中 
予約締切2010年12月25日(土)
発売日:2011年2月17日(木)
  


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