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浪合叙情

長野県下伊那郡阿智村浪合から 阿智村商工会の職員が身の回りの出来事を時々ご紹介

ほんやり様の次の日

2007年01月15日 | 平成20年以前のお話
以前は1月15日といえば成人の日。
つまりほんやりの次の日は必ず学校はお休み。
これが「小正月休み」でした。

ほんやりといえば朝から準備が大変です。
木を切り出して運んで積み上げる・・・。
午後からは子供達が傘を持ってこんぶくろ(おんべ)集めに一軒一軒回ります。

もともとはほとんど子供だけでやっていた行事で、朝まで遊んでいたとか。
(またいろんな年代の方に昔の様子を聞いてみようと思っています。)

お母さん方は子供達のお昼のカレーを作った後、
豚汁を作って夜会場へ運び、ほんやり様に火がついてから皆さんに振舞いました。

浪合には9ありますが、ほんやりは7つの地区に分かれて行います。
段取りから火をつける時間も子供が傘を持って家を回るときの掛け声も
地区によっていろいろと違いがあります。

我々のでは今年はなかなか大きな火柱があがらず、燃えるまでに時間がかかりました。
「(火がなくて)こんなに寒いほんやりは初めてだ」という声・・・。
年によって違うのもまたおもしろいものです。

なんとかおもちを焼いて食べ、無病息災を願うのでした。

やっぱり次の日はお休みがいいよね、子供達・・・。