第21回悠歩の会 『石山寺と近江国府』 ご案内
今回の“悠歩の会”は、石山寺と縄文時代の石山貝塚から律令国家の近江国府跡へと歩きます。
奈良大学OBの田中久雄氏が講師として同行していただけます。
石山寺は奈良時代に良弁僧正が開基として開かれた寺院。平安時代には観音信仰が盛んになりました。
紫式部が「源氏物語」を書く構想を得たお寺として有名です。著名な宮廷人や文人たちも訪れています。
門前の石山貝塚は縄文早期から人々の営みがありました。瀬田川の石山貝塚から琵琶湖にかけて螢谷貝塚や
粟津湖底遺跡も見つかっています。
律令時代の近江国府は、畿内と東国・北陸を結ぶ地にあり大国でした。近江国守には代々朝廷の大物が任につき、
藤原武智麻呂・仲麻呂親子も就任していました。大三寺丘陵の調査で、近江国庁遺構が全国で初めて発見されました。
当時、滋賀県の技師で調査を担当された水野正好先生が、国庁の政庁遺構だと断定されました。近江国府内の遺構では、
総山遺跡がなんと12棟の瓦葺き倉庫が南北に連なって建てられていたのです。
勢田の唐橋の周辺は、壬申の乱・藤原仲麻呂の乱などの戦の場になりました。また交通の要所でした。
古代の勢多橋橋脚基礎が発見されています。
日 時 : 平成27年11月1日(日)
集合場所および集合時間 :JR石山駅 午前10時
同行講師 : 田中 久雄氏 奈良大学OB 大津市教育委員会
コース
JR石山駅 10:00 ⇒ 石山10:04 京阪電車石山坂本線 石山寺駅 → 石山寺参拝 石山貝塚
昼食12:00~13:00頃
→ 瀬田の唐橋 唐橋遺跡 →(東山道)→ 堂ノ上遺跡 → 中路遺跡 → 青江遺跡 → 総山遺跡
→ 近江国庁跡 → 建部神社 建部神社遺跡 → 石山駅 16:30頃
昼 食 : 石山寺前「洗心寮」で名物シジミご飯の昼食 1,500円+消費税
懇親会 : JR石山駅前 日本海庄屋 3,000円程度の予定 懇親会も同時にお申し込みください
参加対象者 : 会員、在学生と同伴者(要傷害保険代、資料代等)
申込先 naragakuyou@hotmail.co.jp 郵送の場合 奈良大学 奈良学友会宛
※ 参加申込者には、後日ご案内をお送りします。