ニコニコ動画の動画によくつけられる「タグ」の収集ブログ

2011年10月現在、よく使われているものを中心に集めています。

ニコニコ動画とは

2012-10-08 17:46:23 | ニコニコ動画とは
ニコニコ動画(ニコニコどうが)は、ドワンゴが提供している動画共有サービス。愛称は「ニコ動」「ニコニコ」など。「ニコニコ動画モバイル」として携帯電話端末向けにもサービスを提供している。

ニコニコ動画の特徴は、動画配信サイトで配信されている動画の特定の再生時間上にユーザーがコメントを投稿し表示できるコメント機能であり、その他にもユーザーやアップロード者同士が交流できる機能を数多く備えている。

ほかの動画配信・共有サイトと同様に、配信されている動画の中には著作権者に無断でアップロードされたものもしばしば見られ、ときにそれが問題となる。しかしその一方で、趣向を凝らして制作された動画が高い人気を得るなど、独特のコメントシステムもあいまって、独自の文化を築いている。

2007年度グッドデザイン賞受賞。日本オタク大賞2007オタク大賞受賞。2008年にはアルス・エレクトロニカよりプリ・アルス・エレクトロニカ・デジタルコミュニティ部門栄誉賞を授与されている。

2006年12月12日に実験サービスとしてプレオープンしサービスが開始、2007年1月15日にβバージョンに移行するとともに、初めて運営元がニワンゴであることが明かされた。2007年6月1日にニコニコ普及委員会が発表した「ニコニコ宣言(仮)」において、基本理念が明らかにされている。


主な動画

現在ニコニコ動画では主にアニメやゲームといったサブカルチャー系の動画が多いが、その他にも幅広い分野の動画が投稿されており、マイナーバンドのPVや深夜番組(特にアニメ番組)などが公開後すぐに投稿されていたり、様々な動画をネタとする動画は勿論のこと、ネタではないスポーツやCM、科学番組の動画が投稿されていたりと、「動画共有サービス」としての成長を見せている。

膨大な数の動画の中で特定の動画が脚光を浴びることが度々ある。多くは一過性の流行であるが、中には継続的な人気となるものもあり、例えば2007年2月上旬には、『新・豪血寺一族 -煩悩開放- レッツゴー!陰陽師 PV』『True My Heart』『あいつこそがテニスの王子様』の人気上位動画3つの合計で、わずか一晩で30万回再生・10万コメントを超える「祭り」状態が続いた。さらにその人気から『レッツゴー!陰陽師』と『魔理沙は大変なものを盗んでいきました』のdwango.jpにおける着うた独占配信が始まり、現在でも広告を掲載している。

また、ニコニコ動画上の動画作品は、ある作品が派生作品(二次創作)を生み出し、さらにそれが次の派生作品(三次創作)を生み、それが連鎖的に繋がっていくという「N次創作」ともいうべき現象がみられる。これはニコニコ動画と同じ動画サービスであるYouTubeではみられない傾向である。批評家の濱野智史は、その理由を日本とアメリカ合衆国(Youtubeはアメリカの会社のサービスである)の同人文化の浸透の度合いの違いだけでは説明として不十分であるとし、その理由を両サービスの「タグ機能」の仕様の違いによって説明する。すなわち、「N次創作」が発生するにはYouTubeのように単に動画が共有財として多数存在するだけでは不十分であり、それらの相互作用を促す触媒的な存在が必要であるとした上で、「淘汰」と「拡散」を促すアーキテクチャとして設計されたニコニコ動画のタグ機能がその触媒として役割を担っているのだと分析している。

ゲーム

稼動当初から、特にRPGやアクションゲームのスーパープレイ動画が人気を集めてきた。スーパープレイとは逆に稚拙なプレイ動画やいわゆるクソゲーのプレイ動画(チーターマンなど)がネタ動画として人気を得ることがあるほか、恋愛ゲームのプレイ動画が人気を呼ぶこともあった。近年では一般人によるゲームの実況プレイも人気がある。

『THE IDOLM@STER』のPV風動画も (β) サービス時より同ゲームユーザーからの根強い人気があり、プレイ画面のほか、PVをゲーム以外の様々な音楽に合わせるMADムービーなども大量に投稿されている。同人ゲーム「東方Project」の作品も人気が高く、ゲームの実況だけでなく、ゲーム音楽を基にした二次創作音楽・動画、音楽やキャラクターを使ったMAD動画なども非常に多い。

音楽、空耳

人気を集める音楽としては、一般的なPVムービーのほか、アニメソングや電波ソングが多く見受けられる。VOCALOIDに様々な音楽を歌わせる動画も人気があり、初音ミクが話題となるきっかけの一つとなった。VOCALOIDのオリジナル曲をプロの作曲家が制作したり、そのオリジナル曲をプロの歌手が歌唱する動画も存在する。また、MikuMikuDanceと呼ばれる3Dで初音ミクを動かせるツールが提供され、やがてVOCALOID以外のキャラクターのモデルデータも制作されるようになり、それらを活用した3D動画が投稿されている。音楽(原曲やアレンジなど)をメドレー方式で聴かせる作品もみられ、ニコニコ動画で話題となった曲を繋ぎ合わせた組曲『ニコニコ動画』は特に人気である。音楽を投稿者自身が歌ってみたり演奏してみたりした動画も多く、一定の人気を集める歌い手もいる。

またコメント機能で誰でも気軽にネタが書き込めるため、アニメやゲームなどの音楽(『あいつこそがテニスの王子様』、『Nursery Rhyme -ナーサリィ☆ライム- OP』など)や外国曲、日本国外版アニメ(英語版るろうに剣心の「フタエノキワミ、アッー!」など)など、様々な空耳ネタが作られて人気を博している。

その他

現状としては著作権を侵害していない動画はまだ数少ないが、「漢字テスト」「タイピング」「アンケート」などといったニコニコ動画の特色であるコメント機能を有効に使った動画も投稿されている。一枚絵をスライドショーのように流す画像集や、イラスト講座的な動画(「描いてみた」など)もある。

動画制作能力の高いユーザーによる巧妙なMADムービーやCMのMADムービーが高い人気を博す一方で、日常風景を映したもの(ペット撮影動画、料理動画、車載動画など)や投稿者本人が何らかの形で出演する動画もある。

他の動画投稿サイトであまり見られないものとしては、企業や個人がプログラムや工作物などを自作し、その過程や完成品を披露するという動画がある。そうした投稿動画は「ニコニコ技術部」のタグがつけられ、図画工作の延長線的なものから十二分に実用的な「製品」(マウスやPCカバー、動画製作ソフトなど)まで、幅広い投稿に支えられ親しまれている。「ニコニコ技術部」という名称は単なる分類上の便宜的な名称に過ぎないが、2008年4月20日には有志によってオライリー・ジャパン主催の企画展「Make:Tokyo Meeting」(MTM)に出展し、以後もMTMに連続出展するなど、単なる動画の題材を超えた積極的活動も行われている。

2008年5月30日にBSデジタル11ch「BSイレブン」で放送された「テレブリッド」で司会の金剛地武志が生放送中にニコニコ動画用のVTRを作った(6月1日現在「テレブリッド」で検索しても動画は出てこない)。

ニコニコオールスター

人気のある動画やジャンルに登場するキャラクターは「ニコニコオールスター」と呼ばれ、ある種のシェアード・ワールド的な扱いを受けている。既存のアニメのシーンをニコニコオールスターに変えた手書きMADムービーや、ニコニコオールスターが出演するロールプレイングゲームなどがある。ニコニコオールスターには二次創作的キャラクターだけでなく、動画投稿者自身(「踊ってみた」「歌ってみた」など)を含むこともある。