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井出上ノ原遺跡調査日誌

小林謙一科研による福島町楢葉町井出上ノ原遺跡の調査記録です。

2007-15日目(8/22)

2007-08-22 17:10:02 | Weblog
南半分はおおよそ床面が露出し、炉の全景が確認できました。
立派な複式炉です。そのご半裁し、前庭部ピットも確認。
炉体は無紋ですが、胴下部のようです。

午後14時過ぎにものすごい雷雨となり、作業は中止しました。

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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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複式炉記念日 (M)
2007-08-22 18:03:22
おめでとうございます。こちらも2棟目の火災住居を調査中です。こちらも平地式のようです。しかも、茅葺かも。なぜか現場は終盤に面倒なのが出ますね。「面倒な遺構は終了直前に出る」これ現場の法則。
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Unknown (Unknown)
2007-08-23 19:36:13
火災住居いいですね。茅葺きらしいとは、興味深いですね。茅が出てるの?
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Unknown (M)
2007-08-24 07:30:54
正確には、直径3m程の炭化材が縦横にでており、その間を充填するように直径3~4mmの中空の炭化材が出ています。正式な同定はまだですが、稲科の茎でしょう。平面図と断面の土層観察からさらに1棟見つけたので、合計3棟になりました。また、今まで直径4m程度の炉を持たない竪穴は出ていたのですが、昨日初めて直径6m以上で石囲炉をもつ竪穴住居を検出しました。
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