goo blog サービス終了のお知らせ 

直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
研究のまとめはカテゴリ『自作本』から。

光学メディアの壊しかた

2009年05月03日 | ちょこのひとかけ


CD-RのデータをパソコンのHDDに移し、
命名規則とカテゴライズを統一し、
4G程度にまとめてDVDに焼きなおすという作業を
延々と黙々と続けています。

あまりにデータが多いので
消し書きを繰り返すことで
劇的にHDDの寿命を減らしそうだと
中古のHDDもつないでみて
そちらでデータをやり取りするようにもしました。

ここまででデータを写したCD-Rは100枚近く。
中にはまったく読めないものや、
半分近くデータロストしているものも
普通にあってびっくりした次第です。

……とまあ、それはさておき。
ここまですると、大量に出たCD-Rの
廃棄が問題になってきました。
普段焼いて焼きミスの出た1枚2枚をどうにかする
というのであれば簡単です。
とりあえずはデータが復元できないように、
記録面の一部をはがして捨てるだけで充分です。

でも、気づいたら捨てるときに
心配だからとさらに割っていたようで、
あんまり多いと割るのに疲れると
言われてしまいました。

そこでわたしがどうにかしたほうがいいと思い、
捨て方を考えてみました。
とりあえずは、割ってしまったほうが安心です。
でも、割るにはどうやればいいでしょうか?

まず、なにかしら破壊のための器具を探しました。
思いついたのは、センタポンチとかなづち。
かなづちだけで叩いたのでは
そう簡単には割れなかったので
センタポンチを打ち込むことによって
割ってしまおうと思ったのです。

……が。失敗です。
センタポンチの先端がプラスティックに
めりこむだけで、思ったように真っ二つには
割れることはありませんでした。

次は、それを発展させて電動ドリルです。
穴を縦にとびとびに開けていけば、
簡単に割れるようになるのではないでしょうか。

そこでベランダに出て開始します。
充電式のはすっかり放電していて使えなかったので、
このまえ見つけた通電式のを使ってみます。
ところがこれ、どうやら安いものらしく、
回転速度もパワーも選ぶことができません。
常に高速フル回転です。

最初は細めのドリル刃をつかっていたところ、
刃の押さえもあまかったらしく
何回もぬけてきました。
内側に滑り止めがついていないようです。
それでも何回も抜いて挿しなおし、締め直ししながら
使っていたところ、こんどは刃が折れました。
さすが100円屋製品です。

そのため刃を高いものにして、太目のものを選択。
力いっぱい締めたあとで穴を開けてみると、
今度は穴が開くのですが、刃とプラスティックの摩擦で
石油製品が燃える時のあの嫌なにおいが……。
砕けたCD-Rの破片が太陽を反射して目に痛い上に、
ドリルの音が耳をつんざき、
溶けた臭いが鼻を蝕みます。
視覚・聴覚・嗅覚に大ダメージです。

とりあえず30枚は穴をあけて、折って捨てられましたが、
記録面は飛び散り服は汚れるし、
例によって五感のうち三感は傷つけられるしで
電気ドリル方式はまったくだめでした。

でも、そんなところで終われません。
まだまだ廃棄するCD-Rは出てくるのです。

しかたなく次の方法を考えて、
工具箱を探ってみます。
個人的には金属パイプを切断するような、
大きくてごついカニの手のような、
内側をはさむタイプのニッパ風なものが
いいかと思ったのですが、
そんなものうちにはありませんでした。

代わりに目に付いたのはアクリルカッターです。
アクリル板もプラ版も基本的には同じもの。
そう思ってCD-Rに金ざしをあて、
二・三回削って割ろうとしてみましたが、
そう簡単にはいきません。
どうやらCD-Rのほうが軟性が高いようで、
ぱっきり折れてはくれなかったのです。

疲れて普通のニッパを使ってみますが、
たかだか刃先2センチ程度。
なんの役にも立ちません。

完全に手詰まりでどうしようもなくなり、
記憶をひたすら辿り、
工具箱をひたすらあさってみたところで、
金切りばさみを発見しました。
そういえばかつて、自作マシンの外蓋を
ステンレス板で覆う時に買ったっけ……

もちろんプラスティックのほうが
ステンレス板よりもよっぽどやわらかいでしょう。
これならば切れるかもしれません。

そこでさっそく試してみると、
普通に握るだけで簡単に刃が入っていきます。
それほど長さがないので
中心の穴にまでは届きませんが、
手前からと奥からと
切れ目が直線になるようにしておくと
適当に曲げたところで
それなりに折れることがわかりました。

これだけ苦労した果てにようやくわかったのは……
CD-Rの破壊には金切りばさみ。これです。
でも数をやっていたら、はさみが握れなくなりましたけど。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« HP更新 ショートショート | トップ | イラスト:軍艦 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ちょこのひとかけ」カテゴリの最新記事