Labyrinth of N

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「ディスク」100%

2014-05-02 | System

 

 

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PCの起動後にタスクマネージャーの「ディスク」が100%になるのは、デフォルトの通常動作です。

 

実行されている処理は、

1) Windows Updateによる修正の有無の確認

2) PrefetchやReadyBoostに関連した最適化やDefrag

3) ウィルススキャンの定義データの更新とウィルススキャン処理

4) OneDriveの同期確認処理

5) Windows Media Player Network Sharing Serviceによる共有ファイルの確認

6) ユーザ設定の同期処理

などです。

 

タスクマネージャーで、Systemプロセスによるディスクの負荷が高い場合には、タスクスケジューラーの設定により、Defragかウィルススキャンが動作していると考えた方がいいです。

 

物理メモリの搭載量とストレージの空き容量と、ウィルススキャン処理の対象となるファイル数によって、負荷がかかっている時間は異なってきます。まあ、HDDであれば、5~10分というのはよくある話で、物理メモリの搭載量が少なかったり、ストレージの空き容量が少なかったりすると、20~30分程度かかるというのも珍しいことではありません。SSDであれば、Defragが実行されないうえに、アクセスが高速なので待ち時間は短くなります。

 

改善したい場合には、ウィルススキャン処理のクイックスキャンによる負荷だけでも軽くなるように、デスクトップやホームディレクトリ内の場所にファイルを置かないことです。
他には、ユーザ設定の同期をしない設定にすることです。
タスクスケジューラーの設定を変更するのは、自動メンテナンス機能を損なうことにもなりますのでやめておいた方がいいです。
物理メモリについては、64bit版Windowsであれば、可能であれば16GB以上のメモリが望ましいです。
ストレージの空き容量については50%程度はあった方がいいでしょう。

 

PCの起動時に、ディスクアクセスが連続している状況でログインを強行すれば、ユーザ設定の同期処理がユーザプロファイルを破壊する危険性があるとともに、
システムが不安定になりますので、ディスクアクセスが落ち着くまでログインしないことをお勧めします。

 

待つのが嫌ならば、スリープ状態にしても問題がないシステムであれば、シャットダウンするのではなく、スリープ状態にしておくことです。
その場合、スクリーンセーバーからの復帰時と同じく、スリープ状態からの復帰時にパスワード認証するようにしておかないとセキュリティ的には危険です。

 

最後に、念のため、ストレージのファイルシステムの異常を疑って、CHKDSKコマンドでチェックしておいた方がいいかもしれません。

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有識者では無いですが、経年劣化して来たSSDだと機種によってはそういう事もあるかな?と思い、ざっと型番で検索してみました。なお、普通のSSDでは多少の経年劣化でもそういう事は滅多に起きません。

 

真偽のほどは不明ですが、そうすると「星1のレビューをリストアップしたら、書き込み速度が50MB/sしか出てない個体もあるとかどうとか。」等の書き込みもあるので、以下をお勧めします。

1.CrystalDiskInfoで状態確認(正常割合)

2.CrystalDiskMarkなどで性能確認

(5年保障らしいので)、使用期間を考慮して、上記の結果に不明な点や納得が行かない点があれば、メーカー修理依頼をお勧めします。

 

余談ですが、SSDはNAND型フラッシュメモリーと呼ぶ、読み書き回数に寿命があるメモリー素子を使います。
なので読み書き回数やエラー発生状態を常時観測して、エラーや発生や寿命前に予約領域と場所を交換します。
一昔前は、この予約領域との場所交換機構の出来が悪いと、読み書きに時間がかかる場合がありました。また、使えば使うほど遅くなる場合もありました。そして全ての予約領域を使い果たした時が寿命です。

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原因としては以下のことが考えられる。

・セキュリティソフトウェアのバックグラウンドスキャン。

・ストレージの空き容量不足。性能重視ならCドライブの50%以上は空きにしておきたい。

・ファイルシステムの異常。CHKDSKコマンドなどで、異常をチェックすること。

・ストレージの異常。3年以上使っているなら、そろそろストレージの交換も視野に入れた方がいい。I/Oエラーが発生していないかイベントログも確認すること。

・メモリの不足。コミット済みメモリが実装されている物理メモリより大きい場合、仮想メモリのアクセスでアクセスが増える。

・レジストリの異常で、ストレージがSSDとして認識されていない。

・コンポーネントストアや、パッケージ管理情報の異常。バックグラウンドでの更新チェックが異常動作している可能性がある。
インプレースアップグレードでシステムの修復をする必要がある。

・イベントログファイルの異常。イベントログファイルの異常でイベントログの更新がうまくいっていない。この場合、全てのイベントログを廃棄して初期化する必要がある。

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指示いただきました通り、CrystalDiskInfoとCrystalDiskMarkで性能を確認してみました。

結果を見ると書き込み性能が全てのテストで最大性能を大きく下回る結果になっていました。不規則なデータの読み取りだと性能も著しく落ちていました。

このSSDなのですが、1ヵ月ほど前にPCのCドライブSSDが壊れて、近所の修理屋に持って行ってSSDの中身を入れ替えて貰った時に頂いた新品のSSDになります。

新品?の割にはかなり性能が悪いので、SSD入れ替えを検討しております。

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タスクマネージャーでWindows 10ディスク使用率が100%の解決策(超マニアック)


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