蒼幻閣 (goo)

林直樹のウエブサイト『蒼幻閣』のブログ版です。。。

エビチャーハンの秘密

2011-02-22 15:17:57 | 食・料理
昨年(2010年)に楽しかったアニメといえば

『侵略イカ娘』

ではないでしょうか。

まあ、アニメの話はいいんですが、

そこにしばしばでてくるのがエビチャーハン。

主人公イカ娘の好物がエビだから、ということもあって

ときどきストーリーにも絡んだりするんですけど、

おいしいですよね、エビチャーハン。

つくりましょ、つくりましょ!!

って、作ってみて、大発見したでゲソ。

そもそもエビの下ごしらえというものはなにか。

実はエビって、そのまま火を通すと水分がでちゃって

プリプリ感がなくなってしまうのであります。

中華のおいしいエビチリみたいな、ああいうプリプリ感は

火を通しすぎない、とかっていう問題ではなく、

ちゃんとやるべき下ごしらえがあるのだ。

かつて『料理の鉄人』でも必ずやっていたこと、

それは「調理前に卵の白身とあえる」である。

卵白でコーティングすることで、プリプリおいしくなるのだ。

でもねー、卵白って、それだけのために卵を割るのもねー、

といつも思っていたわけですが、なんと、チャーハンとな。

チャーハンには卵を使うじゃなイカ。

例えば、二個割って、白身だけ少し別容器に移して、

黄身のある方は油を足してよく混ぜて、

わけてとった白身に

「冷凍むきえび1パック100円バイ・ローソン、の解凍したもの」

を混ぜ混ぜして、

ネギやニンニクのみじん切りをスタンバイすれば、

あとは順に炒めるだけ。

そうだ、だからチャーハンにはエビ。

すばらしいじゃなイカ!


【今日の教訓】

食べたいものを作るだけではなく、

作る方の事情から、美味しいものが生まれる。

また一歩、大人になってしまった。

天才「ちょいたし食材」系

2011-02-10 01:40:55 | 食・料理
自分、なにをかくそう天才なもので、

子供のときにいくつか真の大発見をしているのですが

そのうちのひとつは「ちょいたし食材」系だ。

実は、小学生の自分が、どんなに「これがおいしい」と主張しても

家族の誰も相手にしてくれず、

ムリに食べてもらっても「まずくはないけど」って賛同なし。

いつもたった一人で、あれのときは、あれを足してた。

それはマグロ手巻き寿司のときのマヨネーズ。

先にノリに薄く塗るのがコツなのだ。

そうすると酸味が空中に飛ぶからか、

ご飯を載せてマグロをまいて食べたときには

もうマヨネーズの味は全くしなくて、

かわりに安い赤身のぶつ切りが、脂ののった

「上品なトロ」に変わるのであります!

当時は「鮨食ってるときにマヨネーズなんて持ってくんな」と

父親に怒られるほど、みんなから虐げられた行為だったわけですが、

いまやマヨネーズ味の具材が鮨にそえられるのは当たり前。

サーモンは一般的ですが、

ぜひマグロの赤身でもやってみていただきたいです。

ワサビのように中に入れるのではなく、ノリに塗ってみればわかるはず。

ちょい足しの醍醐味は、なにより、赤身+マヨネーズ味ではなく

ベツモノの「上品なトロ」に変化すること。

「あれ、今日のマグロってトロだったっけ?」とマジで疑問に思う

そこにあるのであります!


【今日の教訓】

ちょい足しは、イメージを越えた冒険である

失敗と、偏見と、迫害を乗り越えた先に

真のユートピアは待っている

恐れず進め

勇気があればなんでもできる

だー