迷った挙句に太王四神記1話だけをDLして見た。
公式予習ブックで
この部分のストーリーは知っているので
多分字幕がなくてもわかるだろうと・・・。
予想通り
大筋の物語もわかり
作品として
1話を堪能することができた。
私は
この1話でもうすでに
涙涙・・・。
それは
ぺ・ヨンジュンという人の気持ちに心が寄ったのではなく
神の子「ファヌン」が
人間の子「セオ」を愛し
セオを自分と同じように神の一人として
歩もうとした
そのファヌンの心に気持ちが寄ったからだ。
ファヌンは
愛するセオに火を操る力を与えてしまったばかりに
結局黒朱雀に変貌させ
自らの手で
セオを弓で射抜かなければならなかった。
民を守るため
自分の愛とセオを犠牲にした
あのファヌンの涙の美しさ・・・。
オーバーアクションはひとつもなく
セリフもごくわずかな中に
すべてがこめられていた。
セオを射抜いた後
彼女を抱きしめるファヌンは
まさに神の包容力だった・・・。
私は
あの場面でファヌンに抱かれながら死んでいったセオを思い、
射抜いたファヌンを思い
涙がこぼれた。
とても素敵なドラマだ。
CGの技術や製作費用について言及する気はまったくない。
ただただ
素敵なドラマを鑑賞させてもらえて
幸せだ。
ドラマ全体が美しく
荘厳で心が惹かれた。
それにしても
ファヌン・・・美しすぎる。
あの美しさは
ぺ・ヨンジュンという人が持つ
オーラのような気がする。
内面からかもし出すあの雰囲気が
まさにファヌンを生み出した。
民のため
自分の何かを犠牲にしても。。。という
ファヌンの思いは
日ごろの彼の生き方や考え方にも
通じる気がしている。
その美しさは
作られたものではなく
彼が本来持っている物なのかもしれない。
公式予習bookを読んでいない方は
1話の内容
お読みください^^
神話時代、全能の神ファンインには何人かの子どもがいた。
その中で妾の子「ファヌン」が天から地上を見下ろすと、地上は世を治める人を待ちわびる荒れた世界だった。
それを見たファヌンは父ファンインに許しをもらい
風の神プンペ、雨の神ウサ、雲の神ウンサの三人の神と共に地上へおりる。
地上では美しく若いセオという女リーダーが治める熊族、強く賢い女性カジン率いる虎族など
たくさんの勢力が競い合っていた。
火を操るカジン率いる虎族は人間たちを制圧し
地上の中心的存在であったが
ファヌンが天から舞い降り
人間のために働く姿に感銘を受けた人々が
やがてファヌンを中心として
チュシンという国を建国する。
当然ながらカジンはチュシンを攻撃するが
セオの働きによって
チュシンは存続する。
やがて、セオとファヌンは恋におち
セオはファヌンの子を出産する。
ココまでに出てくるファヌンはヨンジュンssi
セオはスジニを演じるイ・ジアちゃん。
カジンは後のキハ、ムン・ソリさんということを加えておきます。
さて、チュシンを責め続けるカジンは
ある日、怪我をしたところをファヌンに助けられ
その時、ファヌンはカジンから火を操る力を
奪い取ってしいます。
そしてその力を紅玉のネックレスに治めて
セオに授けます。
これが火の神「朱雀」の誕生です。
ファヌンに助けられたことで
カジンはファヌンに恋をし
それまでの自分を悔い改め
闘うことをやめます。
ところが
ファヌンとセオの関係に気づいたカジンは
嫉妬のあまりファヌンとセオの赤ん坊を
山から投げて殺そうとします。
それを追いかけてきたセオの目の前で
カジンは山から赤ん坊を投げ捨ててしまうのです。
正気を失ったセオは「朱雀」から「黒朱雀」に変貌し
地を火の海にしてこの世を滅ぼしてしまおうとします。
しかし
赤ん坊は実はファヌンによって山から受け止められ
助けられていたのです。
(あ、これがファヌンが赤ん坊を抱いた写真だったのですね~^^)
そして
神々に黒朱雀を止めるよう言いつけますが
黒朱雀はとても彼らの手に負える様な状態ではありません。
このままでは地上が滅んでしまう・・・
そこでファヌンは思い悩んだ末 自らの手で
セオを殺し、この世を守るのでした。
そのむごい光景を目の当たりにしたカジンは
自分のした事の恐ろしさとファヌンの愛に絶望し
絶壁から身を投げて自殺するのです。
これが神話時代の話です。
この実らない三人の恋が
実はその後転生してもまた繰り返され
同じ人を愛し
同じように結ばれない悲劇の恋愛を
この太王四神記で
描かれているのだそうです。