日にち薬

瀬戸内寂聴さんの言葉をタイトルにいただきました。
以前は「デルタ」をメインテーマに。今後は・・?

少年団とは何ぞや?

2006-04-15 00:50:05 | バド
 この4月から我が少年団は中学生の受け入れを始めた。
 これまで、運営上の問題で小学生しか対象にしてこなかった。

 ただ、市内の中学校にバド部がある学校が少ないため、長年の懸案となっていたが「中学生にバドミントンをできる場を!」をようやく自力でかなえたわけだ。

 団員のうち、中学に進学した子全員が続けることはないと思っていて、実際半分ぐらいはやめていった。
 それでも、指導者として自分は喜んでいた。「中学生になっても続けさせられる」と。


 ただ、少年団は、学校と縁がないため、1月・3月と要望書を手にして各中学校を回っていた。


「少年団を学校の課外活動の部活動として認めてもらいたい」

 子どもが中体連に出る機会を与えたいと思っていたからだ。



 そして、本日、練習に来た中学生から伝えられた言葉







「退団します」





!!!!!!!!!





正直、ショック。

はっきりとした理由は言ってくれなかった。が、学校での部活に専念したいということだった。


そこに、ふっと浮かんだのは、以前保護者や指導者同士で話していた、「内申点」への影響・・・。

はっきり言って、うちの少年団は勉強ができる子が多い。いわゆる優等生が多い。


 ほとんどの家庭では勉強も大事と言うだろうし、まして、優等生といえる子にとっては内申点は決して無視できないものだろう。部活動も内申点にひびく(可能性がある)となれば、考えたくなる気持ちはわかる。
 私自身も中学生は勉強第一という考えは持っている。


 ただ、内申点という学校内だけの評価制度のために少年団活動が左右されるというのはちょっと、おかしいとも思った。

 やりたい、続けたいという子にその場を用意したいと思うのは指導者だけではなく保護者も同じではないか。
 学校の成績も大事だが、学校内では得られないものも少年団にはあると思っているのだが・・・・。

 都合よすぎるかな、健全育成の一環というのは・・・・・。

 現実はそんなもんじゃないと親に怒られそうだな。


 言いかたを変えれば、我々指導者が信頼されていない、という見方もできる・・・か。



 悲しくなった。


 いろいろな理由だと思う。

 部活動として認められていない以上、学校側には少年団活動は何も見えてこない。

 人生という時間でみれば、中学校というのはある意味最も重要な期間で、そんな時期に学校外の活動に力を入れるのは成長上、より良い結果は生まれない、可能性がある。

 他校の部活動と比較すれば、少年団はどうしても練習も甘く、結果を得にくい。





 私は、子どもたちの未来をより輝かしいものにしたいと思い、少年団をやっている。

 少年団を辞めることで、より良い未来に続くならば仕方ない。そう信じる保護者や本人に変な説得はできない。
 あの子達の人生はあの子達のものだし、その責任は保護者が背負っているのだから。



 しかし、

 本当に

 悲しい。
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