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Re:Re:ダメだろ(笑)

「ヤジロベエがご飯を食べなくてもいい日数を正確に測定するスレ@231仙豆目」

「海猿を彼氏と観た」という知り合いの女の子の報告

2006-05-28 21:40:39 | Weblog
あーらー間違って“f”ackspaceキー押したら文章が全て消えたよw
死ねよこの糞キーボードw


ま、悔やんでいても自体は一向に良くならないので思い出しながら
書いていた文章を再現しますか。。。

えー

最近、24時間という一日の時間の中で自由になる時間が電車での行き帰りの
2時間+アルファーという非常に悲壮感が漂う生活を送っている石にとって
いかにこの電車の僅かな時間を有効に、楽しんで、過ごすかっていうのが
テーマなんですね。(ま、実状はバイトが楽しいので悲壮感って表現はオーバー
なんだけど・・・)
まあ、それにしても朝7時台の電車、夜23時台の電車ってのはわりに混雑していて
空間的な余裕が無いんですよね。
おまけに朝は学生が煩くて、夜は酔っ払いが騒がしいというダブルパンチ
こんな状況下でJAZZを聞くとですね
その声がダイレクトに耳に響くんですね。
JAZZってのは元々、レストランなんかで客の会話の邪魔にならない、
楽器だけの演奏が多いので、人の声の邪魔にならないんですね
だから朝は朝で学生の声が煩く、夜は夜で酔っ払いの声がウザイという
電車はJAZZを聴くには不向な環境なんですね。
そこで石は電車で大体、リンドバーグ(古いなw)、Do As Infinityとか
パワーのあるシンガーの曲を好んで聴いています。
Do As Infinityの曲はいかにもカラオケ世代向け、って感じのメロディーで
「なんだかなー」っていつもは思っていたんですけど
騒がしい環境下では、ただただシンガーのパワーだけがダイレクトに伝わってきて
いいんですよね。
ベストアルバムをひたすら聴いているんですけど、ちょうど、家に帰る
一駅前から最後の曲、「冒険者たち」が耳に響いてくるんですけど
これがまたなんともいえずパワーのある曲でいいんですよね
(メロディーとかは・・・だけどw)

それにしてもパワーパワーってこの方向性でいけばその内に
演歌を聞き出しそう石でしたw

ふぉーざふゅーちゃー

2006-05-23 21:18:07 | Weblog
久しぶりのオフ。でも特に書くことも無い。



あっ そういえば日本代表メンバーが発表されましたよね。
まぁ久保がメンバーから外れたのは残念ですが、代わりに選ばれた巻は
きっとやってくれますよ。Jリーグでも波に乗れば強い男ですから。

それにしても選ばれた代表と、他の国の代表を比べると
まともにやりあって勝機があるとは全く持って思えない、という一般的な意見に
同調せざるを得ないです。
サッカーが組織で戦われるようになってから、個人の資質の差というのは
あまり目立たなくなってはきていますが、しかし、やはり勝負を決めるのは
あくまでもその微細な差なんですよね。
残念なことに日本がその差をたかだか1ヶ月やそこらの合宿で埋められる
わけもないし、またそれにかわる新しい武器を得る、という少年漫画的展開を
期待するのも無理でしょう。ジャンプ絵も読んどけと
で、まぁそこで現実的には、いまあるもので戦うことが要求されるわけですが
日本にある武器といえば、なんといってもFK
中村、遠藤、中田、小笠原、三都主wと割りにタレントは豊富
そもそもJリーグでもFKの名手ってのは割りに多くいる。
大宮の小林大、広島の森崎、神戸の三浦、なんかは今季もコンスタントに
活躍していますしね。多分、日本人っていうのは止まっているボールを
扱う技術ってのがスゴイ得意なんだと思うんですよ。
FKに必要な正確性を高めるための地道な反復練習に耐えられる
忍耐力という要素が日本のスポーツ選手には割りにある方だと
まあー勝手に思っているんですよ。

で、我々、日本人が勝つためにはこの武器を活かすのが最善手だと
思うんですよ。
3-5-2とか極端な守備的なフォメで基本はカウンター志向
前線に裏に抜ける動きの(相手がファールで止めざるを得ない)選手
もしくはドリブルで仕掛ける選手を置いて、なるべく相手からファールを
もらってFKで勝負をする。
間違ってもFWはボールを持ってもシュートは打っちゃダメ
だって入らないから(とか言ったら怒られそうだけどw)
まーこれくらいしかスピードがある・高さがある・テクニックがある
という相手から勝ち点を奪う手段はない、とは断言しないけど、難しいように
思うんですけどね。相手の実力を公平に考えて。
ま、日本代表なんてホントは負けても勝ってもいいから
さっさとJリーグを再開して欲しい石でした。

コイカツ 味噌カツ 売れまくりKAT-TUN

2006-05-17 00:57:04 | Weblog
あ、ねーねー今日さ。学校に遅刻したんですよ。
それで「あー面白いボケで遅刻をごまかすかー」とかしょうもないことを
考えながら、ロッカー(軽く着替えるだけなので、ドアが
常時開いてる)で着替えていると、お年頃な事務のお姉さま(日頃からそこそこ
喋る)が「ねえ、石くぅん」って呼びかけてくるわけですよ。
「はい?」って返事をしますよね。普通。うん。しましたよオレ。
そしたらお姉さま、キュートボイスで更に質問ですよ。
ええ。


「いまロッカー、他に誰もいない?」って聞いてくるわけですよ


おら。もうビックリだよお兄ちゃん。
いまどきお隣に醤油を借りに行くくらいにビックリだよ
心なしか普段よりもお姉さまの声があまーく聴こえない?
例えるならミルフィーユって雰囲気?ミルフィーユって甘いの?
いや、知らないけど。ノリで言ってみたけど
もうね。ホントにね。
とにかくビックリですよ。
あえてオヤジギャグなら、びっくりくりくりくりとr(撲殺


フラグか、フラグなのか?
もしかしてこれが噂の会話選択型分岐イベントか!!!!!

「だれもいない」
「え?しらないよ」
「自分でみれば」

なになになになになにどれを選べばいいの?
ときメモなら全ての選択し覚えてるYO!
ていうか、これ、どれか選んだらフラグじゃなくて、違うところもたっちゃっても
いいの?いいんですか、お姉さま!!!
というわけで、


 一番

 
な に か が 起 こ り そ う な
 

「だれもいない」を選びましたよ。ええ。キタコレ!!!
これでお姉さまとにゃんにゃんだよ。コレキタ!!北北産業!!!
もうわけのワカラン状態でお姉さまの行動を固唾を呑んで待っていると

「あ、石おはようー」

あ、すいません。このタイミングで遅刻した同級生キヤガッタコノヤロウ
ああ~・・・お姉さま営業スマイルに戻って去っていく


























返してください・・・orz


A:そもそもフラグなんてたっていない
A2:大人の女の遊び
A3:明日、今度はこっちから聞いてみる
A4:2chでロッカー男として相談してみる

酔い深し 隣で母ちゃん 高いびき (なんとなくノリ。ノリ短歌)

2006-05-09 00:55:04 | Weblog
あーどもども普段ならとっくにグッドスリープ
眠りの住人な石ですよ~みなさんおこんばんわ~

えーまぁアレっすね。なんつうかリーマン、特に営業関係の人とかには
申し訳ないんですけど愚痴りますね。朝っぱらから生放送で銀座のクラブ気分で
愚痴るみのもんたばりに愚痴りますね。
とにかく今日はマジで酷かった。
朝、6時起きで学校行って、その足で直バイト行って、そんで今日はバイトの
飲み会ですよ~だw帰ってきたのが今です。明日も学校w6時起きwうはっwww
「最終電車なんで」とか言って途中で抜けさせてもらったんですけど
その代わりに、無茶飲みに次ぐ無茶飲みさせられて、1時間で
生中6杯逝きましたwwwキタコレwベストレコードww
5杯目からは、「お~い石!飲んでるか~!?」とかゆわれたときだけ
生中飲んだフリしてましたけど、実はテーブルの下に店の人に頼んで
バケツ用意してもらってそこに放流してましたwww
気を利かせてくれたのか、店員の方にサービスでノンアルコールビールまで
いただきましたwありがとう京都某焼肉屋のお姉さん(とお兄さん)w
なんしかとりあえず、先輩や皆さんのペースが速い。
一杯目頼んでから、二杯目までの間隔が平均2分(!!!!!)
お前等、馬かw
「皆さん、ピッチ早いですね!」って石が言ったら
「いや、今日は遅い方だよ」ってwwwお前等、歌舞伎街のホストかw
指名たくさん来るホストかwロミオの北村一輝かw
普段から鍛えている石はなんとかついていけましたが、25歳で下戸で
全く酒が飲めない人がいたんですけど、その人まで無理矢理飲まされていましたw
カワイソすぎw 一口飲んだだけで赤くなっていたので、見るに見かねて
ついでに石の足元のバケツにビール流してあげましたw
もったいねwww(焼肉屋の姉ちゃん、後でリサイクルしといてw)
きっと石が抜けた後で、二次会三次会と流れていく・行っているんでしょうけど
皆さん、大丈夫ですかねw
鴨川で溺れてドザえもんになってなきゃいいんっすけど
まあ、とりあえずもはや酔いで何を書いているかわかんね&明日早いんで
オラもう寝ます
それじゃ皆さんにおやすみなさい

ノシ


P.S. 帰りにタクシーで駅まで行ったんですけど
タクシーの運ちゃんと意気投合して、仲良くなって身の上話までされてしまったw
酒はいると無限に愛想良くなるオレ怖すwww

死亡遊戯

2006-05-06 23:45:19 | Weblog
はい。どうっもっす。



え? だれだオマエって・・・いや、ここでブログやらせてもらってるー
石っていうものなんですけど・・・はい。ええ。
あ、これつまらないものですけど、はい。どうぞどうぞ。
えーそれでですね?あの・・・再開させてもらっていいですかね?


はい。というわけで



---------------再開---------------------



まぁ更新していない時期あたりからバイトを始めたんですね。
それがえらくハードでして、PCなんてここ最近、エロサイト覗くときしか
使ってません!なんか文句あるか?(居直り)

まあ、何の話をしましょうかね。
特に何も無いんですけどね。バイトの話しても、愚痴か身内ネタで
ツマンないですよね? 例えば、漂白剤の原液をかぶって
着替えようと思ったら、グレーのボクサーパンツが真っ白になっていたとか
全然、面白くないですもんねー

う~ん・・・

あー

えー

!!

そうだ~あれがあるじゃないっすか!

最近、バイトの関係で電車に乗る機会が多いんですけど
石は電車とかで座席に座るなら端っこがいいんですね。
端っこに座れないなら立っている方がいいみたいなノリなんですけど
それでですね。
こう。端っこの席に手すりみたいなところあるじゃないですか?
まあ、車両によって違うんでしょうけど、まあ、なんつうか
そういうのがあるんですね。
そこにもたれかかって寝ていると、よくプニって感触が肘に伝わるときが
あるんですよ。
「なんだこの感触は!」とおもって目を開けて様子を伺うと
女の子のお尻にマイエルボーがクリティカルヒットしているわけなんですね
「なになになになになに!?」って感じでいっつも遠慮して
手を引っ込めるんですけど
これって世に言う、フラグってやつなんですかね?
こうですね。もっとあーして、こーしたら
磁石のS極N極の原理でですね
あーなって、こーなって
エロ漫画的にはマグネットの原理で

あー

あー


みたいな?


みたいな?





いや、みたいなみたいな?


な、わけないですよねー ねー?




久しぶりなのにこんなノリって・・・w

ジーザズw

2006-04-11 22:49:58 | Weblog
たいして詳しくもないのにjazzを語る第二弾。

ビル・エヴァンス。

ビル・エヴァンスの「ポートレイト・イン・ジャズ」を聴くと
その完璧さに軽い眩暈を覚える。恐ろしく慎重に、用心深く、周到に、もちろん
そういった計算された部分が前面に出て嫌味になるのをさらに消してしまう
というまさにダブルスタンダード。完璧に完璧。変な言葉w
それほどに、ひとつひとつの音を発するのにも、可能な限りの気配りをしている。
それでいて縮こまっているわけではなく、むしろ奥行きを感じる。
京都のいわゆる「おしゃれ」な通りを歩いていると
そこかしこのカフェ、喫茶店、飲み屋、などからJAZZの音がもれてくる
そして大体、京都人が好んで流すのはエヴァンスらしい。
もちろんこれは主観的なものだから、「んなことねーよ!うちの店は
マイルスしか流してねーよ!」という店もあるだろう。
ただ京都とエヴァンスという組み合わせはなかなか悪くないように思える。
まあ、あくまでも主観。
その主観をもってしても、エヴァンスのような完璧なものを語るのは難しい。
もちろんこういった場合、石が語ることが
許されているのは、彼の過去なり、伝説なりを紹介するということくらい
だろうか。まあ、そんなことはもうすでに多くのジャズ評論家がしている
だろうし、石の教科書である村上春樹の「ポートレイト・イン・ジャズ」を
読んだ方が手っ取り早い。
おっと。どうやらビル・エヴァンスの完璧さが石にも乗り移ったらしい。
なんだかさっきから文章が固い。頭も固い。
いつも通り、やろうっと。

はいはい。

それでビル・エヴァンスの音楽は何かに似ていると思って、考えていると
なんだあの人じゃないか。
松本幸四郎。
あの「王様のレストラン」でギャルソンを演じた松本幸四郎
あのキャラが象徴するようなものにエヴァンスが似ていると思う。

(補足)『王様のレストラン』(おうさまのレストラン)
1995年4月19日~7月5日、フジテレビ系列で放映された連続テレビドラマ
三谷幸喜脚本。

ピシッとシャツにチョッキ、蝶ネクタイでキメている。
いつもドタバタを繰り返すレストランの困った面々を時には宥め、時にはおだて
て、時には叱り、巧みな話術でやる気を引き出す。
そんな厨房のすったもんだを決して、お客様のいるホールには漏らさない。
そして出来上がった料理を何事もなかったかのようにお客にサーブする。
客は笑顔を浮かべ、料理人も達成感を覚え、レストランの経営者も頷く。
誰しもに満足を均等に与える。
この完全無欠のキャラがよくビル・エヴァンスの音に似ていると思う。

もしもジャンプがこの世になければ、月曜日なんかなくていい。

2006-04-10 17:25:41 | Weblog
あw今、2chの専ブラからエロサイトに飛んじゃって
ここに書いていた文章が消えちゃった☆(しかも連続二回w)

これが噂のエロテロリストってやつか~むぐぅ~




…あれ、なにこの萎え空気…


萎えてないですよ! オレを萎えさせたら大したもんですよ!


…あr(ry




そういえば(強引だなw)
桜が満開ですよね。ほんと綺麗で見惚れる。
桜って咲いてから1週間くらいの短い時間を愛でるだけの花ですよね。
それが期間限定のプレミア感を演出しているんでしょうけど。
ホント、花が咲かなければ桜って意味ないですからね。
夏は葉っぱが生い茂って、それを食べに毛虫がうぞうぞ…
秋から冬は、枝だけの殺風景さ。
咲いている内が花。まるで女の一生みたいだと思いませんかw
(リアルでは殺されそうだから言わないw)


男は…あれですかね…

パパイヤ鈴木。

いや、なんとなくですよ。うん。なんとなく。なんとなく。
あー全然、ボケとかじゃないんで。ええ。
ツッコミとかしなくていいんで。
いや、そんな気を使ってもらわなくても、大丈夫ですから。
ええ?お茶、いや、あっしはすぐにお暇いたしますんで
ホント、奥さん、お構いなく…

って長いよ。とりあえず長いよ。もういいよこのミニコント




最近、ROCKだとかPOPだとかを聴いているとうるさく思えてきたので
JAZZなんかを聴き始めた。
本当はJAZZは三十代、クラシックを四十代、落語を五十代、そんで
ローリング・ストーンズを六十代を老後の楽しみにしようと
思っていたのだけど、なんだか前倒しになってきた。
このままの勢いで行くと四十代くらいにローリング・ストーンズで
腰を振ってそうな暑苦しいおっさんになりそうで、それはそれは心配している。
まあこの趣味が長く続けばいいな、と思い。とりあえずJAZZに耳を傾ける。
さすがに周りにJAZZに詳しい人がいないので、その世代代表の村上春樹
「ポートレイト・イン・ジャズ」をガイドブックに、興味の湧いたプレーヤーの
CDを借りている。
まだそんなに多くを聴いたわけでは全然、ないのだけれども
ビリー・ホリディが最高にいい。

日常にぶちのめされて、疲れて家に帰ってきて、ソファーに沈みこんで
深いため息をつく。疲れていることが自覚できないほど疲れて
ただボーっとしてしまう。
そんなときに彼女が若い頃に録音した「God Bless The Child」に耳を
傾けると、ろくでもないこと続きで、薄汚れた油の膜に包まれたいたような気分が
サーっとどこかに消えていく。
それはいじめっ子と喧嘩をした後に世話を焼いてくれる女の子に似ている。
「もう馬鹿ね。中学生なんかに勝てるわけないじゃない」
「…だってミサちゃんの家のことを馬鹿にしたんだよ」
「いいのよ。私は。全く、聡は馬鹿ね。ほら腕出して、消毒するから」
「えーマキロン!?それ染みるからいいよ」
「ダメ!化膿したら、どうするの?さあ、腕出して」
「ちぇーほら……って!痛いっ……」
「喧嘩した自分が悪いの。ほら我慢して」
「……」
「えらいえらい。我慢できるじゃない」
「……ごめん」「ごめん。僕が悪かったよ」
「何が?」
「だって……本当に泣きたいのは……」
「もう。やだ、聡。マキロン染みたの?泣かないでって」
「だって……」
「もういいのよ。もういいから忘れなさい」

こんな風に気が済むまでビリー・ホリディは「もういいのよ」って
歌ってくれている。
まるで意固地になっている子供をあやすような彼女の歌。
それはまぎれもなく慈しみだ。

そういう印象を持ってから、彼女の自叙伝を読むと誰しもがハンマーで
殴られたような鈍く長く続くような衝撃を受けるはずだ。
強姦、娼婦として体を売る、これが10代の彼女を襲った出来事
普通、いやどれだけ強い人物でも、10歳そこそこのころに
人に裏切られ、社会に裏切られる。
失望、嘆き、憤り、閉塞感、諦観、妬み、嫉み、疎外感、絶望
黒々としたその闇に足を絡めとられて、底なし沼のような場所に
連れ去られてもおかしくないことが起きたのだ。
それなのに彼女の歌声には、そんなことを窺い知る事も出来ないほどの
美しさ、優しさが溢れている。
そうまるで日曜日の朝のように、全て包みこむような光そのものだ。
たしかにその時代のJAZZプレーヤーのほとんどが酒か煙草か麻薬、あるいはその
全てか、によって随分と寿命を縮めた人が多い。
ビリー・ホリディも不運なことにその例外でなく麻薬を使い、本来よりも
ずっと早くにその声と体を失った。
麻薬を使えば一時的にハッピーになれる。よく知られたことだ。
彼女のトラウマを考えれば、それを求めることはあるいは必然なのかもしれない
何もかもを忘れて、夢の国にトリップする。
きっと悪くはないのだろう。目を覚ますことなく闇に消え入るのも。

だが石は、ビリー・ホリディの歌を聴いていると、どうしても彼女が
何かから逃げている、という風に思うことが出来ないのだ。
むしろ彼女は、その歌声だけで闇と向き合っているようにさえ思える。
人間、社会、それらについてまわる闇。
それらは決してなくならない。影だから。
どれだけ早く走ろうと、光がある限り、影はどこまでもついてくる。
だから我々ができることは闇がこっちに来ないように見張ることくらいしか
できない。あるいはそれ以上大きくならないように祈るだけだ。
ビリー・ホリディは祈り続けた。生ある限り。
その輝きに触れていると、ろくでもない、ものが消えていくのが分かる。
「もういいから忘れなさい」

少し疲れた夜にはビリー・ホリディを聴こう。
(ってほとんど村上春樹の劣化コピーみたいな文章だから、本家を読んだ方が
もっとしっくりくるはず。それにしても2回も書き直していると、どんどん
脱線がひどくなってくるわw冒頭のスベリも2回、書き直したw)

ぽーとれーと いん さっかー

2006-04-09 06:00:03 | Weblog
あ~桜は咲くこともなく~
あ~桜は散っていく~
だけど~そんな~桜が桜が~好きで~す


はぁい。どうも~セレッソ大阪が見事な負けっぷりを披露してくれ
半ばヤケ気味の石です。
てやんでぇ~まだまだ~シーズンは長いんでぇ~
気にスンナ~ばっきゃろめ~(ビール3L入ってます)
だいたい、あれだ、アレ。西沢のボレーシュート見ただろ?
スゲーんだって、あんなスゴイもの見られたんだ。いいんだ。だから。
いいんだって、だから。勝たなくたっていいんだって。
けっ!てやんでばーろーめー


というわけで気分を直してガンバ大阪vs鹿島の試合を観る。
なんつうんですかね。
ぶっちゃけ同じJ1だと思えないようなハイレベルな戦い。
観ているこっちも全く気の抜けないヒリヒリする試合。
あちこちのポジションで火花を散らす選手が多くて
その煌きに思わずため息を漏らす。
小笠原と遠藤のマッチアップ、洗井場と加地のSB対決、内田と家長のSBの
攻防。そして小沢と藤ヶ谷のGKの躍動。
特に18歳、19歳という若いSBの内田と家長のマッチアップは観るものを
飽きさせないひたむきさと、闘争心が前面に出ていた戦いであった。
前半は家長が前節からの好調さを誇示するかのような突破を幾度もみせ
内田を翻弄する。「どうだオレのがキレだあるだろ」そう言わんばかりに
鋭い切り替えしで再三、チャンスをつくる。
内田もまだ18歳になったばかりだ。守備は経験といわれるように
まだまだ守りに関しては、未熟な点がいくつもある。しかし、それを補って
あまりあるその高い身体能力をもって、一度抜かれてもすぐに瞬発力を発揮して
家長に喰らいつく。お姉さまに大人気であろうそのベビーフェイスに
似つかわしくない闘犬のような闘争心で家長に追いすがり続けた。

攻守が入れ替わり、今度は内田が攻撃のチャンスを作る。
攻撃に経験は必要ではない。必要なのはセンスとイマジネーションだ。
それを証明するかのような正確で致命的なクロスをいくつもあげる。
残念ながら鹿島のFW陣は決め切れなかったが
それらは記録には残らなくても、記憶にはアシストとして頭に刻んでおくべき
ほどの完璧さをもったクロスだった。

しかし前半を終えて、公平に二人を比べたとき、冷静に評価して
家長の方が内田を上回っていたことを間違いが無いだろう。
それまで幾多の猛者にマークし続けられ、打ち破ってきた内田も
やはり天才として一歩前を歩む、家長にはまだ届かないのか、と
ガンバファンは安堵を、鹿島ファンは溜息をもらした。

そして後半が訪れる。
エンドが替わり、画面の奥に場所を移して第二ラウンドのゴングが鳴る。
ガンバファンはもちろん家長の活躍を望んでいた。
「そんな若造、ひねり潰してやれ」そう願っていた。
だが皮肉なことに先に変化の兆しが見え始めたのは家長の方だった。
明らかに運動量が落ちて、集中力を切らしたような動きをし始める。
「どうした」「おかしい」誰もがそう思わざるを得なかった。
だが、家長がきっとそういった変化の原因を一番、知っていた。
まだそれほど気温が高くない春先だ。脱水症状などは考えられない。
単純なコンディションの問題ではないことは、前半のプレイが物語っている。
それは、この厄介な相手、目の前にいる内田。こいつだ、と。
内田は、前半よりも1歩間合いを遠くして、家長の突破に対応できるように
している。まるで優秀な猟犬の様に一定の距離を置いて威嚇し続けてくる
隙を見せればボールに飛びつくぞ、と構えている。
そして前半よりもタイトそして執拗に家長をチェイスした。
効果は抜群だった。家長は83分にピッチを去ることになった。
それがスタミナ切れだったことはわかる。
おそらく肉体的にも精神的にも、きれて、しまったのだろう。

この事態は我々を震撼させるに十分だった。
鹿島ファンならずとも、この一人の18歳の、天才の、あまりにも早い対応に
驚いた。
新たなスターに魅了されたといってもいい。
内田はこれから日本のサッカー界にとってなくてはならない人材になるだろう。
もちろん家長もだ。

こうした密度の高いマッチアップがあちこちで繰り広げられる。
もちろんお互いのチームには穴、というべき箇所がないわけでは
なかった。鹿島で言うならば、復帰間もないフェルナンド
調子は抜群にいいのだけれど、どうもキレがちになる本山
(セルフジャッジでチャンスを潰していた)
決めきれないアレックス・ミネイロ。
大阪はイマイチ安定性の無いCB(今日は頑張った)
まだうまくフィットしていない前田
どちらにも穴があり、その穴がもたらす不均衡と、せめぎあうスターたちの
高次元の均衡。プラスとマイナス、それぞれがまったくプラスマイナス、ゼロで
針はとどまっている。
やがて針は後半ロスタイム、鹿島の反則でガンバがPKを得るという形で
大きく傾いた。
だがそれは本当に偶然、いや気まぐれなものだった。
風が吹いたといっていい。
そうしてこの静かな決闘は幕を閉じた。
後に残ったのは勝敗という結果よりも、この才能と才能がぶつかって生じる
火花の方が記憶に残ったそんな試合だった。


うん。酔ってるから何を書いてるかわからなくなってきた。
ひとまずおわり。

ソルティードックの合言葉

2006-04-02 02:13:43 | Weblog
エイプリルフールに恋人につきたいウソBEST5

BEST5 ベタ系

「もう俺達、ダメだと思うんだ。今日で別れよう」
「なんで!うそつき!結婚しようって言ってたじゃない!」
「やっぱり」
「え?」
「やっぱり、マキは俺との約束を覚えていてくれたんだね。
さっきのはウソだよ。エイプリルフールのウソw」
「タカシの馬鹿ぁー!わたし、わたし……」
「……マキ」
(抱き合う二人)

はいはい。ベタベタ。よかったよかった。めでたしめでたし。
どうせこの後、ホテルだろ?ラで始まってブで終わるホテルに行くんだろ?
チクショウ!馬鹿やろぉぉおおおおおおーーー!
鬱になったので省略して次、BEST1

BEST1 村上春樹系
「ねえ」
「なに?」
「前から言おうと思っていたんだけど、あなたってホントに最低な男ね」
「なんだよ藪から棒に(半笑い)」
「あなたってだらしなくて、いい加減で、決まりごとは破るためにあると
思っているような人で、こっちが真剣に話しているのに今みたいに
聞いていないのか、いるのかわからないいい加減な態度しかしないのにも
ホントに腹が立つの!音楽だってカビの生えたようなジャズなんかしか
聴かないで、いつまでたってもあの場所ふさぎなオーディオを捨てないし
おまけにお酒の好みだって、わけのわからないモルトだかウィスキーばっかり
飲んで、味わかってないのに幸せそうな顔して馬鹿みたい。本の好みだって
村上春樹なんてセックスしか頭に無いような気持ちの悪い作家のばかり
読んで満足そうな顔してるのにも許せないし、おまけに服の趣味も
最低ね。まだマクドナルドのマスコットの方が上品と思えるくらいよ
ねえ?聞いてる?あなたって本当に、本当に、最低な男なのよ」
「ふむ」
「ふむ、ですって?あなたのそのくだらない頭に入っている脳味噌は
牛か豚以下なの?ふむ、なんて冗談みたいな返事しないでよ。
いい?あなたの悪いところをリストにしていけば、きっと書き終わる頃には
私はしわくちゃのおばあさんになっちゃうわね。
生憎、そんな非生産的なことをするつもりはないし、私の大事な時間を
あなたというろくでもない人間の欠陥をあげつらうために気は無いの。
だからあなたの欠陥の本質を短く、分かりやすく言ってあげるわ。いい?
つまりこういうこと、あなたは、大事な手紙を配達の途中で食べるヤギよ。
黒ヤギ」
「ふむ」

そう彼がつぶやくと、リビングには沈黙が訪れた。
まるで2年間、台所の片隅に忘れられたパイナップルの缶詰のような沈黙。
彼女は、彼の座っているソファーの前まで無言で歩み寄ると
いい?ともなにも聞かずに彼の左頬を叩いた。
リビングに乾いた音が響いた。
そしてまるでその音が嘘だったかのように、彼女は思い切り彼に抱きついた。
「嘘よ」彼女は彼の耳元で囁いた。
「なにが?」
「全部。ねえ。今日が何の日か知っていた?」
「知ってるよ。ジェフ=ポーカロが生まれた日だ」
「誰それ?」
「有名なドラマーさ、昔のねAOR」
「どうせまたろくでもない音楽のでしょ」
「ふむ」
「次、ふむ、って言ったら怒るわよ」
「ごめん。でも、じゃあ一体、今日は何の日なんだい?」
「馬鹿ね。今日はエイプリルフールじゃない。気づいていなかったの?」
「f…うん。全く」
「本当に馬鹿ね。気がついていると思っていた。じゃあなんで私が
ずっと嘘をついている間、あなた平気な顔をしていられたの?」
「う~ん」
「う~ん。じゃわからないわよ」
「う~ん」
「ハッキリ言って」
「う~ん」
「もう!あなたのそういうところが嫌いなの!」
「ごめん」

そっと彼女の肩にまわされた手に彼女は言った。
「あなたのこういう優しいところが好きよ」

語られなかった言葉は風になり、語られた言葉は砂になった。
広いリビングに現れたその砂漠の中で
言葉よりもただ必要なものが何か、彼は雨の様に静かに彼女を抱きしめた。

だ~るまさんが転んだ! はい。みっちゃん右手が0.3mm動いた!アウト~!(細かっ)

2006-03-29 21:50:11 | Weblog
都立水商を楽しみにしていたのだけれど
開幕早々、ベッキーがヒロインで激しくなえた…
ていうかあいつアップに耐えられる顔じゃねーし
前歯にタバコのヤニがついてるぞw
キャストミスjyうわなにをすhごあ:がお(ベッキーファンに連行された

つかドラマの作りも無駄なカットインとか、SEもタイミング外してるし
場違いなものを選んでるし、何よりもなによりも~
もっと前面に「萌え」を出すべきだとは思わないか!?
なんでこうもっと萌え上がるような萌えで勝負しないんだ!

ほしのあきはもっと胸を強調しろ~(そうだそうだ~)

森下千里はもっとエロを強調しろ~(そうだそうだ~)

竹中直人はもっとハゲを強調しろ~(そうか…そうか…?)

原作でも読んで気分を直すか…orz

で、いまトリビアの泉を見ているんですけど

キタ━━━(゜∀゜)━━━ !!!!!

副音声がスネ夫役の人がやってる~!!
で、主/副音声で両方のナレーション聞いてるw
スネ夫がナレーションしてるオモスレwww


ていうか最近、ヤバイよ。ついてないよ。
昨日も料理作っていたんですね。
ええ。まあ案の定ですよ、漫画的展開ですよ。
ザックリ、ガックリ、パックリ、ですよ。
もね~
切れ味鋭い包丁でザックリ自分の指を切っちゃって
パックリいっちゃいました…

そんで出来立ての肉じゃががはいった鍋の取っ手が何の前触れもなく
突然、取れて落下ですよ。
オレの足に落下ですよ。
熱ぃー!料理台無しで、ダブルガックリですよ…


なんつうかも~いくら厄年でもそろそろ勘弁して欲しい。
こんなに毎日、怪我していたら普通のポーションじゃ間に合わないよ!
不味いし…
そこでお姉さま!僕に超回復アイテムをください!
このペットボトルにちょっとイエローポーsy(射殺

ツマンネー酒。ツマンネーTV。そんな時間なんか豚にでも食わした方が良いに決まっている。

2006-03-28 02:04:34 | Weblog
なんつかこのところの夜更かしが祟っているのだろう
割とマトモな時間に布団に入ったのだが、全く、これっぽちも、
ちっちきち~も眠くない。
藤原伊織の本と今週号のジャンプを再読していたが
一向に眠りの兆候は見られない。
羊?あー数えるの?
え?数えようか~?
羊が1匹
羊が2匹
羊が全部、柵を越えて逃げ出した!
はい終了(超飽きっぽい)

ひろーい牧場に、ぽーつんと一人、残された石。
まあ、悶々としていたわけですよ。ええ。
こんな精神状態に陥った人間することは大体、決まっているんですね。
まず2chを覗いて、ついでバンプオブチキンのノスタルジー溢れる曲を
聴いて、なんとなく昔を思い出すのである。
で、しまいに昔、縁のあった後輩のHPなんかを僅かな記憶の断片と
googleくんで検索して時間を潰すのだ。

やれやれ。

何しているんだろう?という疑問をビールで飲み込み
パタパタっと思い出せる限りのワードを試していく。
消して
試して
消して
試して
消して
試して




そんなことをしていると、なぜか昔の思い出が競りあがってくる。
いい思い出じゃない。できれば忘れよう、もしくは井戸の中に放り込んで
「出てくんな!」と蓋をしていた記憶たちだ。
「あーそういえば、受験のときに精神的に参っていてなぁ
で、誰かに構って欲しくて、思えば後輩のあの子だろ、そんであの子
あの子にも告ったけ?w節操なさすぎオレwww
で、あの子に告られたけど、それは断ったんだよな…
まあ、最終的には顔だっけ?判断基準?
オレってば女、見る目ないな~今も昔も~
『顔なんか飾りですよ。偉い人にはそれがワカランのです(ジオング整備員)』」
ていうか、オレ、よく考えれば結構、片思いしていたよな~
そだそだwほとんど玉砕してたなw
告った数はクリリンとタメはれそうだw
まあ、計画性がなさ過ぎるんだよな~


と、酔いも手伝って反省パレード。
何やってんだwオレww

で、まー検索の結果、ありましたよ。後輩たちのHP。
懐かしい。
ちょっと感慨深げに眺める。日記なんか読むと元気にやっているようだ。
良かった。良かった。
コメントでも残しておこうか、迷ったけどやめておいた。
なんつうか元気にやっているのを確認したら「も~いいや」って感じに
なった。なんでだろ?
まーひとつにはあんだけ派手に「やらかし」過ぎているから、会わす顔が
ないってのも、あるにはある~?ん~?
いや、でも良く考えたら、3年前になんかあって顔会わしてるな
だから別に羞恥心が芽生えたってわけでもないか…

ん~…な~んだろ…

あの頃の自分に出くわしそうで嫌だったのかな?

あの頃の自分に…井戸へ放り投げた自分に会いたくなかった?

そうかもね。

後輩たちが知っている「自分」、石が忘れたい「自分」と嫌でも再会
しちゃうもんな…今、会うのは微妙…
だからもうしばらく井戸の中に入っていてねw
オレが厚顔無恥の面の皮が象の様に厚い大人になったら
君を迎えに行くよ。
それまでは…


やべぇ…いくら酔ってるとはいえ、ここのところ内省的に過ぎるな…
なにか明るいネタを…
ネタ…
ネタ…
あ~

え~…

あ!じゃあ、とりあえずチ○チ○だしま~すハイハイハイハイ
(追い込まれるの早すぎだよ~)

------------糸冬 了--------------

深夜の決闘 ~エートスはティッシュによって語られた~

2006-03-23 03:14:57 | Weblog
これで何本目だっけ?わかんね。知りたきゃそこらに転がってる空き缶の数を
数えればいい。ASAHIだかKIRINだかどーでもいい。
とりあえず今の僕にできるのは、冷蔵庫にあるアルコールを胃に送り込むだった。
プルタブを開けて、開けて、開けて、開けて…
いずれ訪れる眠りの世界。僕は今、それを渇望している。
BGM?選ぶ気にもならない。
だからラジオをつける。

ジャズなら何でもいいと思ったが、80年代のポップスが流れていた。
DJは語る。
懐かしいナンバーですね。でもこの時代はすばらしかった。
そう思いませんか?

FUCK OFF

スピーカーが黙り込むと、僕は深夜二時の静寂に取り残された。
そうか、僕は一人だったんだな、それに気がつくとラジオを黙らせたことを
少し後悔をしながらソファーに腰掛けて目頭を押さえる。
さっさとこのろくでもない瞼が重くなることを願いながら
ビールを飲み続ける。
わからない。
―何が、と誰かが言った。
僕は広い、広い、リビングを見渡して声の主を探した。
―何が?不思議そうに僕を見上げていたのは、ティッシュだった。
「わからないんだよ。何もかもが、ね。わかればいいんだろうけど、わからない」
僕はティッシュ君に語りかける。
「そう」ティッシュ君はさらりと答えた。

僕は暫しの沈黙に少々の居心地の悪さを感じながら「NEPIA」と記された
ティッシュ君の長方形の側面を見つめていた。
思えば、ティッシュという存在は、そのナイロンが使われている箇所もあるが
そのほとんどが紙製の製品だ。
これはある意味において、人間の知恵の証左と足りえるのではないだろうか
とさえ思う。中に詰まった、極限まで薄くされた2枚重ねの紙
そしてある程度の実用性を持った、外装。
これら真反対の特性を持つものが、木という素材からできているのだ。
こんな複雑なことができるのはきっと―

「わからないことって?」ティッシュ君は、我々の沈黙を破ってそう言った。
「わからない」僕はそういった。
「わからない?」ティッシュ君は不思議そうな声を上げた。無理もない。
「そう。わからないんだ」
「それは、つまり君が今、何かしらの問題を抱えている、だが、その問題が
何であるのかというのかが分からないのかい?それとも単純に何も分からない
例えば、30歳を超えた女性の口説き方が分からない、という未体験の事象に
対する率直な意見?」
「ふむ。どうだろう」僕は多くを語るべき段階でないと思った。
「ふむ。どうだろう、か。それはなかなか興味深い答えだね」ティッシュ君は
少し、ほんの少し皮肉な調子をこめて、そのセリフを述べた。
だけど、ティッシュ君は言葉を続けた。
「僕は、君を見てきた。ずっとね。それはわかるだろ?」
「うん。そうだったね」間違いない。僕が生まれてから、ティッシュがなかった
日なんて一日も存在しない。
「そんな僕が、君のことを判らないと思うかい?悲しいことがあったとき
涙を拭ったのは誰だい?君が風邪を引いたとき必死で鼻をかんだのは?
あまり言いたくは無いが、下の世話だって、僕はずいぶんした。
そうじゃなかったかい?」
「うん。そうだったね」
「そう。僕はいつも君といた。それなのに君は今、自分が一人だと感じていた
そうじゃないかい?」
「そうだね」
「それは間違っていると思うだろ?」
「うん。そうだ。僕にはいつもティッシュ君がいてくれたし、僕は
一人じゃなかった。それを忘れていたよ。僕はどうやら勘違いを
していたみたいだ」
「そうだろ」ティッシュ君は満足そうに頷いた。

僕は思い出したかのようにティッシュを一枚つまむと
花粉症でムズムズする鼻をかんだ。
それをゴミ箱に捨ててソファーを立った。
あいかわらず広い、広い、このリビングに眩暈を感じながら僕は
冷蔵庫を目指す。
ウワンウワンとファンがうなるその腹の中にまだビールの缶が2~3本
転がっていたはずだった。
それを飲み干して、ベッドに寝転ぼう。
この重たい瞼が閉じることを祈って。
もしもそんな幸運にありつけたなら。そうだな。うつ伏せで寝るのがきっといい。
太陽が上ってもそれを意識しないでいいから。
僕が泣いていることを枕くん以外にはきっと知られないですむから。
どうやら何を書いてるのかさえ意識できなくなってきたみたいだ
いい兆候だ。このままベッドに潜り込もう。
明日が少しはいい日になることを祈りながら。

春の副産物。大雨。花粉。ながい遠吠え。

2006-03-20 04:13:01 | Weblog
はいどうも~石ですよ~いきなりですけど
も~限界ですアヒャヒャ(AA略
眠さMAXで~す☆

またまた女にいいよ~に利用されていたことが判明したのと
なんかこんな深夜に外で猫っぽい声がしてるんですね

盛りのついたネコなんっすかね?
でもね。
なんか「にゃ~にゃ~」って鳴いてると思ったら
突然、わけのわからん人間の声みたいに聞こえる時があるんっすね
「おぉう!おぉう!」ってオッサンの喘ぎ声みたいだw
ま~窓開けて外、見たら良いんでしょうけど、無理www
たぶん猫じゃねえw
だって猫ならウチの番犬が吠えたり、警戒するはずだもん…
我が家の番犬君は変わっていて、どうやら猫になりたかったようで
犬にまったく興味を示さず、猫に尻尾振って友達なろうって
近づいていくタイプなんですね
ま~お隣さんが猫を飼っているから仲間かなんかと思っているんですかね…
ま~とにかく猫なら犬が吠えると思うんですよ…

で、付け加えるならオレの家の周りになぜか丸まった使用済みティッシュが
散乱しているときがあるんっすよね~
まさかね…
そういやあの猫の声、ケッコ~以前からしていたような気もするな…
春めく前から…

このままじゃ安心して寝れないから、誰か可愛いくて石にウソつかない
優しくカワイイお姉さま~膝枕してください。ついでにおpp(射殺




ま~アレっすわw女に利用されたっていってもカワイイもんだし
こっちは嫌な経験をたくさんしていたもんだから、警戒していたので
そんなに心理的にダメージがでかくないんだけど
それにしても警戒していたのに、なんだろ…傷ついた以上に
「やっぱりな」という確信に似た、諦観が漂うよ
オレ、ってか、石、も~女は信用しないっすわ
もうね。騙してヤッてそのまま逃げる これ最強
なんなら金も貢いでもらおうかな~
いや~ふ~もう春だぜ~(AA略



…泣いてなんかいないですよ(AA略
…無理なんかしてないですよ(AA略
…強がってなんかないですよ(AA略




…2chの喪板なんか覗いてないやいぃ!(AAry

長いキス。遠くの銃声。そして「あなたのレーゾン・デートゥル」

2006-03-17 21:16:44 | Weblog
石のオヤジさんは、よく、というか、日常的に独り言を言う人だ。
幼い頃、オヤジが独り言を言っていたか、どうかという記憶は無い。
だからきっと言っていなかったのか、あるいは、まだそれが「心の淵」に
留まっていたかということになる。
最初にオヤジの独り言に気づいたのは石がまだ中学生で、家族でキャンプに
行ったときだ。キャンプ場に設置されていた簡易式のシャワーを浴びていた
ときにシャワーの水の音に混じって、誰かの声が聞こえてくるのだ。
まーそら、今でもそうなんだけどビビリな石は、もう霊的なモノだと思い込んで
ガクブルしながら、硬直していたんですよ。
人間ってのは本当に恐怖を感じると、ドラマなんかの作り物と違って
蝋人形のように静かになっちゃうものなんです。
で、そのまま硬直していると、やがてお金の分のお湯を吐き出したシャワーが
止まったんです。
そうすると今まで水の音に阻まれていた、その声がより一層、大きく聞こえて
くるわけです。その声に石が耳を澄ましていると、突然、大きな声で
「お~い。石~。お湯止まったのか?お金、あるか~?」というオヤジの声が
したんです。耳を澄ましていただけにビクッて石はなったんですけど
まあ~なんとなく、オヤジの声を聞いて安心しちゃって
「あ~お金?あるある。大丈夫」なんて陽気に答えて、また、シャワーを
浴びようとコインを入れようとしたんです。
あ~なんだ。勘違いかって。
でも、そう思ったのも束の間、また声がするんですね。
ギリギリ聞き取れるか取れないくらいかの声なんですけど
でも今度はハッキリ分かったんです。
オヤジが喋っているんだって。
さっきオヤジが呼びかけてきた位置から、その声が聞こえてくるんです。
注意して聞いていると、その声がだんだん大きくなってもう疑いなく
オヤジの声だと判別できるくらいになったんです。
もしかしてオレに話しかけているのかな?と思って思わずオヤジに
「うん?どうしたん?」って聞いたら
一瞬、間があって、オヤジが答えたんです。
「え?なに?」
「いや、だから、いま、オレに話しかけなった?」とオヤジに改めて聞く
「いや、なんにも言ってないよ」オヤジはそう平然と答えた。


シャワーを浴び終わって、まだ漠然とした不安感を持っていた石は
オカンにオヤジが独り言を言っていた、と伝えると、曖昧な表情になって
「うん。私も最初はビックリしたけど、あの人、よく独り言を言うわね」
っと言った。
それから、度々、オヤジが独り言を言っている姿を見るようになって
あれから数年。
オヤジは独り言を言い続けている。
ときに諭すように
ときに自嘲するように
ときに何かを罵るように
ときに何かから逃れようとするように

そんなオヤジを見て、石は一種の恐怖を感じていた。
オヤジの父親、つまり石の祖父が、あまり良い死に方をしていないことは
幼い頃、垣間見て知っていた。
詳しい病名なんかは聞いていないが、精神を患っていたのか
あるいは祖母が祖父よりもずいぶん若いことを考えれば、ただ単に加齢による
痴呆だったのか、しかし、幼い頃に垣間見た正気ならざる人は
ず~っと今に至るまで石に暗い影を落としている。
(故人に大変、失礼な言い方だけど。ごめん!おじいちゃん)
そしてオヤジの独り言だ。なんとなく、そういう影が重なって
もしかして石の家系は、そういう精神的に問題のある家系では?と
漠とした恐怖を抱いている。

だからこそ、石は、精神的な正常、というものにわりとこだわりをもっている
なんとなくあっちの世界に行きたくない、というなんとも曖昧でいて
それでいて背中に張り付くような恐怖を常に感じている。
石も人間だから、不平や不満や物思いにふけることがある。
だがそういったときにも、そういった恐怖を忘れることは無い。
もしかして石もオヤジのように知らぬ間に声に出して独り言を
言っているかも、と恐れ、石はよく奥歯に力を入れて、物理的に口が
開かぬようにして、物を考えたりする。
電車なんかで誰かが、石の顔を見たりしたら、恐怖にかられる
そしてその人に尋ねたくなる「まさか、僕、いま独り言を言っていました?」と。

にちりにちりと粘っこい不透明な不安が常に石の周りには存在しているし
もしもそれに漬かってしまえば、ひょっとして、その沼か井戸みたいなものに
から抜け出せなくなってしまって、石は石であることを
やめてしまうのではないかという、危惧を感じる。
言い様の無い不安。
底なしの恐怖。

しかし、今日、毎週見ているのだけれど「水曜どうでしょう」という
北海道の人気番組の再放送で「四国R-14」というスペシャル企画で
ホラードラマをやっていたのを見て、石はこれだ!と思った。
ぶっちゃけ、内容はケッコー怖いし、笑えない。
ま~平たく言うと、四国のあるお寺でロケをしていたら
タレントの足を無数の手が引っ張っていた、という映像が撮れてしまった
いわば怪奇現象なのだけれど
あっそれだと思った。

無数の手。

なんでもっと早く気がつかなかったのだろう。
(きっと怖がって避けて通っていたからだな)
そういえば「鋼の錬金術師」でもあっち側に連れ去っていくのも
無数の手だった。
最近見た、映画「コンスタンティン」がなぜ、こんなにも引っかかっていたのか
わかった。

そうか。そうなのだ。
まあ、これだけは断っておくけど、はっきりいって、そんな手が
一本どころか、無数に可視化したら気分悪いし、平静でいられる自信がないから
この先も未来永劫見えなくて良いのだけれど
見える・見えないじゃなくて

我々、生あるものは、常にそういった「手」に引っ張られながら生きている
(ある人は「声」だというかもしれない)
この毎日、毎日、ひたすら糧を得ようと、なにかの概念、なにかのシステムで
その存在を忘れよう、遠ざけよう、としているが
常に我々の背中に張り付くその影

汝の名前は「死」

そしてそれを与えるもの。
汝を「悪魔」と名づけよう。
(どうでもいいけど、いま、春の嵐とやらで外は雨が降っていて
びゅ~びゅ~風が吹いていて、ムード満点で怖いw)

石はこの二つに恐怖しているのだ。
もうどうしようもなく怖い。
そして本質的に石が心の底から恐怖して言るのは
(たぶん石の性格とか傾向が影響していると思うけど、石は、人間は
結局、誰とも分かり合えぬ孤独な生き物だと思っている)
誰も自分を完全に理解してくれない、という孤独感
そこからくる言い様の無い不満、不快、不自由、不公平、それらの思いが
「死」と「悪魔」を意識することで、より鮮烈に、鮮明になってしまう。
いつも必死になって忘れよう、意識しないでおこうとしている
しかし小説や映画などで「死」や「悪魔」が立ち現れてしまうときがある。
(だから。思い出すのが怖いから、ビビッて見ないのだ)
石は「孤独」が恐ろしい。「死」や「悪魔」も心の底から恐怖している。

オヤジは今日も独り言を続ける。淵から溢れた言葉は石には何かへの
抗いに聞こえる。「わかってほしい」とオヤジが言っているのだ。
だが良く聞けば、独り言を言っているのはオヤジだけじゃなかった。
オカンも、妹も、声に出しては言わないが「独り言」を繰り返す。
わかってほしい。
わかってほしい。
その声に満ちている。その声しか聞こえない。
この場所で、この世界で、その声が止むことは無いのだろう。
誰もが「孤独」に怯え、やがて「死」が訪れること、自分が誰にも理解されず
生を終えることに「恐怖」している。

石はやがて死ぬ。その時が訪れるホンの少し前に、「孤独」こそが
あるいは人類にとって普遍で共通する感情だ、という諦観に至るだろう。
しかし絶望はしない。きっと「ビッグフィッシュ」のお父さんの様に
魚になって川に帰ることを望むのだ。
あるいは「コンスタンティン」の様に、煙草をやめてガムを噛み
1秒でも長く生きることに価値を見出すのだろう。
それだけだ。世界は本当に、それだけだ。