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名古屋岩の上伝道所の教会設立のための長老・執事試問会

2014年03月09日 | 牧師室より
2014年3月9日 

 名古屋岩の上伝道所の教会設立式が3月16日に行われます。
それに先立って長老候補者・執事候補者の試問会を、3月9日に行いました。試問と設立式執行のため、私と木下裕也教師(名古屋教会牧師)と小幡伸幸長老(豊明教会長老)が特命委員として、中部中会から派遣されました。
試問会の内容は、礼拝・長老候補者への勧告と試問・執事候補者の勧告と試問・今後の予定の確認・全体祈祷会で、3時間半に及びました。長老候補者・執事候補者への勧告のうち、中根がお話しした内容を要約します。

① 教会役員(教師・長老・執事)は、主イエスの教会を建てあげ成長させるために、全員がいわばキリスト党(クリスチアノス・キリストのもの)の与党議員として召されている。キリストのもとに一致して、キリストと教会に仕えるのである。野党は、キリストと主の教会に敵対する悪魔の勢力で、断じて私たちはその仲間になることはできない。

② 教会役員は神に召されその奉仕に遣わされている。それゆえ召してくださった神に責任を果たす。そのために召してくださった神の御心を行い、教会の中で神の御心を実現させる為に奉仕するのである。そのために、たえず聖書と改革派教会の憲法(ウェストミンスター信条と教会規程)を座右に置く。役員(もちろん教会員も)の個人的感情や欲望・利害・面子で、主の教会が左右されてはならない。これは悪魔の思うつぼである。

③ 長老・執事は、教師の神の言葉に基づく教えと指導に率先して従い、教会員の模範となるべきである。同時に教師の教えと指導が、神の御心かどうか、たえず注意していなければならない。鵜呑みにするのでもなく、いたずらに批判・攻撃するのでもない。教会役員の務めは、神の言葉が教会で実を結ぶように、配慮することである。

④ そのためにたえず聖書と正統神学の学びに努め、深く神の御心を学び取り、体現することを努めるようにしたい。神の御心を学ばなければ、必ず古き肉の思いが支配することとなる。しかしこれはいつも角を突き合わせ、また己の ”聖書的” 知識を誇り、ひけらかすためではない。むしろ神の御心を学べば学ぶほど、へりくだって神と教会に仕えるのである。(マルコ10:43) へりくだりこそ、キリスト者の徳の筆頭にあげられるべきものであり、救いの入り口ですらある。この点、教会役員は教会員の模範となるよう努めていきたい。

⑤ 教会役員の務めは、教会に教理と倫理上のトラブルを起こさせないことであるが、不幸にして教会のなかにトラブルが生じてしまったときは、聖書的に解決し、主に栄光を帰することである。神に従順であるなら、主は教会の成長のために、失敗やトラブルをも良い訓練の時として下さるであろう。役員は人間の弱さをおぼえ、忍耐と愛が求められる。

⑥ 執事への勧告は、テモテへの手紙一1:8に、監督(長老のこと)と「同じように、奉仕者(執事のこと)たちも」とある。今まで記してきたことは長老同様、執事も聞くべき内容である。

⑦ 特に執事は、人の弱さや悲しみ・試練を知って、そのような人に寄り添う。もっともキリストの愛の精神を実行に移す働きとなる。慈善や物質的・身体的・経済的問題を扱うことが多くなる。それだけに世俗的に陥りやすいという誘惑もある。それをいかに霊的・信仰的問題として対応するか。信仰的姿勢が試される働きである。

      

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