「どうしよう…」
孝はかなり混乱している。
路香に取りついた玉梓に手を出せない。
「なんとかして、追い払う方法はないのかよ!」
「やってみるしかないのか?」
「何を言っている!」
パン!
という何かが破裂した音。
既に塀が割れていた。
「どうするよ…」
「とりあえずは、みんなに連絡を」
「頼む!ここは俺が。」
「何をしている!」
バン!
さっきより大きな音。触れてもいないのに周りの塀は壊れていた。
「路香…お願いだから戻ってくれ…」
「無駄だ。心は既に私のものだ」
「そんな…」
「これで終わりだ!」
「させるかよ!」
十手を振りかざしたのは、信だった。
「信先輩!」
「間に合ったか!とりあえずは元に戻さないとな!」
「私もいますよ!破!」
大が経文を使い、路香を縛る。
「くっ…」
「今日は、自習でしたので」
「大先輩…」
「みんなすぐに追い付くよ!」
陰で電話していた荘太が出てきた。
「こうなれば、」
経文で縛られた路香、もとい玉梓は逃げられない。
「孝!」
いきなり声色が変わる。
「え?」
路香のいつもの声だ。
「痛いよ…孝」
「路香!」
孝は近寄る。
「破!」
強い風が孝に当たる。
「うっ!」
地面に叩きつけられた。
「孝!騙されるな!」
「そうですよ!今は玉梓が取りついているのですから!」
「路香…」
「しょうがないですね」
ぐっ、と首を絞めるような音がする。
「俺はあまり好まないぞ」
その声…
文太、親太朗だった。
孝はかなり混乱している。
路香に取りついた玉梓に手を出せない。
「なんとかして、追い払う方法はないのかよ!」
「やってみるしかないのか?」
「何を言っている!」
パン!
という何かが破裂した音。
既に塀が割れていた。
「どうするよ…」
「とりあえずは、みんなに連絡を」
「頼む!ここは俺が。」
「何をしている!」
バン!
さっきより大きな音。触れてもいないのに周りの塀は壊れていた。
「路香…お願いだから戻ってくれ…」
「無駄だ。心は既に私のものだ」
「そんな…」
「これで終わりだ!」
「させるかよ!」
十手を振りかざしたのは、信だった。
「信先輩!」
「間に合ったか!とりあえずは元に戻さないとな!」
「私もいますよ!破!」
大が経文を使い、路香を縛る。
「くっ…」
「今日は、自習でしたので」
「大先輩…」
「みんなすぐに追い付くよ!」
陰で電話していた荘太が出てきた。
「こうなれば、」
経文で縛られた路香、もとい玉梓は逃げられない。
「孝!」
いきなり声色が変わる。
「え?」
路香のいつもの声だ。
「痛いよ…孝」
「路香!」
孝は近寄る。
「破!」
強い風が孝に当たる。
「うっ!」
地面に叩きつけられた。
「孝!騙されるな!」
「そうですよ!今は玉梓が取りついているのですから!」
「路香…」
「しょうがないですね」
ぐっ、と首を絞めるような音がする。
「俺はあまり好まないぞ」
その声…
文太、親太朗だった。