わ・和・輪・WA~♪

障がいのある子どもたちや大人の人たちへの応援エールと、保護者の方への情報提供、そしていろんなつながりができればいいな~♪

障害児者サークルの代表が変わる!

2013-03-30 22:30:34 | 日記
“人間と性”研究協議会の中の50番目にできたサークル、
障害児者サークルの代表は、設立以来ず~っと東京の永野祐子さん
でした。

障害児の性教育と言えば、永野祐子さんです。
その迫力のあるお話は、一度聞けばすっかりと虜になる、説得力の
あるものです。
全国に永野ファンがいます。
かくいう私もそうでして、永野さんと対等に話をしている自分が
とっても不思議です。

今でもバリバリとご活躍中ですが、70歳になったのを機に
障害児者サークルの代表を交代したいということで
変わることになりました。

新たに代表となられたのは、昨年度より日本福祉大学子ども
発達学部教員になられた伊藤修毅さんです。

伊藤さんは、北海道の高等養護学校の教員から奈良教育大学
大学院の修士課程で越野先生に学び、博士課程を立命館大学の
大学院で峯島先生に学ばれた方です。

伊藤さんとの出会いは、性教協の全国セミナーが北海道で
あったときです。
2007年ぐらいだったでしょうか。

午前中の模擬授業を伊藤さんが、午後からの分科会のレポート
報告を私たちがしました。
それからは、近畿に来られたので親しくなりました。
とっても博学で、何を質問してもきちんと答えていただけます。

愛知県の伊藤さんが代表になられたということで、堺のセミナーの
スタッフが障害児・者サークルで会計を担当し、東京事務局と
関西事務局を作ることになりました。

今まで東京が中心で、大阪は割りと自由にしていましたが
これからはそういうわけにもいかず、焦っています。

6月16日(日)に堺で学習会をすることを決めました。
これも新しい代表の伊藤さんの鶴の一声で行うことになりました。
(またきちんと決まってから、お知らせしますね)

無理をせずに楽しく大阪事務局をやっていけたらと思っています。

成年後見訴訟で、国が控訴!

2013-03-29 09:26:04 | 日記
現在の公職選挙法では障がいのある人や高齢者が、成年後見制度を利用すると
選挙権がなくなります。

でも、そのことはおかしいのではないか、選挙に行く力のある人はいると、
裁判を起こしている家族が、今、全国で何家族もあります。

その判決が先日、東京地裁ではじめて出され、「選挙権がないのは、
日本国憲法に反している。無効である」と選挙権が認められ、勝利したのです。

喜んだのも束の間、国がこの判決に対し、公職選挙法改正の必要性を
認めながらも、「立法に関する技術的検討に時間を要する」という
理由で控訴、つまり、戦うぞ~、そう簡単に選挙権はやらんぞ~となりました。

それに対して、81歳のお父さんは、「いたずらに時間稼ぎ、引き伸ばし
するより、もっと重要なことに取り組んでほしい。私にはもう時間が
ありません。家族3人でまた、いっしょに選挙に行こうねという約束を
果たさせてほしい」と訴えられています。

選挙権を認めた判決の裁判長は、「どうぞ選挙権を行使して社会に参加して
ください」と暖かい言葉をかけれらています。

今、国会が開かれています。そこで審議をしようと思えばできる問題です。
原告を支援している弁護士さんは、「人権侵害を受けている被害者として、
主権者として、違憲状態の解消を強く求める」と言われています。

本当に国の告訴は残念です。
奇しくも、今、1票の重みを問われる動きが全国的に広がっています。
本当に喜べる日が、早く来てほしいものです。







生活保護に思う

2013-03-27 23:36:35 | 日記
昨年秋に、ある芸人の母親が生活保護を受けていたことが発覚し、なぜ
収入の多い子どもが親を養わないんだ、生活保護をなぜ受けているんだ
と、バッシングの嵐となりました。

某国会議員が執拗に芸人に迫っていました。
そして、その風向きが今度は、生活保護受給者に向かってきました。

まじめに働いている人の収入が、生活保護を受けている人がもらう
お金より少ない、これはおかしい、生活保護費で受けるお金を
下げようという動きがあります。

それって、おかしくないですか!?
まじめに働いている人の収入を増やすことを考えるべきです。

まじめに働いていても収入が低い→つまり、非正規雇用の方だと思います。
一生懸命働いても、夫婦で働いても、生活をするだけのギリギリの
収入しかならない。
きちんと正社員として雇用され、収入ももっと保障されなければ
ならないのです。

生活保護費の方が多いから下げる、というのは本末転倒と思います。
決して楽に生活が送れる金額ではないと思います。

日本国憲法では第25条で「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の
生活を営む権利を有する」とあります。
生活できる金額については、とても難しいと思います。

しかし、今、生活保護費を下げるとなると、その影響を受けるものが
いろいろとあるのです。
なぜならば、生活保護は低所得者を対象とする様々な制度の指標に
なっているため、今は生活保護費を受給せずに耐えている世帯や
子育て世帯を直撃する恐れがあるのです。

例えば、就学援助費があります。
生活保護は受けていないけれど、収入が少ない家庭は申請をすれば
小学校や中学校でかかるお金に対して、受けることができる制度です。
入学準備金や文具費、給食費用、宿泊学習代や修学旅行費です。
このお金があるから安心して修学旅行に参加できます。

生活保護費が下がると、就学援助金を受けている人も、保護費の基準が
下がるので、今までの収入では受けられなくなる人が出てきます。

他にどんな影響があるかというと、認可保育所の保育料であったり、
医療費の自己負担限度額、国民年陰保険料の減額・免除、国民健康
保険料、後期高齢者医療保険料、介護保険料の減額・免除、
住民税非課税基準から外れたりと、負担や利用できなくなることが出て
きます。

そして、生活保護費を引き下げることで、最低賃金引き揚げの
理由もなくなります。
つまり、低所得世帯ほどますます生活が苦しくなるという悲惨な
内容です。

また、一昨日でしたか…。
兵庫県の小野市で生活保護を受けいている人が、そのお金をギャンブル
(パチンコや競輪競馬等)に使っているのを見つけたら、市に通報する
という条例が作られました。

密告のすすめとしか思えません。
感覚として、おかしいと思わないのでしょうか。

障がいのある人で、生活保護を受けて一人暮らしやグループホーム
生活をされている方は、たくさんいます。
彼らの収入は、一生懸命働いても、とっても低いです。
彼らの通う作業所の仕事は、まだまだ1つ作って30銭、1円の世界です。

親から離れて生活をしようと思えば、生活保護を受けて生活を
するしかないのです。

私は、「生活保護を受けることは恥ずかしいことではないよ。
一生懸命働いても生活できるだけのお金をもらえないのだから
国民として、憲法で守られている命の保障と生活の保障を考えた
とき、生活保護を受ける権利があるんだよ」と話しています。

この国に住む人の生活を本気で考えたとき、何を大切に
しなければならないのか、もう少し真剣に考えてほしいと思います。






はるかぜ作業所へ行きました2

2013-03-27 23:22:06 | 日記
数年ぶりにはるかぜ作業所に行きました。
やっぱり、発展していました。
ここの所長さん、おもしろいなぁ~、きっと変わっていく
だろうなぁと思っていました。

最初は、就労移行支援事業B型からスタート。
そして、生活介護事業を展開しました。



その生活介護のケアセンターはるかぜが、マンションの1階だけ
だったのが(写真では右の建物です)、その左隣りに自前で
新しい施設を建てていました。(車が止まっている建物です)
中は広く、お風呂もあって、入浴サービスもしていました。

すご~いと思いました!

そして、新たに就労継続支援A型の事業でラスク作りをはじめたと
聞いたとき、見学に行きた~いと、ず~っと気になっていました。





写真は、A型の事業・ラスク作りをしている
「アン・デ・プルミエ」です。
天然酵母を使ったパンをラスクにしています。
写真で見ると同じように見えますが、ふつうのラスクとごま、
くるみの3種類あります。





このラスクが、とってもおいしいのです!!

家に、ドイツパンとして有名なパン店のラスクがあったのです。
家族3人で食べ比べると…、
3人とも「はるかぜのラスクの方がおいしい!」となりました。

子どもは、「はるかぜの方が、バターを使っている。パン店は
マーガリンで、あんまりおいしくないなぁ」となかなか鋭いことを
言っていました。
私は、「はるかぜの方があっさりとして上品。もう1枚、
もう1枚と食べたい。パン店は、しつこくて1枚食べたら、もう
いい感じ」と思いました。

ぜひ、また、どこかで「アン・デ・プルミエ」のラスクを見たら、
買ってみてくださいね。

はるかぜ作業所では、卒業生にたくさん会いました。
これからどのように作業所が発展していくか、楽しみです。



総会をしました!

2013-03-23 17:06:54 | 日記
高等部卒業後の学びの場「ぽぽろスクエア」を開所して1年たちました。
いろいろと日々ありますが、なんとか無事年度末を迎え、
今日、ぽぽろスクエアを支える会の総会をしました。

会長である大阪市立大学教授の湯浅さんのあいさつに始まり、
1年間の支える会の活動報告をし、写真でも見てもらいました。

9月に堺総合福祉会館で映画上映会をしたことが、大きな取組です。
上映の前にぽぽスク生のダンスをし、そのことが学生にとって
大きな自信になりました。

そして、来年度の活動予定の提案、会計報告をしました。
今年度は、映画上映会やバザーでの収益金で、学生の机を購入
しました。

今まで長机で初めは3人がけ、途中から2人がけになりましたが、
これからは自分の机、自分のイスで学習です。
物入れもあり、カバンをかけるフックもついています。

いじめられた学校時代を思い出すからイヤと言っていた生徒も
いましたが、今は、そんなことを言っていたのがウソのように
自分の机を大事にしています。

いろんな方のご協力の賜物です。
本当にありがたく思っています。

そして、ぽぽスクでの1年間の授業や行事を写真でスタッフから
紹介しました。
次に生の声をということで、1期生の学生2名が、今の思いを
発表。

最初は不安いっぱいだったけれど、今はなじんでいて楽しいこと、
人間関係では、まだまだ学習中であることなどの報告がありました。
2人とも自分の思いをたっぷりと語ってくれました。

そして、新入生からも「見学に来て、入学したいと自分で決めた。
校歌がないので作りたい」と頼もしい発言がありました。

次に1期生の保護者からわが子をぽぽスクに通わせての思いが語られ、
涙、涙でした。
どこかに所属したい、居場所の見つからなかった子がぽぽスクで
受け入れられて自分の思いを語れるようになり、進路についても
いろいろと考えているようで、うれしいと話をされました。

参加されていた人たちの胸に響くお話となりました。

また、ぽぽろスクエアで終わりとならないためにも、希望する
人たちがどこに住んでいても、学べるようにと
「卒後の学びの場・専攻科を実現する会」ができました。

その事務局長より、岸和田でいずみ野福祉会が来年度生活介護事業で
障がいの重い方を対象とした学びの場を作る予定や、東大阪市では
3年後ぐらいにひびき福祉会が関わって立ち上げる予定と話がありました。

全国的に見ると、今年度ぽぽろスクエアは13番目にできましたが、
来年度は7か所開所予定で、全部を合わせると20か所になります。
こうなると、高等部卒業後の進路の流れが変わってくると。

本当にこういう学びの場が必要とされていることが、伝わってきます。

最後に事業主体のNPO法人大阪障害者センターの理事長から挨拶が
あり、「はじめはこんなものを作って…と期待をしていなかったが、
素晴らしいものになってきた。しかし、進路をどう取っていくのか
この学びをどう、生活の中で生かしていくのかが問われている」と
暖かくも厳しいお話で締めくくられました。

約30名の参加者で終えた総会、来年度は進路の報告もしなければ
なりません。
みんなが、自分の進みたい道に進めるように、話し合いを
重ねたいと思います。





宝塚へ

2013-03-17 17:25:30 | 日記
今年度、最後の講演は、宝塚でした。
発達障がいのある保護者の会が、障がいのある子どもたちの性に
ついて学びたいと11月に呼んでいただき、再びお招きいただきました。

11月の時は、お母さんたちばかりでしたが、今日は、お父さんと
中学生の男の子が2組とお母さんに連れられた中学生の女の子も
参加してくれました。

お父さんは前回に参加したお母さんが、「行ってらっしゃい」と
強く言われて、参加されたようでした。
まじめなお父さんとお子さんでした。

お父さんの参加はうれしいです。
男性は概ねシャイで、性教育については「いずれ友だち同士で
教えあう。自分でわかる。何も父親が出ていかなくても。
オレもそうだった…」

今の子どもは、そういうことは教えあわないのですよ。
そんなことを聞こうものなら、どんなふうにとらえられて、ネット
で流されるかも…。
男の子は相談する相手がいないのです。
お父さんと話ができるなんて、いいですね。
安心できますね。

今回のお話は、青年のセミナーをしていて、気が付いたことを
中心に話をしました。
例えば、男性は朝起きて下着がぬれていたら、おねしょと思う人が
多いこと。
それは、誰にも相談できずに自分の持っている知識で考えるから
です。
それが大人の証拠であることや、赤ちゃんのもとであること
なんて知りません。

女性は、自分の性器の名前を知らない人が多いこと。
デートプランを立てると、10時待ち合わせ、5時6時の帰宅であること。
これは、ガイドヘルパーさんを使って外出している福祉の制度での
生活であること。
男女が手をとって踊るセミナー前に行うフォークダンスを楽しみに
している人が多いこと。

障がいのある人は、仕事場(作業所)と家の往復の人が多く、第3の
居場所が少ないこと。
ある意味、セミナーの場が、「学びの場」「出会いの場」に
なればと思っていること等等です。

そして、第1回目の内容を復讐用に作ったまとめのプリントを
使って、男の子のからだと女の子のからだで同じところと
違うところをエプロンシアターを使って話をしました。

これは、子どもたちも興味を持って見てくれていました。
そして、「気持ちいい」ことの体験をいっぱい積んでほしいと
話し、2人1組でアロマオイルを使ってのハンドマッサージを
してもらいました。

和やかな雰囲気になったところで、最後に絵本「わたしのはなし」
を読んで終わりました。


今年度もいろいろなところで性教育について話す機会を
いただきました。
なかなか納得のいく話はできませんが、私が話すことで少しでも
障がいのある人や子どもの性について理解が進めば、こんなに
うれしいことはありません。

また、お呼びがかかったら喜んで行きたいと思います。

作業所「LINKみいけだい」を見学!

2013-03-15 23:59:38 | 日記
今日、堺市南区にある作業所「LINKみいけだい」に
見学に行きました。

社会福祉法人「堺あすなろ会」の作業所の1つです。
泉北ニュータウンの御池台の近隣センターの中にあり、開所
して2年目の施設です。

1階はショップと作業所、2階は児童ディをしています。
定員10名で職員さん3名とこじんまりとしており、そして、
時折児童ディの子どもたちの姿も見える…。
ショップもあるので、訪れてくれる人もいる。
いいなぁと思いました。
ショップで扱っている商品は、他の作業所で作られたもので
あったり、堺あすなろ会で作られたものなど、いろいろありました。

仕事としては、内職の軽作業とポスティングです。
現在4社と取引があり、納品に追われる毎日だそうです。
昨年は、取引している会社から、工場に来て仕事をして~と言われ、
「助かった。また、来てね」とも言われて、よい体験をさせてもらったと
言われていました。

いろんなところで体験を積むことは、大きな自信になりますね。

仕事も納品によっては、残業があったり、昼休みは昼食を食べたら
すぐに仕事に向かうということもあるそうです。
はじめは決まった時間しか働けなかった人も、忙しそうに残って働く
なかまを見ていると、自分も自然と残れるようになったそうです。
融通が利くようになり、自分からお母さんに「今日は帰るのが遅い」
と電話で連絡をしているそうです。

うれしい変化ですと言われていました。

お給料は、全国平均ぐらいあるとか。
思わず、「私、全国平均を知らないので教えてください」と言うと、
「13000円から14000円です」と言われました。

ちなみに大阪は、9000円で全国最下位だそうです。
全国最下位は知っています。
でも、それはそれで事情があるのです。
どんな重度の方も、地域で生活し、昼間は作業所に通っているからです。

最高位の県では、重度の方は入所施設で生活をされている人が多いのです。
大阪には大阪の事情があるので、一律に低いと言わないでほしいものです。

でも、本当にみなさん、よく働いていました。
なんか就労継続Bのイメージが変わってきました。
懐かしい卒業生にも会えましたし、大満足でした。

成年後見制度で選挙権がないのは違憲!

2013-03-14 22:48:02 | 日記
成年後見制度は、認知症や知的障がいがあるために判断力が
十分でない人を支援するために2000年にはじまりました。

財産を管理するだけでなく、その人の尊厳を守るための制度ですが、
選挙権がなくなります。

それに対して、「選挙権がないのは法の下の平等などを保証した憲法に
反する」として、茨城県のダウン症の女性が訴訟を起こしていました。

この女性は、成年後見制度を利用する前は、ずっと選挙に行かれて
自分の意志で投票をされていました。

これに対して東京地裁は、3月14日、この規定を違憲と判断し、訴えを
認める判決を言い渡しました。

これは、本当にうれしいことです。快挙です。

国側は「他人に影響されて不正な投票をする危険性があり、選挙には
能力が必要。能力を個別に判断することは不可能で、成年後見制度を
借用するのは合理性がある」と反論しており、提訴を考えている
ようです。
提訴はやめてほしいものです。

成年後見制度を利用しても、選挙権まで取らないでほしいものです。
国政に参加できる大切な1票です。
原告は「選挙権は平等に保障されており、障がいの有無などを理由に制限される
のは許されない」と主張していました。

現在、さいたま、札幌、京都などでも、同じ訴訟が起こされています。
今回の判決は、みんなに勇気を与えるものとなっています。


休止中の私のブログを読んでいただきありがとうございます。
また、少しずつ書いていきたいと思います、
よろしくお願いします<m(__)m>