
先日、天竜川の左岸を車で移動していたところ、「加島祥造墨絵展」という手書きのポスターが電柱に結びつけられているのが目に飛び込んできた。
加島祥造氏と言えば英文学者で、老子の言葉を解りやすい詩にした「タオ」「タオと谷の思索」などなどたくさんの老子に関係する本を出版している詩人でもある。
私も愛読をしていて、氏が駒ヶ根市に住んでいることは知っていたが、ここで氏の個展に出会うとは全く考えてもいなかった。
何が何でも見たいという気持ちに駆られ、本来の目的(隕石クレーターや中央構造線の見学)を忘れて、田舎の道を迷いながら走り、そして、ついに天竜川左岸の丘の上のきれいな寺にたどり着いた。
ちょうど、お祭りらしく遠くからお囃子の笛や太鼓の音が聞こえてくるなか、会場に入ると、何とまあ加島祥造氏本人が座っているではないか!
他に客は少なく、緊張しながら穏やかな氏としばらくの間お話しをすることが出来た。
話しの途中で、氏から「ところで君はこの個展を何で知ったのかね?」と問いかけられた。何か気の利いた返事をすれば良かったのだが、とっさに「通りかかったら、偶然に案内のポスターを見つけてきました。」と本当のことが口から出てしまった。
これを聞いて、氏は一瞬の間のあと「偶然もインポータントだよ!」と静かに話された。
このように話された氏の心の静寂と深さに感激をして、隕石クレーターのことは私の脳裏からいつの間にか消えていた。
写真は、外で聞こえていたお囃子の獅子舞 大きい!
加島祥造氏と言えば英文学者で、老子の言葉を解りやすい詩にした「タオ」「タオと谷の思索」などなどたくさんの老子に関係する本を出版している詩人でもある。
私も愛読をしていて、氏が駒ヶ根市に住んでいることは知っていたが、ここで氏の個展に出会うとは全く考えてもいなかった。
何が何でも見たいという気持ちに駆られ、本来の目的(隕石クレーターや中央構造線の見学)を忘れて、田舎の道を迷いながら走り、そして、ついに天竜川左岸の丘の上のきれいな寺にたどり着いた。
ちょうど、お祭りらしく遠くからお囃子の笛や太鼓の音が聞こえてくるなか、会場に入ると、何とまあ加島祥造氏本人が座っているではないか!
他に客は少なく、緊張しながら穏やかな氏としばらくの間お話しをすることが出来た。
話しの途中で、氏から「ところで君はこの個展を何で知ったのかね?」と問いかけられた。何か気の利いた返事をすれば良かったのだが、とっさに「通りかかったら、偶然に案内のポスターを見つけてきました。」と本当のことが口から出てしまった。
これを聞いて、氏は一瞬の間のあと「偶然もインポータントだよ!」と静かに話された。
このように話された氏の心の静寂と深さに感激をして、隕石クレーターのことは私の脳裏からいつの間にか消えていた。
写真は、外で聞こえていたお囃子の獅子舞 大きい!
偉い先生に会えたのだね!
確かに「偶然も・・」・・・さすがに先生だな。