息子を羽田空港に送ってから帰る途中、彼はずっとぐちぐち言ってた。
もう一日、日曜日も居てくれたら、ゆっくり話も出来たのに、と。
彼は平日は仕事のことで頭がいっぱいで、土曜日になってやっと余裕が出来た途端に息子が帰ってしまったから、彼は彼なりに寂しかったみたいや。
彼は息子にほんとは話したいことがいっぱいあるみたいやけど、そのわりにいざ顔を合わすと、照れるみたいであんまり喋らへん。
普段、一緒に暮らしてへんし、東京と大阪で遠く離れてるし、滅多に会える機会もない。
でも何となくお互いに気持ちで繋がる部分があるみたいや。
まだまだ、これからも時間はたくさんあるから、
と彼は言うけど
どうなんかな。。
息子は大阪で暮らすようになって、実父の家族と会う機会が増えたみたいや。
義理の弟や妹のことは可愛がってるみたいやけど、実父のことは許してないらしい。
人間としては認めてない、と言い切ってた。
息子は人間の身勝手で弱い部分ばかりを今まで見すぎてきたけど、人の心の本質も見えるようになった。
彼のこともきっと、どんな人かわかってるんやろなと思う。
多くを語らなくても、通じ合う何かがあれば男同士はそれでいいんやろな。
深いな。
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