場所は京都御所の敷地内で、管轄は宮内庁ではなく内閣府だそうです。
東京に赤坂迎賓館ってのがありますが、そこはベルサイユ宮殿のような洋風な建物で外国の要人を洋風におもてなしするために造られたそうですが、日本にはやはり和風でおもてなしする迎賓館が必要と、京都に建てられたそうです。
東京の迎賓館にも行ったことありませんが、京都の迎賓館は事前申し込みすれば見学できるそうで、興味津々で暑い中見に行ってきました。
京都御所の東側に大きな塀に囲まれて建っています。
10年ほど前に建てられる前はここは何があったのでしょうね?
そういえば、この南側にも塀で囲まれたところがあります、あれはなんなのでしょうか?
御所って相変わらず広い~、御所の敷地内は御所だけではないのですね。
迎賓館の西側玄関に到着すると、まず申込書を確認されます。
旦那様と二人で申し込んでいたので、名前が違ってもだめらしいです・・・・って身分証明まで求められませんでしたが。
見学方法の簡単な説明を受けて塀の中に入ると、まず迎賓館の地下に続く通路を入って、厳重なセキュリティーチェックを受けます。
まるで空港のセキュリティーチェックのように厳重です、あの筒のような金属感知器にも通ります。
それが終わって、荷物は全部ロッカーに預けますが、スマホなど写真撮影はOKです。
再度一階に上がりいよいよ入館。
靴もロッカーに入れてスリッパで入館します。
これは玄関から外を見たところ。
内側の玄関ドアは大きなヒノキの一枚板で作られていました。
天井も吉野杉の一番木目の綺麗なところだけを使っていて、窓には伝統和紙の障子。
窓の向こうは日本庭園が広がり、来賓が来られた本番は、大きな屏風を立ててその前に生け花をしつらえるそうですが、私たちは国賓でもないので今日はなし。
玄関からイヤホンガイドの説明に聞き入ってしまって、写メを撮るのをすっかり忘れていました。
次の間からはしっかり写真に収めましょう。
次の聚楽の間は待合室などに使われます。
招待された関係者やお付の人が待機するそうです。
次は廊下を通って夕映の間に行きます。
大臣同士の会合や晩さん会の待合などに使われるそうです。
晩さん会ってどんなんでしょうね~、一度出てみたいです。
両壁面に日本刺繍でみごとな壁になっています。
西の壁面は京都の西に連なる愛宕山(あたごやま)に夕日が沈む様を描いた「愛宕夕照」
東の壁面は、比叡山を月が照らす様を描いた「比叡夕映」。見事!
この部屋はお茶席などにも使われるそうで、その時は正座が苦手な外国の要人の方ようにいす席で振舞われます。
和紙と木組みで作られた灯篭の廊下を進み、一番大きな藤の間です。
洋食の晩餐会や歓迎式典の会場として使用されるそうです。
ここは木造建築なので、これだけ大きくて重い天井を柱なしで支えることは不可能なので、屋根から吊り下げる技術でこの素晴らしい天井を支えているそうです、ふ~ん。
歓迎ディナーのテーブルセティングも展示してあります。
素晴らしい藤の刺繍です。
次は藤の間と対をなす和の晩餐室、桐の間です。
日本舞踊などを見ながら和食をいただける部屋です。
12メートルある一枚板の座卓です。
漆塗りでピッカピカに磨き上げてあり、こんなところで落ち着いて食事ができるでしょうか?って心配するのは庶民の考え?
ステキな廊下です。
たたみのイ草にも、じゅらくの塗り壁にも最高級品が使われて、日本文化の最高峰が集められているそうです。
庭園も素晴らしいです。
舟で一周することも出来ます。
新婚旅行で日本に来られたブータン国王夫妻の舟遊びの写真が飾られていました。
外は猛暑ですが、中はエアコンバッチリで、いいもの見せていただきました。
日本文化は素晴らしい~。
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