猫ブログ:高円寺 Cat Museum

世界一流の猫の置き物や工芸品、『長ぐつをはいたねこ』をモチーフとした作品や猫のトランプなど、コレクションを写真で紹介

J. Sainsbury's Pure Tea

2006-03-19 | 『長ぐつをはいたねこ』の本
1993年にDover Publications, Inc. より発行された12ページの小型本です。
左ページにテキスト、右ページにイラストが収められています。
6枚のフルカラーのイラストは、J. Saintbury's Pure Tea 社のアンティーク・アド・カードをリプロダクションしたものです。
昔の販促物のイラストが、本に形を変えて再現されるのは、素晴らしいことです。

Pienkowski

2006-03-11 | 『長ぐつをはいたねこ』の本
1977年、Willian Heinemann 社発行のハードカバー。
8.5cm×11cmと小型ながら、大変美しい本です。
Jan Pienkowski のイラストは、影絵芝居さながらで、隔見開きごとにフルカラーのマーブル模様が背景に描かれている宝石のような一冊です。

Tiny Tales Publishers

2006-02-27 | 『長ぐつをはいたねこ』の本
ニューヨークの Tiny Tales Publishers より発行されたソフトカバー・ブック。
1946年の発行で、テキストは Ruth A. Roche, イラストをAlex A. Blum が担当しています。
テキストはもちろん、シャルル・ペローの原作に基づいているのですが、書き出しから人を惹き付ける魅力ある文になっています。
イラストは、2色刷とフルカラーが見開き交互になっています。
フルカラーの色彩は、色調が強く、赤茶とブルーが特に印象に残ります。

Donohue

2006-02-21 | 『長ぐつをはいたねこ』の本
シカゴ、M.A.Donohue & Co.発行のハードカバー・ブックです。
発行年の記載はありませんが、1920年頃と思われます。
『長ぐつをはいたねこ』の他、52編の童話を収録。
『長ぐつをはいたねこ』には10枚のフルページの木版画が、その他の作品にもイラストがふんだんに散りばめられています。
『長ぐつをはいたねこ』のテキストだけは、大きな文字で印刷されていますが、使われている言葉はかなり難しく、どの年齢の子供を対象にした本か、いぶかしく思えるほど。
木版画の何枚かは、これまでにご紹介した本にも登場しており、当時の著作権はどうなっていたのか興味を引かれます。

Stampkraft

2006-02-13 | 『長ぐつをはいたねこ』の本
United Art Publishing社より1915年に発行された小型ハードカバー本です。
これは、同社のStampkraftシリーズの中の1冊で、その名の通り、 お話の進行に合わせて、右ページにイラストのシールを貼っていくというもの。
12枚のシールは、表紙裏の封筒に入っています。
子供たちが、どのページにどのシールがくるのかを考えながら一枚一枚貼っていく参加型の本で、出来上れば立派な絵本となります。
こんな本が復活すると楽しいですね。

Platt & Munk

2006-02-04 | 『長ぐつをはいたねこ』の本
米国 The Platt & Munk Company が発行したソフトカバーの本です。
発行年は1922年頃。
左ページがテキスト、右ページがイラストに当てられ、イラストはモノクロとフルカラーが交互に配置されています。
全12ページで、リーフレットのような体裁ですが、なかなか味のあるイラストが印象的です。

Publisher Unknown

2006-01-27 | 『長ぐつをはいたねこ』の本
出版社も、イラストレーターの名も、発行年も不明。
印刷は西ドイツと記されています。
全ページにフルカラーのイラストが配されたソフトカバーの本です。
画用紙のような質感の紙は黄ばんでいますが、イラストの発色は見事。
西ドイツの印刷技術のおかげでしょうか。

Saafield Publishing Co.

2006-01-21 | 『長ぐつをはいたねこ』の本
アメリカ Saafield Publishing 社発行のダイカットのソフトカバー・ブックです。
表紙のコピーライトは1916年、中表紙には?1927と記されています。
表紙の Albert という署名は、イラストレーターのものでしょうか。
本文は茶の一色刷りの見開きと、ブルーと黄色の二色刷りの見開きが交互に配されています。
藁半紙のような紙ながら、保存状態も良好です。

Classics Illustrated Junior

2006-01-14 | 『長ぐつをはいたねこ』の本
1969年に発行されたマンガ本です。
この Classics Illustrated Junior シリーズは、イソップ童話等の古典をマンガで綴るシリーズで、全ページ、フルカラー。
登場人物はいかにもアメリカらしい表現で、可愛らしく描かれた猫が浮いた感じがします。

E.K. Johnson

2006-01-07 | 『長ぐつをはいたねこ』の本
1880年にFrederick Warne & Co. より発行された小型本です。
125年の歳月を経ても、縁の金は光沢を放ち、製本もきっちりしています。
8枚のフルカラーを含むイラストは、E.K. Johnson によるもので、各ページの間には、イラスト保護のためか、薄紙が挟み込んであります。
表紙のやさしい印象のイラストと比べると、中のイラストは、かなりシュール。
そこがまた、面白いのですが……

Gustave Dore

2005-12-20 | 『長ぐつをはいたねこ』の本
昨日ご紹介した切手の絵柄になっていた、Gustave Dore の木版画を挿絵にした本です。
本書は表表紙、裏表紙の区別がなく、一方が『Puss in Boots nad Other Stories』と題されて、『長ぐつをはいたねこ』『眠れる森の美女』『赤ずきんちゃん』『シンデレラ』の4編が Dore の木版画とともに収められています。
もう一方の表紙には『The Queen of Hearts』というタイトルが付けられ、イラスト主体の一編が入っています。
『長ぐつをはいたねこ』には、掲載の一枚の他、4枚の木版画が収められており、Dore ファンにはたまらない一冊となっています。

Charles E. Graham & Co.

2005-12-15 | 『長ぐつをはいたねこ』の本
ニューヨークとニュージャージーの州境、ニューアークの Charles E. Graham & Co. 発行のソフト・カバーの本。
1920年前後のものと思われます。
『長ぐつをはいたねこ』の他、『シンドバッド』が収められていますが、表紙は表も裏も『長ぐつをはいたねこ』になっています。

Cupples & Leon Compnay

2005-12-08 | 『長ぐつをはいたねこ』の本
1924年にニューヨーク、Cupples & Leon Compnay より出版された本です。
『Bedtime Wonder Tales』シリーズの中の一冊で、Clifton Johnson がテキストを、Harry L. Smith がイラストを担当しています。
『長ぐつをはいてねこ』をはじめ、20の物語が収められていますが、イラストはわずか4ページ。
質の異なる用紙に2色刷され、挟み込まれた形になっています。
児童書ですが、シリーズタイトルの通り、お母さんやお父さんがベッドに入った我が子に読み聞かせる本だったのでしょう。

Leavitt and Allen

2005-11-29 | 『長ぐつをはいたねこ』の本
Leavitt and Allen社発行のヴィンテージ本です。
本文の前半分に『長ぐつをはいたねこ』が、後半に7つの童話が収められています。
明らかに児童書ですが、本の装丁といい、イラストといい、風格と品位のある一冊です。
カラーのイラストは、主に左ページにあり、その裏側は、ブランクページもしくはカラーイラストページになっています。

W.B. Conkey

2005-11-23 | 『長ぐつをはいたねこ』の本
シカゴのW.B.Conkey Company 刊の一冊。
表2対向ページに Xmas 1906 と鉛筆で書かれていることから、それ以前の発行であることが分かります。
本書には『長ぐつをはいたねこ』を初め、50以上の短いお話や詩が収められています。
それらの物語は各2~3ページなのに対し、『長ぐつをはいたねこ』には20ページが割かれており、文字も他の物語の倍以上の大きさで印刷されています。
『長ぐつをはいたねこ』は自分で読み、その他のお話は、ベッドタイム・ストーリーとしてお母さんに読んでもらったのでしょうか。
イラストは、モノクロですが、ほぼ全ページに挿入されています。