葉月、使いっぱしりとなる

学生時代のクラブの先輩と呑みに行きました。
お気に入りの八丁堀『ＭＡＲＵ』です。

彼（某エアラインのキャプテンをしています）とは親しく呑みに行ったり（まして個人的に）したことは無かったのですが、
ふだん居ない東京に来ている、というのでわたくしから（！）お誘いをしました。
途中から先輩の仕事の後輩ご夫妻も合流して、また私の友人なども呼んで
大盛り上がりになりました。


わたくしは、クラブ時代にガラにも無くマネージャーなんぞをしていましたので
泥だらけになったユニフォームをジャブジャブと洗濯したり、
夏季休暇中の部室の饐えた臭いに倒れそうになりながら掃除したり
結構健気にやってたわけです。
（その反動で、今は健気さが消えたのかも～）
例年「華として試合のときに来てくれればいいよ」位の期待しかされていなかったマネージャーだったそうなのですが
私たちの代は頑張っちゃったんですね。
そのお蔭で、いまだにちゃんとお付き合いが続いている、と思っています。（自画自賛）
（「華」してた先輩マネージャーは、もはや今いずこ）


社会人になってからは、もうマネージャー仕事は無縁で
集まりの幹事をやるのも同期の部員と交代でやっており、
宴席での細かな采配は後輩達に任せて、ドッチリと大きなお尻で座り込んでいるだけ。


ところが・・・。
今回の飲み会では、先輩に使われる、使われる。
お店の予約こそは先輩が手配してくれたものの、途中から風向きが変わってきた
二人きりで呑んでいた１時間半の間は紳士的にエスコートしてくれたのに、
後輩パイロット夫婦や、私の友人が合流すると次第に『体育会系』大復活！！！


ＭＡＲＵでは、店内の壁にずらりとワインのボトルが並んでおり、
そこから好きなボトルをチョイスして店員さんに渡すというシステム。

ワインのボトルが空くたびに
「はづ！！ワイン選んで来い！！」
「はづ！！次のボトルだ！！安くて美味いやつにしろ！！」
「はづ！！！頼んだ料理が来ないぞ！確認して来い！！！！！」
「はづ！！・・・・！！！」
「はづ！！・・・・・・・！！！！！！！」
etc,etc・・・・・・。

ワインのボトルは４～５本選んだわよ

だいたい、このお店はいつも混んでいて
店員の人も縫うようにして狭い店内を歩き回っているっていうのに
この年になって、何で私がこの状況で使いっ走り～～～～～？？？
しかも、使いっ走りで店内を歩き回るたびに店員さんに間違われてオーダーされるし
しまいには、カウンターで隣に座ってた人にまで注文された。
私はお客様だっていうの！！
しかも隣に座ってるでしょっていうの！！！
それみて、先輩大ウケ。
（ま、私もウケたし、隣の人もウケてたわ。）


こんな働き者になったの何年ぶりかしら？
私の友達もとってもビックリしてました

友人が「こんな葉月を見たの初めて～～～！！」と話している側で
クルクルとオルゴールのバレリーナ（わかる？？）のように働いてたのよ～～（涙）

こんなに働く私を見たのは初めてだという友人の言葉に、
「そうなのか？葉月はいつも働かないの？」と反応する先輩。
「そうそう。いつもドッチリ座って動かないし、財布も開いたこと無い。」と話す友達。
聞こえてるわよ～～～



ま、たまには使いっ走りも楽しいかも。
だいたい、私のことをそんな風に使うのもクラブの中でもこの先輩だけだし。
ちょっと昔を懐かしんだって事で、よしとするかな。