保育士夫婦の大らか?子育て・保育園日記

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勝った体験を持つ人の差

2011年11月12日 | 育児
先日、
「マニュアルって?」という文章を書き、その中で「ピッチに立ったら、自分で考えて、行動する。それを仲間に伝える」ことの大切さを書きました。

昨日、購入したNumberにも、考えることができない人が増えていると書かれていました。ダイレクトパスで!などと指示が出れば、やれるが、指示を出さないと動けない。日本の教育として、考えることが必要だと思います。
もう1つ、考えるためには良い選択肢を導き出せることも必要です。

そのヒントとして、勝った体験があることが重要だと思います。どれだけ苦労して、感動する勝利を得られたか?これは必ず、モチベーションにも表れます。Numberの中にも同じことが書かれていました。

一時期、テレビなどで多く見ましたが、運動会で勝ち負けをつけず一緒にゴールする学校が放送されていました。また、幼稚園では全員、白雪姫役など。
私ははっきり、勝ち負けはつけるべきだと思います。努力した結果、勝った時の喜び。負けた時の悔しさ。小さいうちに何度も繰り返すことが必要です。

よく勝ち組、負け組と言われますが、社会も気を付けなければいけません。勝ちの体験というのは、スポーツだけではありません。いろいろな場面で見てあげることが必要です。
何にも取り柄が無いように見える子も、実は相手を立てて奥ゆかしいのかも知れません。それを誉めてあげましょう!
大人になってから、急に自信はつきません。
そこまでの環境が全てです。

友達が言っていました。「小学生からリレーの選手だった子は良い育ちをする」と。必ずしもどうかはわかりませんが、人に優しく、相手の気持ちもわかるように育つそうです。従兄弟はまだ中学生ですが、スポーツが得意なわけではありません。祖父に買ってもらったカメラで写真を撮るのが好きなことから、写真部に入り、作品が県で表彰されたりしています。それは、とても自信になったそうです。

それぞれの個性にあった勝ちの体験。成功体験より、さらに上の感覚です。これを回りが見つけたり、自分でもいくつ見つけられるかが大人になった時の自信につながります。

保育園では、各姉妹園の今年度のスタッフからアンケートをいただきました。意欲などを見る際に、その保育園でみんなで何かを成し遂げた体験があればあるほど、意欲が高いことがわかります。たとえ、その年度はつらくても、園で勝ったような成功体験があれば、今後に向けてイメージでき、頑張れます。
しかし、一度もそういう経験が無いスタッフは顕著にあきらめが早くなってしまいます。

小さいことですが、私は新人で入った保育士ほど、保育をしている写真や誕生日会を主になって行う姿の写真を撮ります。それを玄関に掲示します。保護者に誉められたり、先輩に誉められることが新人には自信になります。そして、そのプラスのイメージがあるほど、困難にも耐えられます。
「勝ち」という言葉は、強すぎるイメージがあるかも知れませんが、心の底から、嬉しい!ガッツポーズが出るくらいの経験をどれだけしたか?
逆に、どれだけ「負け」も経験したか?
これが大切です。

たくさんの経験の中で、勝ち、負けをしっかり教えてほしい。
努力する人の前にはいつか勝ちが来るから!

若者がそれを乗り越えて、教育者になることを期待する今日この頃です(^O^)

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