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備忘録

愛とは何か

2011-12-25 03:53:35 | 
午前3時半
急に切ない気持になって目覚めた。
小学生だったむかし、一人で母のもとから離れて遊びにいくときに感じたあの切なさだ。

今年、あまりにも悲惨な大地震が起きた。
いつも、片時も離れることができないほどに愛している肉親。
でもいずれは必ず離れなければならない。
神は、最初から、こんなに過酷な運命を地上に課しているのだ。
もし神が、自分によいことをしてくれる存在なのだとすれば、
神を信じることができなくなっても、おかしくない。
最初から、そんな神はいないのだから。
しかしそれでも私たちは生かされている。
神は厳然として私たちを生かしている。
私たちはただ、その運命に従って生きる生き物である。
神の掌の中で、ゲームをする機会を与えられた生き物である。
ゲームの唯一のルールは、最後まで、どんなことがあっても、心に光を持つこと。

前を向いて生きること。そのために、愛を失わないこと。
よいことが起こることを信じ続けることだ。
これを世の中では希望というが、私はあえて愛といいたい。
希望というと、次の瞬間が自分にとって適・快・幸なことを祈るものだが、愛はそのような指向はなく、ひたすらに感謝すること、何の理由もなく、ひたすらに次の瞬間があることを信じる気持だ。十字架の下で神の過酷な仕打ちをひたすらに耐え、それでも復活したという「たとえ」は(たとえ、などというと、シスターに怒られそうだが)、このことを、つまり、愛だけが唯一かつ最終的な、生きる者に与えられたルールだということではなかっただろうか。

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