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登山・トレイルランニング・ランニング・スノーシューイング
そしてちょっぴり魚捕り! 他には酒飲みの事などを・・・。

【箱根100KM×2DAYS】東海道五十七次ウルトラマラニック

2018年01月06日 | ランニング&トレイルランニング

 

早く走る事は出来ないからさ~
少しでも長い距離を走りたいって始めたウルトラマラソン!(負けず嫌いだから、何かで勝っておきた


今回挑戦したのはこれ!



100km×2DAYS
各チェックポイントを制限時間以内に通過して、1日目のゴール地点「富士箱根ランド」に宿泊。
翌朝、揃ってスタートする「ステージレース」って言われる大会です。

でね、よく見て下さい!
往路は旧東海道112.89km
復路は箱根駅伝コース116km

合計228.89km!



確か募集の時は107kmの往復だったよな…

増えてる…

 

 



受付を済ませると、新潟のラン仲間「殿」と合流!


彼は数々のレースに出走&完走しているウルトラランナーです
知ってる人も多いよね~

 

このドロップバッグ(45L・850×650mm)に着替え、翌日の装備などを入れて預けます。

 


 

こんなの見た事ある方いますか~~?


これ「コマ図」って言います。

このレースは、渡されたこの「コマ図」が頼り!
コース誘導や矢印看板等は一切無し!
不安でしょ
これで、箱根まで行けるのか…





スタートは深夜1時!
そんな時間まで起きてる事が少なくなったオジサンは眠~

 

いよいよスタートです!



10人ずつ、2分おきにスタートするウェーブ方式でした。

 

一足先に殿はスタートして行きました

 

 

80番台もスタート!
ウチらの組の人達めっちゃ飛ばす!

4分/kmだよ!嘘でしょ!

 

でも、コマ図に書いてある地名とか分からんし…

周りが明るければ違ったんだろうけどさぁ~
道に詳しい人に付いて行くしかない


ここで「コマ図」の見方を少々説明しますね

 

図の一番下のコマで4.25はスタートからの距離(km)

0.99は前のコマからの距離(km)なんです。

そして右側の図は「信号ある交差点で角にコンビニって」感じね!

信号は「京橋」

 

一見簡単そうに見えるじゃない

でも、似たような交差点なんて幾らでもあるし、この「京橋」交差点が何個先なのか分からないでしょ~

 

深夜の東京のど真ん中を走ります!

 

酔っ払いもいっぱい!

 

「邪魔だな~」とか言われたり…

でも、うちらは遠巻きに走ってるから邪魔にはなって無いんですが…

むしろ、フラフラしてるあなたの方が

 

 

 

品川駅に着いたのははAM2:25分

 

第1CP 品川宿(12.28km)にAM2:36到着です。

名前を書かないと失格になります。

 

補給無しでリスタート!

 

こうやって常にチェックしながら走る。

 

手に持って走る煩わしさ

 

多摩川を横断します!

 

 

AM3:47

神奈川県に入りました

 

この手前で、また酔っ払い様が「走れね~俺はど~したらい~んだ!」

って叫んでました

「お好きにど~ぞ!

 

 

 


30Km手前で前後に人影が無くなりました…

前方に微かに後方照射ライトが見えるような見えないような

 

「生麦事件碑」なんて暗くて何処に有るか分かんないし…

 

コマ図の距離表示とSUNNTO(時計)のGPS距離表示が微妙にずれてきてるので、前のコマからの移動距離を確実に把握しておく必要があるんだけどね。

 

2つ上のコマ図「宮前商店街」で言うと32.91km地点で前のコマから2.31kmな訳、でSUUNTOの表示がコマ図の表示よりも1.5Kmすすんでるから「宮前商店街」の所はSUUNTOで34.4Km表示地点になる計算。

こんな風に常に足し算、引き算(あまりなかったかな)しながら走ってるの

 

100mや200m位ならそれ程問題ないんだけど、2Km 3Kmとかになるとさ~、その34.4kmってのを覚えてられなくなっちゃう

この入口見つけた時は嬉しかった~~

 

 

 

ここが、迷った所

「コマ図」にも少し慣れてきた頃、この「保土ヶ谷」付近でコマ図の表示と違う方に大勢が向かってる。

しかも、迷いなく…

おそらく次のCPの場所が分かってるから、それに向かって「コマ図なんて頼りにしてないんだろうな」って付いてった

 

有った~!第2CP(38.36Km)AM5:51

 

ここでは腰を下ろして軽食を頂きました

 

腹減るよね~~~

 

きつかった「権太坂」

 

AM7:03

ようやく空が明るくなってきて安心してた頃

 

 

 

 

いつの間にか再び一人旅になってましたが、この辺りは迷う事も無くコマ図に従って

もうすぐ中間地点!

うどんが待ってる!

 

第3CP 藤沢宿(55.57Km)AM8:14

関門がAM9:30なので1時間ちょっと貯金出来ました

 

普段食べない物もバクバク食べます!

そして、この日もコーラが美味し

 

 

お待ちかねの「うどん」は 「大・小」そして「カレーうどん」の中から選べます!

 

 

だけど、普通盛りの素うどん

 

入れ違いで「殿」が出て行きました

途中何度かCPで一緒になりましたが、ここから先は合う事ないんだろ~な~

 

 

やっと半分!

勝負はここからだ!

 

 


「茅ケ崎」に入りました!

 

富士山がと~~っても綺麗!

気持ち良いねこんな日!

こんな日に富士山を見ながら走ってる幸せ

 

そして、50km過ぎても身体に異常なし!

 

 


街中に来るとまたしても難解な「コマ図」

「四ツ谷」の交差点までは分かったよ!

でもそこから4.37kmの「地下道」が見当たらない…。

通り過ぎたと思って戻ってみたり…

もう、その位の距離走ってると思うんだけど、更にSUNNTOの距離表示がコマ図表示とかけ離れてきてるし、何km表示なの~?

 

信号のある交差点の2つ目!

信号機の名称くらい書いておいてくれよ~~~!

 

後続のランナーに教えて貰って事なきを得ましたが…

 

 

第4CP平塚宿(70.19KM)AM10:15

制限時間11:30なので、まだ1時間ちょっと余裕あります

 

乾パン?美味かったな~

 

 


平塚宿を過ぎて一人旅を続けてると、前を走ってた女子ランナーが「ここ右折で良いんですよね?」って聞いてきたから

「コマ図のこれ、マックのランドマークと思うので良いはずですよ!」って

 

「地図を持ってないのによく覚えてますね~!」って話かけると、どうやら神奈川に住んでる方だったみたい

でも、ここから先は頭に入って無いんだって

 

そのまま走ってると、前方から男性ランナーが

 

この男性ランナー、この日の参加者ではなくてRUNサークルの仲間の応援で逆走して回ってるんだとか

で、彼女もその一人だったらしい

 

暫く3人で走ってると、男性の方から「どちらから来たのですか?」って尋ねられたので

「新潟です」

「新潟のどちら?」

「魚沼です」

「魚沼だってよ!」

って顔を見合わせてる2人


「魚沼のどちら」

「小出です」

「私、湯沢町出身なんです!」

「えっ!」

「僕の子供の幼稚園の先生が小出だったんです!」

「え~~~っ!」


なんとまあ、ご縁を感じますね


男性ランナーは他の仲間の応援に向かって向かったので、2人ゆっくりお喋りラン

80Km付近で、こうして気を紛らわせれるのは有難いよね~


なんでもRUNBAKAのメンバーの弟さんと同級生だとか

そして、秋の「越後湯沢秋桜ハーフマラソン大会」には参加したいなって



「明るいうちにゴールしたいね~!」

「私、明るいうちにゴール出来ると思ってライト持って来なかったんです」


必携品持ってないのか…でも、大丈夫かな?






ここに来て、まだ全然走れるくせに持病?の「ロード嫌々病」が顔を覗かせ始める


「走りたくなくなった~


彼女は「駅伝の部」の第2走者で藤沢宿からのスタートで30km弱

「ど~ぞ先行っちゃって~」

 

 

 

 

疲労の為か道路の継ぎ目に引っ掛かり1度目の転倒

 

時間は12:00

次の関門まで約8km、関門タイムは14:00

のんびり歩いてたんだけど 、ちょっと真面目に走りますか~

 

しかし、い~天気

海綺麗

 

87.7km地点の山王橋

12:43

 

この後グリーチングにつまずき1回転

このレース2アウトでした

 

 

そして第5CP小田原宿(89.81Km) 13:18

きゃ~、40分しか余裕なくなっちゃった

 

でも、ゆっくりとほぼ全種類の軽食を頂き、水の補給もして貰う

 

次のCPの関門は15:35

距離にして約13km

問題ない距離に思えるよね~

 

 

っと、さっきの彼女がエイドを出発したなと思ったら戻って来た

「地図の見方が分からない…」って

 

なので、またご一緒に

 

 

 

95.44kmのコンビニまでは迷わずに通過。

しかし、99.42kmの自然歩道に入るところ間違っちゃった…

 

後ろから来たオジサン(俺も十分なオヂサンだけどさ)と3人で「ここだよね?」

って入ったポイントが全然手前でした

 

距離表示が最早分からなくなって、コマ図に似た橋の手前にあった林道に入っちゃった…

 

川を渡るところも有ったし…

 

「何かに足が挟まった~~~っ!」

って声で振り向くと彼女が動物用の罠にはまってた

ワイヤーでバッチリ捕獲されてた

 

幸い強力な罠ではなくてケガも無かったから良かった~~

 

どうやら、ここはコースではないな…

 

その後、コースに復帰したものの…

 

疲れも有ったんだろうね、100.50地点に居るのに100.30と勘違いして左折の所を右折しちゃった…

 

次のCPまで2km弱

でも、残り時間5分…

「ダメだね…」

「間に合わないね…」

 

何て言って峠の坂道を登ってく…

 

見えた~第6CP102.14Km

時間は15:45位だったかな?

写真撮るの忘れちゃった

 

CPのスタッフが「1時間関門が延長になりました~、ゴールの関門は延長になってるか聞いてませんが体力的に問題なければ行って下さい!」

 

ゴールまで残り約10km、残り時間は約1時間半。

「行けない事ないね

 

104.4km地点 16:39 

 

山は雪でした。

 

足もとも雪、周りは暗くなる…

予備のキャップライトを未携行の同郷の彼女に手渡して先を急ぐ!

 

残り8kmで50分

行ける行ける!

 

コースの高低差が一切分からなかったんだけど、100Km過ぎてから山登りが待ってるとは思わなかった…

 

 

 

17:13 芦ノ湖

ゴールまであとちょっと!

「ゴール関門に間に合わなくても、ゴールに辿り着いたら復路も走ろう!」

そう励ましあいました

 

 

だが、108.37の道が見つからない…

アッチ行ったり、コッチ行ったり…

 

結果

「富士箱根ランドを検索してそこに向かいましょうよ!」

「もう、とにかく終わりたい」と…

っていう提案をのみ禁断のgoogle Maps

 

「よし、この道真っ直ぐ行けばゴールだよ」

 

ゴールまで残り3km地点「道の駅」付近で、一緒に出場していた彼女の仲間からの電話。

 

それによると「道の駅」なんかコース上になく、「スタッフに連絡して迎えに来て貰った方が良い」と言われたとの事。

 

ここで、レースを終える事になりました…

残り3km

残念だったけど…

 

うちらの後を付いてきた若い男子も道連れに

 

 

 

青のラインが大会コース

確かに道の駅はコース外

 

そりゃそうだよね、コースを見失ってゴールを目指したんだから…

あの電話掛かってこなかったら、そのまま進んでたんだろうな~

ゴール関門も1時間延長の18:30に変更になってたって言うし…

 

思い返せば、悔しい事色々あったな~

CP5まで順調に来ていただけに余計にさ~

 

DNFのレースは去年の「ECT」以来2度目ですが、今回はホントに悔しいな~~

 

 

【飛脚の部完走率】 

●往路57.5%

●復路47.6%

●総合40.0%

 

 

 

出走までに声援を送ってくれた皆様に感謝いたします

本当にありがとうございました

 

でも、結果が出せずにすみませんでした

 

 

 

TOTALの走行距離は道迷い他あったので約114kmでした。

ゴールはできなかったけど、100kmは超えて走ったので「ウルトラマン」の称号は継続で良いでしょ!

 

 

大会前はケガで3週間走れない時期もあり、不安でいっぱいでした。

しかし、その休養期間が逆に良かったとも思えました。

走行中は身体に異変もなく快調に走れたことが唯一の喜びです。

 

 

※翌日、箱根~小田原間はホテルの送迎バス、小田原~東京は新幹線でした。

※筋肉痛、ほぼありませんでした 膝関節痛少々有り

 

翌日の上野公園スタートゴール会場

ここが駅伝発祥の地

 

大会記念Tシャツ

2020年には「6DAYS,580Km」開催されるらしい…

 

 

さて、秋の「信越五岳」に向けてガンバッゾ~~~!!!

 

 

 

 


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