最近、通信用マシンを起動させていると、
頭が気持ち悪くなってきます。
バイクのアイドリングの振動を
もっと低く、細かくしたような
ドルドルドルドルという震えが
脳の奥底を揺さぶるように
常に響きつづけるからです。
震えの元はたぶん回転部でしょう。
今のパソコンの回転部と言えば
HDDか電源ファンかCPUファンです。
HDDは触ってみたところ、
手に伝わる程度の振動はなかったので
違うようです。
いちばんあやしいのは、容量上の関係から
サイズの違うものをむりやりつけている
電源ボックスでしょう。
そこでまずは筐体をばらし、
電源ボックスを取り出してみました。
このまえ買ってきた防振シートを、
本体との接触面にはさみ、
大したものも無いのでずれないように
紐で固定します。
そこでスイッチを入れてみると、
どうやら振動はおさまったようです。
ほっとして蓋を閉めて立ててみると、
また振動しはじめました。
どうやら問題は電源ではなかったようです。
こうなると残りはCPUファンです。
わたしのパソコンは基本的に
あさごはんやお弁当方式で
ありあわせのものを詰め込んだだけなので、
メインマシンのCPU以外は
全部適当なものしかつけていません。
……まあ、純正ファンはうるさいのしか
ついていないので静音ファンに
交換したというのもあるのですけど。
こっちのマシンも本来の6cm角のを交換した際、
手持ちに8cmのものしかなかったので
それを針金で留めたという強引仕様。
それが回転の際にゆれることで
ヒートシンクにつたわり、マザーボードに伝わり、
結局は本体にまで伝わってしまったのかもしれません。
というわけでまた本体を倒し、蓋をあけます。
ヒートシンクとファンの間には
それでもかつて防振シートをかませていました。
けれどゆれるとなればもっとなにかが必要です。
……しかたなく、ヒートシンクを外しました。
このマシンのヒートシンクは、
ヒートシンクとCPUを押し付けて固定する
押しバネのようなリテンションキットが
はめづらいので一番やりたくなかったのですけど。
でもビデオを見ながらしぶしぶ防振シートをさらに入れ、
紐でくくって針金でも固定しました。
そのあと苦労してテンション最大で
CPUにつけたのですが……。
終わった今現在も、なんだか微妙に振動が続いています。
今までの一番酷かったときのように
ビビリ音はしないのですが、
これが続くと思うとたまりません。
すごくいらいらして電源を落としてみましたが、
通信ができなくなるとそれはそれで不便なのが
またいらつきます。
さすが昔のもの、というかなんというか。
マザーボードにも、もっと固定しやすくする、
なにか気のきいた機構が欲しいとしみじみ感じました。