昔、鬼が暴れて人々が困っているところへ旅の若者がやってきて、
若者はその鬼を捕まえに行ったそうな。
捕まえられた鬼は「くっ……殺せ!」と吐き捨てたことで
その場所は『鬼くっ殺(おにくっころ)』と呼ばれるようになったそうです。
でも、長い間に伝説と言葉の記憶は薄れていったすえ、
今では『おくにっこう(奥日光)』と呼ばれているのだとか。
(民明書房『日本と鬼』大仁田維治郎 著より)
若者はその鬼を捕まえに行ったそうな。
捕まえられた鬼は「くっ……殺せ!」と吐き捨てたことで
その場所は『鬼くっ殺(おにくっころ)』と呼ばれるようになったそうです。
でも、長い間に伝説と言葉の記憶は薄れていったすえ、
今では『おくにっこう(奥日光)』と呼ばれているのだとか。
(民明書房『日本と鬼』大仁田維治郎 著より)